都心を疾走!! ~サイクル通勤の快楽~
40を前に肉体改造を思い立ったはいいが、仕事は多忙を極め、食事は不規則。これじゃあ、いつになっても腹筋が割れない…。そこで片道17kmの自転車通勤に転向し、とりあえず体力維持と基礎代謝アップをはかることに。さて、わたしのカラダ、どう変わるでしょう?
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まずはカッコ~その5 寒さと汗と鼻水と

さあ本格的に寒くなってきた。まだ真冬とはいいがたいのだが、このくらいの気温はかえって温度調節が難しい。途中でアウターを脱ぐか脱がぬかは大きな判断の分かれ目だ。

ここ数日、朝晩の気温は10度前後。コートなしではつらいし、マフラーを巻いてちょうどいいくらいだ。しかし、厚着して自転車をこぎ始めると15分後には汗がふき出し、大いに後悔することになる。薄手のナイロンものをインナーに、なんて計画していたが2度ほど試してやめてしまった。とにかく、すごい汗なのだ。あれじゃパンツにまで汗じみができてしまう。

汗をかくようなことをしながら汗に悩むとはあほな話だが、びじょびしょのシャツで職場には行けない。これはけっこう深刻な問題だ。

くわえて鼻水問題も発生した。外気温と体温の差が大きければ当然鼻水が出てくる。ロードレーサーは走りながら手鼻でじゃんじゃん排泄しているが、あんなまねをしたら服や靴が鼻水まみれになってしまう。…当然、ずずーっとすすり上げる(下品にて失礼)しかないのだが、これが度を越すとのどがやられてしまうのだ。ただでさえ、体を冷やしながらのどに炎症の元を生じさせていれば風邪をひくのは必然ともいえる。いやーこれも厄介だ。


悩んでばかりもいられない。けさは発想を転換。なるべく汗をかかなければいいのだ、ということで、きちんと防寒を施したうえでいつもより10分時間的余裕を持ち、出発した。ヘルメット姿でママチャリに抜かされる屈辱に耐え、歩道を中心にたらたらと走る。それでも新宿に着くころにはコートとマフラーが不要になった。ここで深呼吸。焦らず、そのままのペースで走り続け、約55分の行路を終えた。汗は頭部に少しにじむ程度。ちょっと体がほてるが、これなら平常心のまま何とかいけそうだ。

問題は鼻水。ちゃり通人の中には排気ガス対策をかねてマスク着用の人も多いようだが、メガネのボクがまねをすると、熱い吐息がメガネの下から入ってきて視界を失ってしまう。これは危険だ。現時点では、大好きな「とど黒ちゃん」のCMを思い浮かべながらのど飴をなめつつ走るのが最善の策か。どなたか、いい方法があれば教えてください。

マイ・快楽スポット

最初のうち、試行錯誤していた通勤経路もほぼ定着してきた。どのルートを選択するか、迷いがなくなると定番ルートの中でお気に入りのスポットができるようになる。

朝のルートで好きなのは新宿御苑に隣接する2車線の道。駅前の渋滞で少し緊張した体と心が、深い緑地沿いの裏道でふっとゆるむ。ここからオフィスは約10分。もうきつい上りはないが、すぐ先は、チャリ通がプチバトルを展開する新宿通りだ。

そのまま四谷、麴町を走り抜け、国立劇場、最高裁前を通過すると、目の前にお堀と皇居の緑がぱーっと広がる。三宅坂から日比谷公園までの下り坂。これは文句のつけようがない快楽スポットだ。汗ばんだ体に風があたり、疲れが消えていく。


これに比べると、深夜の都心は人通りが少なく、チャリもんの姿もない。何も悪いことはしていないのに、人目を忍ぶような背徳的な気分になってくる。大通りを走るのは特に孤独だ。

