児童養護施設入所児童等調査結果について1 | 新・保育士試験:社会的養護・教育原理攻略講座

新・保育士試験:社会的養護・教育原理攻略講座

保育士試験の難関科目「社会的養護」「教育原理」を受験される方のための「ふくしかくネット」のブログです。
「社会的養護」「教育原理」に何としても合格していただけるブログに
していきたいと思っております。


テーマ:

<児童養護施設入所児童等調査結果について1>

元記事:2015年07月29日

※ 「児童養護施設入所児童等調査の結果(平成25年2月1日現在)」または「リベンジセット社会的養護」の「社会的養護に関する各種資料ダイジェスト版」(ダイジェスト版)p133~142を適宜ご参照ください。


「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」については、昨年(平成27年)1月に5年ぶりの調査結果が公表され、昨年の「社会的養護」での出題可能性が非常に高いとみられていましたが、やはり全国試験・地域限定試験のいずれにおいても1問出題されました。

これまでの傾向から考えて、当面は「社会的養護」で毎年1問出題されると考えられます。
10問中の1問は貴重です。

資料内容はそれほど膨大ではありませんが、それでも数値が中心であり、全体を完全に押さえることは困難だと思われます。
そこで、平成28年の筆記試験の予想という観点も含め、2回に分けて、ポイントを大胆にピックアップしてみます。

なお、里親に委託されている児童を「里親委託児」、児童養護施設・情緒障害児短期治療施設・児童自立支援施設・乳児院に措置されている児童をそれぞれ「養護施設児」「情緒障害児」「自立施設児」「乳児院児」、母子生活支援施設を利用している母子世帯の児童を「母子施設児」、ファミリーホームに委託されている児童を「ファミリーホーム児」、自立援助ホームに入居している児童を「援助ホーム児」というものとします。


1 児童の委託(入所)時の年齢

  乳児院児・母子施設児 0歳
  里親委託児・養護施設児・ファミリーホーム児 2歳
  情緒障害児・自立施設児 13歳
  援助ホーム児 16歳

がそれぞれ最も多くなっています。
情緒障害児・自立施設児(および援助ホーム児)の年齢が突出していることが分かるでしょう。


2 児童の委託(在所)期間

いずれの児童の場合も「1年未満」が最も多くなっています。
長いのがいいのか、短いのがいいのかは、一概には言えませんが、委託(在所)期間は、意外と短いという感じですね。


3 児童の委託(入所)経路

いずれの児童(母子施設児以外)の場合も「家庭から」が最も多くなっています。
自立施設児では、家庭裁判所からの決定(保護処分)によるものが2位となっていますが、それも18.3%にすぎず、「家庭から」が61.0%となっています。


4 学業の状況

里親委託児・養護施設児・ファミリーホーム児では「特に問題なし」が最も高くなっていますが(それぞれ40%台)、情緒障害・自立施設児では「遅れがある」が最も高く、その割合はそれぞれ51.5%、59.3%となっています。


5 養護問題発生理由

  里親委託児  「養育拒否
  養護施設児・情緒障害児・ファミリーホーム児・援助ホーム児
         「父又は母の虐待・酷使
  乳児院児   「父又は母の精神疾患等
  自立施設児  「父又は母の放任・怠だ

がそれぞれ最も多くなっています。

養護問題発生理由については、「社会的養護の現状について」の参考資料に別の調査による数字が掲載されていたり、父と母を分けるか分けないかで順位がかなり違ってくるなど、混乱を招くことが多いのですが、混乱したままでは使い物にならないので、上記の各最多理由をしっかり押さえておくことが得策だと思います。
養護施設児・情緒障害児・ファミリーホーム児・援助ホーム児の4類型で「父又は母の虐待・酷使」が最多となっていることがポイントでしょうか。


6 児童の被虐待経験の有無

「虐待経験あり」の割合をみると、里親委託児で31.1%、養護施設児で59.5%、情緒障害児で71.2%、自立施設児で58.5%、乳児院児で35.5%、母子施設児で50.1%、ファミリーホーム児で55.4%、援助ホーム児で65.7%となっています。

里親委託児と乳児院児以外では50%を超えており、とにかく社会的養護の施設では「虐待経験あり」の児童の割合が高いということになります。

(つづく)


「保育士試験科目別リベンジセット」などの【 ふくしかくネット 】

【 ふくしかく楽天市場店 】byふくしかくネット

にほんブログ村 保育士試験




ふくしかくネットさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント