輪屋のホームページを見たのをきっかけに、結局うちで働くことになったアトピーのヒロくん。
1か月くらい前、急に 「俺、断食します」 と言い出し、3日間の断食を実行

男の人って面白いなーと思うのが、やり出すまでは時間がかかるんだけど、
「やる」と言い出すと、こちらの方が「何もそこまでしなくても…」と思うくらい
トコトンやる人が多いですよね。
で、そんなヒロくんに「ねーねー断食どうだったのか、レポート書いてー」と頼んだら
書いてきてくれました。
今日は、そのレポートを一言一句変えずに、そのまま掲載します。
みなさんの役に立てたらヒロくんもアトピー冥利に尽きると思います。
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輪屋に入って5か月が経ち、断食をしてみようと決心しました。
それまでの5か月、アトピー完治に向けて、出来る事や思いついた事を
色々やってみました。
●食事制限・・・①なるべく無農薬の野菜をとる
②油類をとらない
③砂糖類をとらない(てん菜糖を含む)
④動物性たんぱく質をとらない
⑤一時米をとらない
●人参ジュースを毎日一杯飲む
●腸内強化(ラクティス)
●重金属デトックス(クロレラ)
●ひまし油湿布
●肌の保湿
●塩素除去の風呂・シャワー
これらを続けているうちに、まず顔に出ていた目の周り、額の部分の赤みは消えて
その外の部分のかゆみや赤みも以前と比べるとだいぶ落ち着きました。
ただ、首と腕の関節がなかなかしぶとく(特に首の炎症)、寝る時も痒くて起きてしまう
という感じで、枕には血がついてしまうということも多かったです。
このまま食事制限などを続けて徐々に少しずつ治っていくという確信みたいなものは
あったのですが、せっかちな性格上、なにか決め手になるものはないかと思っている中で
ある3冊の本に出会いました。
その本が「よみがえる千島学説」忰山 紀一
「ニンジンから宇宙へ」赤峰勝人
「アトピーは自然からのメッセージ」赤峰勝人
この3冊を読んで、決め手は断食にあると思いつき、やってみようと思いました。
なぜ断食が良いかと簡単にいえば、断食によって宿便を取り除き、腸内をキレイにしてから
玄米菜食でキレイな血液を作る(血液の浄化こそ健康の根本(千島学説))、
そうすると体質改善されてアトピーが治るということが書いてあり、
自分の中でも理にかなっているし、納得できました。
そして、この3冊を読み終えて、さっそく始めてみました。
【1日目】
(アトピーの状態) 首に数ヶ所ひっかき傷、赤みを帯びている。
・朝起きて、下剤(ミルマグ→体に残らない下剤、薬局にて1000円くらい)と
1Lの水を飲む。便は出ず。
ある程度空腹は覚悟していたので、空腹感はあるけれど1日目は割と楽でした。
・夜、900mlのぬるま湯に天然塩小さじ3杯の塩水を飲む。
20分後くらいに便が出る。
【2日目】
(アトピーの状態) ひっかき傷と赤みが少し引いている。かゆみは無し。
・朝、下剤と1Lの水。便は出ず。
・空腹感に波がある。(空腹と普通の状態を繰り返す)
ただTVや電車の食べ物の広告などがあると、ずーっと見つめてしまう。
TVはチャンネルを変える。
嗅覚が鋭くなる。20m位先にあるラーメン屋のにおいを察知できる様になる。
とはいえ思ったより元気。
仕事から帰って映画(DVD)をみて空腹をごまかす。
・夜、塩水900mlを飲む。20分後位に便が出る。
【3日目】
(アトピーの状態) さらにひっかき傷と赤みが引いている。かゆみも全く無し。
空腹感はおさまり、これが普通の状態なんじゃないかと思えてくるが、
やはり食べ物の広告を見ると生ツバが出てくる。でもすぐにあきらめがつくように
なる。さらにあと3日位いけるんじゃないかと思えてくるが、結局寝る前に明日の
朝の玄米粥の事を考えながら寝る。
・夜、塩水900mlを飲む。水の便が出る。
【断食明け】
(アトピーの状態) ひっかき傷はなくなり、小さい赤みが2~3か所あるだけで
アトピーとはわからない程。かゆみも全く無し。
ここ最近で一番キレイな状態。
・朝、玄米粥から始めるといいという事なので、玄米粥を50回以上噛んで
ゆっくり食べました。
あまりにおいしかった為、気づいたら目をつぶりながら食べていた。
【結果】
その後、2~3日はなるべく消化のいいものを食べていました。
(粥、うどん、よく煮た野菜鍋など)
アトピーの状態もほぼなにも出ていない状態で、睡眠時もかゆみで起きてしまう事も
なくなりました。
しかし、その後、アトピーに完全に勝利したと思い込み調子に乗って、外食を数回、
食べたいものを食べたいだけ食べた結果、発疹が出始め、それをひっかいて
ひっかき傷が出来始めたが、不思議と断食前ほどひどい状態までいかなくなり、
眠れないほどのかゆみもなくなりました。
断食で2歩くらい完治に向けて近づけたと思います。
今回学んだことは、断食後は調子に乗らずに、慎重に食べ物をとらなければいけない
という事でした。
しかも、断食をすると筋力が落ちてしまう事もあるらしいので、気をつけたいと
思います。
またその内、断食をしてみて、アトピーがどう改善していくのかを観察してみたいと
思います。
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との事でした。
人間味のあるリアルなレポートですよねー

