一般質問 途中報告~③―1堀水路の水害対策について | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

一般質問 途中報告~③―1堀水路の水害対策について

カラスは白い


おはようございます。清々しい朝です。今日も、長文で失礼します。


最後の3つ目の一般質問のテーマは「堀水路の水害対策について」です。2回に分けてアップさせていただきます。


◆堀水路の暗渠の概況について
トップの写真は、今年3月19日に撮影された暗渠上の公共残土(左)と、分類された廃棄物(右)です。

 

残土は約30平方㍍で4トン車55台分になりました。この暗渠には10年以上前から秦野市の公共残土等が運びこまれています。

 

暗渠の総面積は約5100平方㍍あります。単純に仮想換算すると、積もり積もって18,000トンくらいにはなると思います。4トントラックで6千台になると思います。

 

本来ですと、暗渠の下のボックスカルバート(トンネルの一種)を設置した時の図面があれば、もう少し詳細な面積と残土等の立米を計算できると思います。

 

しかし起案文書や図面などは文書管理規程に基づき5年保存だったために既に廃棄されているそうです。

 

構造物が現存しているのにも関わらず、チャッカリなのか、ウッカリなのか知りませんが、起案文書が保存年限を盾に、廃棄するのは乱暴過ぎ、言語道断です。考え方を根本的に変えていただきたいと思います。

 

そもそもこの暗渠の下のボックスカルバートが詰まった時のためにマンホールがあります。少なくても5か所あるようですが、2か所を除き、公共残土に埋もれています。


◆神奈川県の見解は一般廃棄物
堀山下・堀川地区にある堀水路の暗渠上に保管されている公共残土等は、6月議会での一般質問で「産業廃棄物」ではないのかという質問に対して、ようやく「一般廃棄物」という結論が出されました。

 

これは今年7月12日、本市建設部建設管理課と神奈川県湘南地域県政総合センター環境部環境調整課との「合同現地調査」の結果を受けた、県からの見解だったようです。

 

しかも「文書」ではなく、「口頭」だったそうです。


◆ある日 突然、全議員に建設部長から「報告」が
7月12日の現地調査を受けて、1か月半たった9月2日に、突然、建設部長から秦野市議会の全議員宛に「報告」がありました。

 

私は全議員を代表して一般質問をしたつもりはありません。また「全議員に報告してください」などと要求もしていません。

 

勘違いしているような、というより前代未聞の勝手な思い込みの判断で、とんだ展開になってしまったようです。

 

一方、目と鼻の先の当事者である地元自治会や地域の方々には、神奈川県と秦野市との現地調査が周知されていませんでした。ここがいちばん問題です。

 

また「一般廃棄物」であったことや、この結果報告も知らされていませんでした。この現地調査に、どのような目的やいかなる理由があったにせよ、こんな杜撰な話はありません。

 

これは地域の主権に抗(あらが)う行政行為であり、地元住民を「無視」した姿勢ではないかと思います。

 

地方自治や行政運営の進め方に、そのセンスを疑ってしまいました。(つづく)


◆秦野市議会 議会中継録画 *近々にアップされると思います。