ふと気付くと、もう12月、師走です
ほんと、時間が経つのは速いですね
きっと貧脚の私よりも速いと思われます
さて、寒くなり、
師走になり、年の瀬も近づいていますが、
おかげさまでホイールのご注文を
たくさんいただいております
ありがたいことです
感謝いっぱいの気持ちです
そして、それ以上にたくさんの、
メールやお便り
もいただいております。
ありがとうございます
その中で多いのは、やはり
レーシングゼロC17の硬さに関する
ご質問が多いです
例えば、
「硬いそうですが大丈夫ですか?」
「硬くても乗りこなせますか?」
といった内容です。
確かにネットなどを見ても、
「レーシングゼロは硬い!」という
記述が多いので、
心配な部分はありますよね
そこで今日は、
レーシングゼロC17の硬さについて、
お話しをしていきたいと思います。
FULCRUM Racing Zero C17 Clincher wheel set
レーシングゼロ C17/RACING ZERO C17 クリンチャー ホイールセット
高剛性レーシングゼロC17を乗りこなすためには、ペダリング習得をするべし
レ―シングゼロC17の購入を検討中なのですが、
一番の心配はその硬さです。
本当にそれほど硬いのでしょうか?
硬くて膝を壊すということはないのでしょうか?
山梨県 Y.K.様
Y.K.様、
ご質問いただきましてありがとうございます
また、ここではご紹介できませんが、
同様のご質問いただいたお客様も
ありがとうございます
ご一緒にここで説明させていただきますね
まず最初に、
本当にそれほど硬いのでしょうか?
という質問ですが、
はい、硬いです
これは、もちろん、欠点ではなく、
この硬さこそが、レーシングゼロの
最大のメリットなのです
硬い、すなわち剛性が高いからこそ、
力をしっかりと伝達し
踏みこんだパワーを逃がさないのです。
柔らかいホイールは、
どうしてもしなってよじれるために、
力が逃げてしまいます
ですから、走行性能で言えば、
硬いホイールこそ、
パワー伝達性に優れていて、
驚くほどの加速性能や推進力など、
卓越したパフォーマンスを示してくれます
そのような長所を生みだすのが、
レーシングゼロの高い剛性であり、
レーシングセロの硬さなのです
そして、2番目に
硬くて膝を壊すということはないのでしょうか?
というご質問ですが、
硬いから膝を壊すということは、
絶対にありません
実際に自転車で膝を壊す人はいます。
でも、それは硬いホイールのせいではなく、
ペダリング技術のせいなんです。
ここで、基本的なペダリングについて、
説明しておきますね
ペダリングは、
①つま先を下に向けながら
②内股の状態で
③片脚を2時から4時までを踏みこみ
④過ぎたら力を抜き後ろ側へスライドさせ
⑤反対の脚を引き上げつつ
⑥前側へスライドさせ2時から踏みこむ
ということを行ないます。
ペダリングが上手な人は、
踏みこんだ片脚が下死点に付く前に、
その脚の力を抜き、
逆側の片脚に力を入れ、引き脚をします。
こうすることで、
スムーズな円運動として
ペダリングができるのです
逆に言うと、
スムーズなペダリングができない人は、
力を下死点までかけてしまうので
下死点で力が行き場を失い、
衝撃として脚に帰ってきてしまうのです。
この衝撃が膝に来て、
膝を壊すことがと多いいのです
ですから、しっかりとしたペダリングさえできれば、
衝撃もないですし、膝も壊しません
では、ペダリングが上手になるには、
どうしたらよいのでしょうか
それは意外と簡単なんです。
普段から最初の30分程度、
通常の8割程度の巡航速度で、
このペダリングを意識して走るだけで、
効果抜群です!
このように意識して走るだけで、
確実にペダリングが上達します
ただ、この方法だと、
自分が本当に上達しているのか、
客観的にわからないんですね
そこで、実はもっといい方法があるのです。
それは、ローラーを使うことです。
三本ローラーですね
えっ と思う人もいるでしょう。
「ローラーって体力を身につけるんじゃないの?」
「ローラーでペダリング上手になるの?」
と思う人もいますよね。
なるんです
三本ローラーは本当に上達します
ローラーには、
固定ローラーと三本ローラーの
2種類があります
よく、どちらがいいのですかと聞かれますが、
静音性やお気軽さでいえば、
固定ローラーです
でも、本気でトレーニングするなら、
絶対三本ローラーです
この写真のように、
三本ローラーは支えがないので、
バランス感覚が非常に大事なんです
そして、そのバランス感覚は、
ペダリングと大いに関係があるのです
ペダリングが下手な人は、
バランスが悪いので、
三本ローラーで高速でもがくと、
跳ねてしまうんですね
ペダリングが下手だと、
脚が2~4時の所は瞬間的に速くなり、
下死点のところで瞬間的に遅くなります。
このスピードのムラが、
バランスの悪さを引き起こし、
跳ねてしまうわけです
そして、必ず誰でも、
左右の脚の力の強さが異なります
これもバランスを崩して、
跳ねる要因です。
左右の脚が均等にパワーを出力するように、
意識してローラーに乗ることが重要です。
とにかく、三本ローラーを回し、
跳ねないように走り込む
ローラー上で跳ねれば、
まだ不足点があるということなので、
自分の上達度が客観的にわかります
ちなみに、私も経験ありますが、
ひと冬みっちりと、
三本ローラーでペダリングの練習をすると、
春先の自分の実力アップに驚きます
それほど重要なペダリングが、
室内で使える三本ローラーで
身に付きます
雪が降ったり、寒かったりする冬に
ちょうどピッタリですよね
ということで、
このようなペダリング技術が身に付けば、
膝を壊すことなどないです
むしろ、
ペダリングをしっかり身につけるためにも、
硬いホイールにした方がいいと言えます
フルクラムのホイール、
特にレーシングゼロの硬さは
最大のメリットです。
ぜひ、そのメリットを最大限に生かし、
時の流れの速さに負けぬ、
走りの速さを身につけて下さい
FULCRUM Racing Zero C17 Clincher wheel set