ccaefcd6.jpg8:30から自民党本部での社会保険庁等の改革ワーキンググループに出席。これまで、年金記録の統合漏れによって年金額が本来よりも少なく支払われていた場合にも、会計法上の時効適用によって、過去5年分を超える部分については不足分が支払われないような仕組みになっていた。社会保険庁のずさんな記録管理に起因することなのに、5年以上は時効が適用されて支払われないのは明らかにおかしいとの声を受けて、時効の適用をなくす議員立法での措置を急遽行うようにしたものだ。国民感情を考えれば当然の措置だといえる。
平成9年の基礎年金番号導入以前は、国民年金や厚生年金などを別々に管理していた経緯があり、以前の記録と基礎年金番号の統合が出来ていないケースが5000万件あるというのが問題となっている。野党が言う「消えた年金記録」というのは正しくなく、未だ統合が出来ていないのだ。これまで、そのような状態が続いたことについては大変問題だが、年金記録の突合を急ぐことによってほとんどが解消できる。その作業を急ぐことによって、国民の不満を一刻も早く解消していくことが大切だ。また、併せて、なぜこのようなことになってしまったかについての原因をしっかりと究明するとともに、責任の所在を明らかにしていかなければならない。
そのあと、事務所で要望事項を承ったり、打ち合わせなどを行う。お昼は、佐賀からお越し頂いた方と食事をする。
13:15からは、政調全体会議。政府の「基本方針2007」の骨子案について説明があったあと、意見交換が行われた。今日は、13:00から本会議が開催され、社会保険庁改革関連法案が採決される予定だったが、年金支給に係る時効の特例法案とセットで審議するために本日の採決は見送られた。国対間で断続的な交渉がなされ、結局本会議は18:20からの開会になり、社保庁関連以外の採決だけで終了した。
終了後、後藤田正純先生のパーティーに出席。