震生湖誕生100周年記念式典&震生湖の案内マップ
震生湖を震災遺構として、後世に引き継いでいくことを再確認する節目として、本日は、南地区自治会連合会はじめ関係者、隣町の中井町長、町議の皆さんをお迎えして、記念式典が厳粛の中にも盛大に開催されました。
式典終了後は、文化庁文化財調査官の柴田伊廣氏による講演『震生湖の魅力と災害遺構のこれから』と、市内南小学校の児童による「震生湖たんけん」学習の成果が発表されました。
講演会の冒頭では、阪神・淡路大震災の特徴をあらわした活断層を切り取った野島断層保存館など、全国の震災遺構の保存事例が紹介されました。
いずれも本市にはない、工夫を凝らした保存展示が印象的でした。
震災遺構の見せ方、展示にも、色々あるんですね。価値ある事例をスライドで見ることができました。大変、参考になりました。
☆防災・減災~飽くなき探求と科学
記念式典のテーマは、震災遺構を利活用することによって、震災を次代に繋いでいくことでした。
柴田伊廣氏は、震災遺構、震生湖の魅力をお話になる中では、「鎮魂のため」でもまた「防災意識」を高めるだけでもなく、災害に対する科学的な目、ものの考え方、ものの見方を養う、こんなことをリードしていたと思います。
少し横道にそれますが、寺田寅彦は「災害を正しく恐れる」という言葉を残しています。災害を科学の目で正しく理解する重要性では共通していると思います。
いずれにしても、震生湖を上手に利活用することは、市民、行政など、それぞれの立ち位置で、それぞれを高めていく役割があるのではないでしょうか。
頭の中では、こんなまとめ方をしてみました。
今日は100年という節目、歴史的な式典、有意義な講演会に立ち会えましたことに感謝を申し上げます。
☆その他の情報
今日、朝の出がけに県立秦野総合高校前に「震生湖の案内マップ」が設置されていることに気づきました。
この「案内板」は「秦野市南地区きれいな住みよい町づくり運動推進委員会 震生湖部会」が設置したものです。
南地区内には8カ所、設置されたと聞いています。これで、市民の皆さんにも震生湖がグッと身近な存在になると思います。嬉しいですね。ありがとうございます。