この点、甲州街道とほぼ平行にのびる2車線の通商「水道道路」は、広さも暗さもちょうどよく、車通りも少ないので無心になって走れるのがうれしい。幡ケ谷や笹塚付近の道沿いには、ちょっとよさげなレストランやバーがぽつぽつとあり、40代くらいのカップルが静かにビールを飲んだりしていい感じだ。深夜、こういう町はずれで、自分の金で飲み食いする大人っていいな、と思いつつびゅーんと家路を急ぐ。

この水道道路が環七にぶつかった先に、夜の快楽スポットがある。距離にして200メートルくらいだろうか。信号の変わり目をついて、環七をまたいで直進すると、細い一方通行の露地がひっそりと口を開けて待っている。古くて倒れそうな民家や商店が密集した、いかにも「路地」という感じの暗い、暗い小道だ。

この一帯は沖縄出身の住民が多いらしく「めんそーれタウン」なる立て看板があったりする。深夜でも焼き肉屋さんからいいにおいが漂ってくる。人通りはほとんどなく、民家や商店の明かりも消えてはいるが、閉じた戸の向こうに生活の気配が感じられるせいか、不思議と安心感があるのだ。

最近になってここを通るようになったボクが、この一角に愛情を募らせていることを、ここの住民は当然知らない。立ち寄れそうな店もあまりないので、いつか好意を伝えたり、地元の人と交わるようなこともないのだろう。だが、喧噪を抜け、暗い小道に走り込むときの、胎内回帰のような、あのやさしい感覚が、今はとても楽しみになっている。

おめでた祈念

ちょっと道を外れ、わが家の愛犬の話

うちのラブはもうすぐ4歳。女盛り、ということで先々週、ブリーダーで交配にチャレンジしたところだ。

犬の排卵周期は毎6カ月で、交配は春に続き2回目。日本では極めて少ない英国血統のラブ(えっへん)なので、かわいそうだが自由恋愛は禁止だ。春と同様、広尾のブリーダーに預けて、あとは神様に祈るばかり。頼んますよー。

春の交配の時は、初体験ということもあり、こちらも細心の注意を払った。犬のほうは、あきらかに疲れやすくなり、心なしか態度もオンナらしくソフトに…。転がっていたぬいぐるみを拾ってきては授乳のようなしぐさを始めるに至り、はた目にも妊娠間違いなし、という様子だった。

だが、エコー検査の結果「あれー?入ってませんね」。何とゼロ。母犬らしいしぐさはすべて想像妊娠が原因だったらしい。せっかく散歩も短距離にして気を使っていたのに何なんだい、と一家でがっくり。犬のほうはしばらくすると「模擬授乳」もやめてしまい、元のやんちゃに逆戻りしてしまった。

そんな体験があっただけに、今度こそ、と思う気持ちは強い。せっかくオンナとして生まれてきたのだもの。出産、育児を経験してもらいたい、と思うのが飼い主の親心。今期の交配結果が判明するのはきょうかあすくらい。心なしか、いつもより甘えたがるし、日中は眠ってばかりだ。今回はいけてるような気がする。妊娠に成功していれば出産は年末ぎりぎりか。神様、お願い。子犬を授かれますように!

尻の救世主

到着~!待ちに待ったふかふかサドルが届いた。スペシャライズドのコンフォートプラスという商品で、幅広く、二つ割れで、なおかつクッションはぐにゅぐにゅのジェル製。veloのかちかちサドルから切り替えると、まるで煎餅布団からウォーターベッドに転向したかのようなやわらかさ。んー気持ちいい。これまでの苦しみから一瞬で開放されたぞ。

体験したことのない方にはわかりづらいかもしれないが、自転車乗りの尻痛は●門付近の痛みではなく、二つの尻骨(医学名は知らない)の先端部分がしびれたような、疲れたような独特の痛みだ。何とかならんか、とすがる思いでものの本を読めば「そのうち慣れる」とバッサリ。そんな不親切な説明あるかい、と本を投げ捨てはしたが、なんとなく、尻の痛みは耐えるのがサイクリスト的だと思い込み、しばらくは耐えていたのだった。あー、馬鹿ばかしい。こんなに楽ならとっとと買うんだった。

