<サッカークラブが増収するということ> | 元衆議院議員 福嶋 健一郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

<サッカークラブが増収するということ>

<クラブが増収するということ>
要は、
ホームゲームはJ1で17、J2で21。
そのホームゲームという「お祭り」をどう盛り上げるか、である。

JリーグのHPでも公開されているが、昨年度のクラブの決算における営業収益(売上)については、
J1平均で33億円。
浦和が59億円、横浜FMが46億円、鹿島と名古屋が40億円と続き、甲府が15億円である。
J2平均では11億円。
磐田が30億円、千葉が23億円と突出しており、収益最下位の水戸は5億円ちょっとである。
(ちなみに東京Vは12億円)
○J1の収益レベルがトップチームであっても世界のビッグクラブとは一桁の開きがある
○リーグ間・リーグ内の格差が拡大している
のは言うまでも無い。
「ACLチャンピオンを目指す」のか「J1で戦い続けたい」のか「J2で「地域に根ざしたクラブ」となる」のか、そのいずれかかそのいずれもか、で戦略は大きく異なる。
しかしながら、クラブの収入源は、選手移籍の違約金やリーグからの配分金などを除けば、
・入場料収入
・広告収入
・ファンクラブ、サポータークラブ会費収入
・スクール(普及事業)収入
・育成事業収入
位しかベースの項目が無いのだから、クラブとしては、
スポンサー戦略・サポーター戦略・ホームタウン戦略などを有機的に結合させて取引拡大なり集客について具体的に施策をすすめていかなければならない。そしてその前提としてクラブとしての哲学や理念が確固たるものであり、また全ての関係者に共有されていなければならない。
それができていなければ、増収は不可能だし、例え出来たとしても一過性のものであるだろう。
清宮・オコエ世代の登場で、野球は当分安泰だろう。
サッカークラブ、あるいは業界全体でどう盛り上げてゆくか。
確かなのは「かけ声」や「精神論」では(非生産とは言わないが)、生産性は限られてゆく。

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