第19日 環境都市常任委員会&予算決算常任委員会環境都市分科会
一挙に春が
ぽかぽか陽気です。今日は委員会、最終日です。
環境都市常任委員会に、引き続き、環境都市分科会の環境産業部、建設部、都市部、上下水道局が所管する補正予算の審査でした。
☆主な付託された議案の審議
いずれも、本会議で採択すべきものと決定しました。
(1)議案第8号 秦野市商業地における企業等の立地及び施設再整備の推進に関する条例を制定することについて 賛成しました。
条例としては、何となく拙速感があります。にもかかわらず、何となく、本市としての「秘策」があるような気配を感じた条例です。
根拠はないですが、いずれにしても、結果は一年以内に出るような予感がします。
(2)議案第13号 訴えの提起について~「名水はだの富士見の湯」と「はだのクリーンセンター」を接続する熱供給施設において発生した不具合により生じた損害に係る賠償金等の支払を求めるための議案 反対しました。
☆名水はだの富士見の湯~事故の論点
市が税金を使って、工事事業者を相手どって、提訴するからには良い結果を出してほしいです。
応援するとかしないとかの問題ではなく、提訴が最善の策であると、議会に提案をしているわけですが、提訴の理由に納得できなければ、賛成できません。
令和3年2月に学者や弁護士などの専門家の方々から「最終報告」が出されました。
「最終報告」の39ページには「元請け施工業者は、施工に関する現場接続部フロー図に則った施工を行う必要があるが、溶接部箇所施工写真を確認すると、施工要領書に則った施工がされていない」とあります。
☆振り上げた”拳”
一方、「最終報告」38ページには「鋼管からステンレスフレキシブル管への仕様変更にあたり、工事主管課は、管材による性能の違いや実績等を踏まえ、変更の必要性を精査すべきであった」
また「仕様変更にかかる施設所管課への情報共有も図られていなかった」など、役所機能の致命的な欠陥が指摘されています。
さらには41ページの締めくくりに、「施設が完成して、1年に満たない時期に不具合が発生したにも関わらず、関係課の危機管理意識の共有や、法的責任にかかる可能性の考慮が十分でなかった」と手厳しい指摘があります。
識見の高い専門家の手厳しい「最終報告」の指摘に対して、ご答弁では「重く受け止めている」とのことでした。でしたら、提訴すべきために、議会に提案すべきではなかったと思います。
裁判を通じて、何を明らかにしようと考えているのでしょうか。考える順番が違います。「最終報告」をもっと咀嚼(そしゃく)してからでも遅くないはずです。
いずれにしても、振り上げた「拳」は、もう、引っ込められないと思います。
他にも専門家の分析には、本市工事担当課の問題点を様々な角度から指摘している記述が随所に見受けられます。
「提訴」による解決は適切でないと考え、この議案に反対しました。本会議でも反対します。
(3)議案第16号 令和3年度秦野市一般会計補正予算 (4)議案第17号 議案第18号令和3年度秦野市水道事業会計補正予算 (5)議案第19号 議案第20号令和3年度秦野市公共下水道事業会計補正予算
☆案件一覧 環境都市常任委員会
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1645152322918/index.html#10
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16日、17日は一般質問が予定されています。