高校生のとき、急に格闘家を志し、空手部の門をたたいたことがある。やさしそうな先輩。「ハイそれじゃ、皆と一緒に、拳立て50回やってみて」。ふむふむ腕立てじゃなくて拳立てか、格闘家っぽいな...と胸を躍らせたのはつかの間、あまりの痛さに2回とできない。いてー、体育館の床ってこんなに固かったっけ?こぶしをさすりながら立ち上がるボクに先輩が教えてくだすった。「空手はまずこぶしをつぶして、がちがちに硬くしなくちゃ始まんないんだよ」。ひぃー、すみません。その理屈、ボクには異文化です。格闘家になろうなんて金輪際申しません、と、さっき叩いた門を後ろ手で閉め、逃げ去ったのだった。道着買わなくて良かったぁ。

このまま「そのうち慣れる」と信じて尻の痛みに耐えていたら、自転車をやめることになったと思う。だって良く考えたら、プロも使うサイクルタイツには分厚いヒップパッドがしっかり縫いこまれている。あいつら、プロのくせにぜんぜん慣れてねーじゃん!よかった、だまされていたことに早く気づいて。

快調、カイチョー

細タイヤに履き替えて初出勤。やや風邪気味なのでペースはゆっくりで走ってみた。

いやー快調快調。すいすい進む感じが心地よい。とくに並速ではスーッとすべるよう。疲れを感じずにたちまち永田町に到達。軽くこいだのに時間はいつもと変わりない。こりゃいいや。かっこわるいけど許してやろう。

ただしスピードの代償に安定感はかなり失われたようだ。歩道と車道を頻繁に使い分ける街乗りでは、境界の段差、しかもごく小さい段差が転倒につながることがある。MTBやBMXのタイヤなら難なくクリアするところでも、新タイヤだとちょっとコワイ。案の定、山手通りあたりで一度こけそうになった。慣れるまでは要注意だな。大のオトナが週に2回も転んではしゃれにならん。

それと問題は、尻だ。もともと今のサドルは固くて尻痛がひどかったのだが、細くて薄いタイヤに換えたとたん、路面の凸凹がもろにひびくようになった。これを1年もやったら●になってしまう。現在、注文中のふかふかサドル、早く来ないかなあ…。


今朝の朝日新聞に自転車通勤の記事が載っていた。杉並から芝に通う女性の話。たしかに15年前と比べると、車道を疾走するチャリ通風情の大人が目立つように思う。あのころは、バリバリのロードレーサーしかいなかったのが、今や①メッセンジャー②メッセンジャーばりの素人(通称ニッセンジャー)③ヘルメット着用の本気チャリ通④スーツにネクタイの堅めチャリ通⑤職業不明のめちゃこぎオジさん⑥真冬でも半そでの外国人...etc とそれはにぎやかな様相だ。みんな、それなりに自意識過剰ぎみで、独自のこだわりがあって、それぞれ自分が一番スマートな合理主義者だと思っているフシがある。交差点のちょっとした待ち時間に、ちら、ちらと互いを意識しあうサマはどこかこっけいで、微笑ましい。みんな、要するに大人気ないのだ。



足回りを強化だ

ようやく左肩のアザも消えた。転倒で萎えた気持ちも盛り返してきた。ようし、これを機に少し自転車をいじってやろう、ということで昨日は荻窪の和田サイクルに出掛けた。

ボクのJEDIは長い間、白のBMXフリースタイル用のタイヤを履いていた。小径車らしからぬごついフレームにはぶっといタイヤがよく似合う。膨張色の白、幅2インチの太さで、存在感は十分だった。

だが、毎日のように乗るとなると、太さゆえの路面抵抗が気になる。この際、カッコには多少目をつむり、速さ軽さを選択してみよう。…と、選んだのはシュワルベ社のMARATHON=幅1.5インチのタイプ。これを

