因果関係と相関関係 | fullmoon-cherryのブログ 

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食べること、プチ旅行が好き。

人工知能は相関関係から未来を導くらしい。

そうだろう。
過去の事象を記憶し、パターンとしてより確率の高い事象へとなるべく判断する。
故に、実際我々の人生の中で起こり得る事象は常に相関関係で生じているといえるかもしれない。
必然であれ偶然であれ、ある場所にいたことである人に出会う確率が高まるとする。そうすれば、どのタイミングで誰と出会うか、それらは結婚ですら相関関係で決まりかねない。すなわち、結婚するにしても「この人でならなければなかった」理由は本来的には存在しない。
しかし、人はともすれば因果関係で捉えようとする。
失敗すれば過去の経験不足を原因とした因果で捉え、成功すれば過去の努力を因果でとらえる。だが「~をしたから~になった」といった因果関係が、実際にはすべてを捉えることは不可能である。
この世界の起こるべく事象ほとんどは相関関係でできている。
それでも人は、因果で捉えなければ自身を納得させられない。

また人は責任回避をしたがる。
その因果について過去の原因が自らにありかねないこととしても、それを別の責任に回避することで自らを楽にしようとする。
そのアイテムのひとつが「宗教」であると言える。
わけのわからない不幸な出来事に対し、それは自分自身の与り知らぬところのものが原因であると言いたいときに使うのだ。
真剣に信仰しなかった。その理由は相関関係の図式には当てはまらない。

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ともかく、人口知能に期待しよう・・・