秋の長雨が続いたかと思うと、
台風がやってきたりで、
なかなか自転車に乗れない日がありましたね
ようやく、
天気のいい日が続いていますが
ふと気付くともう12月
ぼやぼやしていると、
もうすぐ冬将軍が
いらっしゃいます
乗れる時にしっかり乗って、
自転車ライフを満喫して下さいね
さて、
フルクラム2018モデルの、
スピード40Cとレーシングゼロカーボンに、
新たに搭載された2つのポイントが、
ツイル織りとAC3でした!
スピード40Cの218モデルを紹介した
前回のブログでも、
その辺は触れました
ダイレクトな走りと悪天候にも強い2つのポイント♪
今日は、
ツイル織りについて、
もう少しお話させていただきます
ツイル編みのポイントは「遊び」と「弾性」にあり!
もともと
スピード40Cとレーシングゼロカーボンでは、
リム面にカーボンを採用していました。
カーボン採用による最大のメリットは、
軽量化と高い剛性が得られることで、
その結果、ロスの少ない
ダイレクトな動力伝達が可能になりました
また、カーボンは
振動吸収性にも優れていますので、
素材の俊敏な反応性により操縦性も向上します
このように、
すばらしいメリットを持つカーボンリムですが、
フルクラムはさらにそこに
新たな手法を投入して来たんですね~
フルクラム2018モデルの、
スピード40Cとレーシングゼロカーボンでは、
カーボンリム面にツイル編みという
新たな手法を採用しています
このツイル編みですが、
日本語では「綾織り」といって、
実は普通の服の布地なんかでも
よく使われている編み方なんですね
一般的な布地は「平織り」といって、
縦糸と横糸を交互に編みこんでいきます。
図にするとこんな感じになります。
これに対して、
「ツイル織り(綾織り)」というのは、
1本入れて2本飛ばしという順序で編みこんでいきます
こちらも、
図にするとこんな感じになります。
図を見てわかるように、
このような「ツイル織り(綾織り)」は、
平織りよりも、縦・横の接点が少なくなりますから、
その分、伸縮性が増すという効果があります
では、この「ツイル織り(綾織り)」を
新たに採用するメリットはというと、
ずばり「弾性」ということになります
もちろん、「弾性」とはいっても、
ゴムボールのような状態ではありません
もともとが、
カーボン繊維で編んであるわけですから、
十分な剛性を持っているわけです
それが、「平織り」の場合には、
ギュッと隙間なく編みこまれているのに対し、
「ツイル織り(綾織り)」の場合には、
縦・横の接点が少ない分だけ「遊び」があるのです
ですから、
強い負荷がかかった場合のみ、
この「遊び」の分だけ伸縮するということで、
剛性的な問題はまったくありません。
ホイールの形状は、
常に「真円」であるのが理想です。
しかし、実際には、
荷重や傾度がかかると、
どうしてもリムが潰れてきます。
その大きな負荷がかかった時のみ、
「弾性」が働き、潰れを戻してくれるのです
例えば、
高速でカーブに入っても、非常に安定していて、
さらにカーブ後の立ち上がりなどは、
しっかりとスピードに乗れるホイールとなります
もちろん、
振動吸収性もさらに向上して、
疲労もしにくくなりますね
そして、そして、
実は、この「ツイル織り(綾織り)」、
見た目もきれいなんです
さきほどの図ではわからないと思いますが、
あの図をちょっと縮小すると、
こんな風になります
はい、
斜めに線が入るように見えて、
キレイですね~
しかも実際のカーボンですと、
光の反射で斜めに大きくきれいな模様が現れ、
ドレスアップ・パーツとしても素晴らしいんです
ほらね!
こういう説明を書いていると、
本当に、
技術は日進月歩だなって思います
この「ツイル織り(綾織り)」の採用一つを取ってみても、
間違いなく、
より速くより快適に走れるホイールに進化しています
気になる方やもっと知りたい方は、
ぜひお気軽にご連絡ください!
お待ちしております
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