JEDIの太いフレームに合わせたところ、まさに目を疑うほどのかっこわるさ。Aシュワルツネッガーの上半身が華奢な短足に乗っかっていたら、こんな感じかなあ。まあアンバランスがおもしろいともいえるが、美的には大いによろしくない。

でも、この子も今年で7年生。せっかくなのでチェーンも洗い、ボディも磨き、金具の錆も落としてあげた。試乗した感じ、確かに走りは軽い。しっかし、見れば見るほどいかさない。ボクの選択は果たして正しかったのだろうか?メカ重視、機能重視からは距離をおき、明るく楽しくがモットーだったはずなのに。

まあ、真価を示していないうちから外見だけであれこれ言っても新タイヤくんに失礼というもの。明日、びゅんと一漕ぎでなんぼのモノか見せてもらおうじゃないの。

転倒は孤独

こ、こけちまった…

水曜の夜、いい気分で井の頭通りの浜田山付近を走行中、左ハンドルの先が、歩道に駐輪しているママチャリのハンドルに接触。ぐらっときたときは既に遅し、5mほど先で豪快に転倒しましたとも。左肩で受け身をとったのでシャツはやぶけるは、自慢のバスケットはユニットがふっとんで接続不能になるは、もう散々。「なにしてんの?」とでもいいたげな通行人の冷たい視線に、顔から火が出るような思いで立ち上がるが、平静を装うにはダメージが大きすぎる。ああ、自転車乗りは孤独だ。ヘルメットかぶって立ち尽くすバカ1名。

憤然と、事故原因となったママチャリに歩み寄る。ガードレールから50cmほどはみ出たハンドルバー。(畜生、おめぇか、こんな木陰にとめやがって…)。心中で罵詈雑言を浴びせるが、相手は、なんかご用でしょうか、といわんばかりにただひっそりと停まっている。どっから見ても、ただ停めているだけだもんなあ。やっぱり、悪いのは自分か。はあ~、深いため息。残念だが、この痛み、この屈辱、誰に償ってもらうこともできそうにない。

気を取り直して、走行再開しようとするが、自転車もチェーンが変な形で外れて直らない。両手をオイルで真っ黒にして格闘すること約10分、ええいもうやめだ。あいつも、こいつも、そこ走っている車もみんなキライだ。ばかにしやがって…。

結局、女房に迎えに来てもらい、自転車は後で回収することに。

このため本日は快晴ながら、不本意にも電車で出勤。ここで折れたら駄目だ。あれっぽっち飛び出たハンドルで、凹んでしまっては…と、思うのだが、気がゆるむと襲ってくる自己嫌悪。厭世感情。あああ、自転車で転ぶって惨めだ!



まずはカッコ~その4 防寒について

けさの東京は快晴で気温も15度前後(体感)。これほどサイクリングに適した日は年間20日あるかないかだろう。びゅんびゅん飛ばすうち、あっという間に日比谷に到着。皇居の緑がまぶしかった。
さて冬になったら何を着て走ろうか。防寒と汗対策を両立させるにはゴアテックスなどのハイテク素材がいいのだろうが、手持ちのアウターはウールやゴム引き綿のクラシックなもので、しかもロング丈ばかり。自転車乗るには絶対ショートなんだろうが、ジャンパーの裾から背広がはみ出た、あの格好だけは避けたい。あれやるくらいなら、自転車をやめる。
大事なコートを汚したり「はみジャケ」で生き恥をさらすよりは、いっそ薄手のサイクリングジャージを一枚携行して、ジャケットのインナーに使った方が楽そうだ。職場に着いてからも、寒中、外回りや食事で外出することは多いわけで、きちんとしたアウターは不可欠。ならばいっそコートを置いたままにして、通勤時に一枚防寒モノを着込むのが賢明だ。
サイクリングジャージって、企業や商品名のロゴがこれでもかとプリントされているのがクレイジーで格好いい。自転車に乗っている間くらいは、シックなジャケットに合わせるというののもアリかもしれない。

ついでにいうと、小学生の体育帽子みたいなちんちくりんのサイクルキャップも、広告プリント満載でやたらとかわいいし、びっくりするほど安い。こんど一個買おうかな。

体重、減少に転ず?

