秦野市議会議員選挙~戦後処理
おはようございます。選挙期間中の不安定だった空模様が一転して、ようやく安定してきました。今日は晴れ、しかも暑くなりそうです。新しい朝からのスタートです。
皆様の後押しで、4期目への挑戦が始まりました。
にわかに週明けから慌ただしくなりました。
29日は当選証書付与式、今日からは選挙運動費用収支報告書の作成、会計処理、事務整理、会派構成のための調整などに追われています。
数字からみても、今回の選挙、厳しい選挙であったことは間違いありません。
低投票率でしかも多数の立候補者、何でもありの様々なことが見え隠れした選挙戦でした。
しかも地域の身近な問題に対する政策提言や問題提起というよりも、選挙の在り方だけを問いかけた人、様々な組織を後ろ盾にした人、様々な「選挙パフォーマンス」が繰り広げられました。
今、政治に対する無関心層の広がりは留まることなく進んでいます。
本市の場合も例外ではありません。
今回の状況、「当事者」だけが熱狂の渦にあって、さらに無関心層が増えていくのではないかと危惧します。
まるで、ニューズリールのような大正デモクラシーの終焉期と重なる歩みを見ているようです。
多くの現職議員が票を減らしました。厳しい「疑問符」が突き付けられたのではないかと。議員としても厳粛にシッカリと受け止めていきたいと思います。
☆選挙に無関心な人は寝ていてくれればいい
為政者というものは、とかく高い投票率を嫌う傾向にあるようです。
有名な話では「選挙に無関心な人は寝ていてくれればいい」こんなことを言った首相がいました。失言というよりも本音でしょうか。
一方、”小牧長久手”で有名な愛知県新城市、ここは周辺の都市よりも突出し、いつも投票率が高いです。
常に70%台をキープしています。
住民自治には欠かせない社会教育と生涯学習のすみわけがハッキリし、大変、充実していることです。
極めつけは、公の役割として、市民任せではない、様々な「民と官の協働の取り組み」などがあることです。
今年の3月の予算決算常任委員会と、6月の一般質問では新城市のほんの一例として、報酬制を取り入れた、若者議会を紹介しました。
この若者議会は様々な政治家(市議会議員や東京都区議会議員)を輩出しています。
こういったことも何かヒントになれば良いです。しかし問題は誰が仕掛けていくのか、やはり議会とともに、公が果たす役割は大きいのではないかと思います。
いずれにしても一朝一夕にはいかないと思います。
地域では社会教育や協働の取り組みなど失われたものも多く、長い道のりを要する覚悟が必要ではないでしょうか。