でも、えらいっ

本当にえらいと思います。
しかも、このレポートの最後の締めの言葉を実行すべく、また断食に入ったらしく、
昨日会った時
「まかないの味噌汁の匂いにちょっとフラフラっときちゃいましたよ~」
と笑っていました。
なので、早々とレポートの続きを書いてもらえそうなので、
このブログのタイトルは「レポート1」にしています。
私もアトピーの時に、何回か断食をやったことがあります。
でも、性格上完璧な断食は絶対に出来ない!と分かっていたので、
“すまし汁断食”や“判断食(玄米粉の重湯のみ食べる)”などにしていました。
断食をすると本当に嗅覚や味覚が超鋭敏になって、いかに普段が鈍感になっているかに
驚きます。
私の見解ですが、私は“断食に向いていない人”もいると思っています。
これは私の体験なのですが、私のように“我慢をするのにすごくストレスを感じる”タイプは
断食しながらものすごいストレスを脳にインプットするので、
その後、逆に“餓鬼”のように食欲に対する欲求が強くなってしまいます。
それは意外に恐ろしいことで、私はそれを抜けるのに数年かかりました。
驚かす訳ではないのですが、私の体験から安易に勧められるものではないと思ったので
念のために書いておこうと思います。
ですが、私のように“我慢をするのにすごくストレスを感じる”タイプでも、
そうそうストレスをためずにするにはコツがあると分かり、最近はそのコツを使って
ものすごく簡単に“パン断ち”や“砂糖断ち”が出来るようになりました。
そのコツとは超簡単、
『“自分で選択して実行している”と心底理解すること』もし、「パンを食べるのをやめてみよう」と思ったときに、
「今はパンが食べられない…。食べられない…。」と思ってしまうようなら
まだやめる準備が出来ていないかも。
「今はパンを食べない時期、私は今はパンを選ばない」と思えれば、
本格的な断食でも後遺症なしに実行することが出来ると思います。
「食べられない」という風に“食べたい”のに“食べてはいけない”という状況を
毎度毎度味わうのと、
「パン、美味しそうだなー。でも、私は今は食べないって決めてるから!」って
思えるのではストレス度合いが全く違います。
それを私は人にお話しするときに「スーパーモデルとか、女優とか、プロボクサーとか、
オリンピックの選手とか、自分がアスリートやプロになったつもりで取り組むと
意外と楽だよ」と表現しています。
もちろんヒロくんのように、そんなこと全く必要なく遺恨を残さず我慢できる人もいるし、
うちの旦那曰く、私ほど往生際が悪く、欲の塊りの人間も珍しいそうなので、
みなさんもっと簡単に断食できるかもしれません。
でも、もうひとつ、万が一にも私と同じように往生際が悪く、欲の塊りのような人のために
書いておくと、何度もブログに書いているように、その中でも砂糖をやめるのは
結構至難の業です。
それは砂糖の中毒性の高さ故なのですが、←過去のブログ
「砂糖の魔力2」参照
砂糖をやめる時は、パンやその他の食品をやめる時と違って、脳に操られているくらいの
感覚で「食べたい」衝動が湧いてくるので、砂糖に対しての欲求は
まずは「砂糖の魔力2」で書いたような手段で体の中の砂糖を追い出してから
断食に入った方がいいかもしれません。
まー断食方法もいろいろあって、断食道場もいいし、週末断食から始めてもいいし。
「氣」にも書いたように、オーガニックレストラン「みどりえ」の萬さんみたいに
豆腐と青汁というのもあるかもしれないし・・・。
やってみよう!と思われた人は是非トライして、体験談を教えてください!
それでは~