とりあえず食生活をいじらず、運動量を増やすだけで半月が経過。当初横ばいだった体重に減少の兆候が見え始めた。ボクは身長174cmで、平時の体重が約70kg。このくらいだと1kg程度の増減は誤差の範囲だが。70~71kgの幅が69~70kgになっている。もちろん、これも誤差といえば誤差だが、経験上、ここから2週間以内にアベレージがさらに1kg下がれば本格的な減量モードに入るはずだ。

こうなってくると、少し食事もコントロールしたくなってくる。わが女房は今週からタンパク食キャンペーン。まともに付き合うと脳の働きが鈍って仕事にさしつかえるので、半ライス、減糖、鶏肉中心、くらいのモードで行こう。明日以降は晴れの日が続く。今週は4日走れそうだ。

これが途中で萎えると、いわゆるダイエット失敗コース。数カ月後にまた別のネタで一念発起することになる。ランニングだったり、カロリー計算だったり。

こういう「慢性ダイエット志望者」を対象にしているとしか思えないのが雑誌「Tarzan」だ。同じテーマを繰り返すことで、これだけの長期間生き延びている雑誌も珍しい。いちど大宅文庫で10年分くらいチェックしてみたいが、たぶん水泳~腹筋~自転車~マッサージ~ランニング~ダンベルくらいをワンセットでループさせているんだろう。「夏までに腹をへこませ」たり、「冬こそ脂肪燃焼のチャンス」だったり、微妙な変化をつけつつ年輪を重ねていくのはすごいなあ。ある意味すっごいコンサバな雑誌だ。

でももし、この雑誌を何年も読み続けている人がいたらその人こそすごい。 尊敬します。


ロハスLOHASはきらい

 今日は雨なので電車。ちゃんとスーツが着られるのが逆にうれしい。自転車=非日常だったのが、しだいに自転車が当たり前になってきた。

 ところで、自転車通勤が環境にヤサシイなどと喧伝する声があるがこれに根拠がないのは明らか。マイカーから転向する場合はともかく、電車→チャリではダイヤに何の影響も与えない。何となくよさそう、というだけで、環境問題とリンクさせるのは安易だし、バカっぽい。

 大学生だった15年ほど前は、エコロジー思想が大はやりだった。今のロハスとよく似ているのだが、より貧乏くさく、よりウソくさかったなあ。いつだったかタイに旅行した帰りの飛行機に、ネパール帰りのトレッキングツアーご一行が同乗して「今の地球は…」「消費社会は…」と高揚した口調で大騒ぎしていた。ジェット燃料をぼんぼん燃しながらそりゃないだろ、と思ったっけ。額にはビンディ。エスニック服着て、機内食を手で食べてた。あのアホらしさったら。

 で、ロハスなのだが、これもキライ。買い物好きは改めず、知恵とセンスで地球に優しい生活を楽しもう、という考えは一見スマートなのだが、RV車からプリウスに乗り換えても、Tシャツをオーガニックコットンにしてもゴミが増えるだけ。かつてのエコロジストは曲がりなりにも環境を本気で救おうとしていたようだが、ロハスには「どうせ何も変わらない」と十分承知の上で「でも私はマシなことしてる」と自己陶酔しているふしがある。選民意識と自己欺瞞。むー、あまりに無駄だ。エコの人よりたち悪いかも。

 ロハスの人は「持続可能性sustainability」という言葉が好きなようだが、最近、大好きな坂本龍一がこの言葉を多用して、ロハス教授になってしまった。流行り好きのいい人ほどこういう穴にはまってしまうのだ。ブランド大好き、買い物大好き、大量消費の俗物丸出しの方がまだ潔いし、よっぽど知的なのに。

 自転車乗りも、気を抜くとロハスの穴に落ちそうになる。自然素材の方々、たのむからボクのことは放っといて。地球のためを思って走っているんじゃないんです。