小説:シリウスの反証/大門剛明 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

大門さんの裁判・冤罪物。期待高まる。

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一言「一気読み!」

 

「私はむじつだ」(原文のまま)。

そう手紙を送ってきた死刑囚の、冤罪を晴らすために動く「チーム・ゼロ」。

弁護士や科学者等のスペシャリストで、構成されたチーム。

どうやって反証していくのか。

 

ここで焦点となったのが、指紋。

「指紋が一致しました!」とはいうけど。

ほぼ一致している場合でも、逮捕の証拠書類になってしまう。

鑑定にはバイアス=思い込みが、絶対ないとは言えない。

えええ。そんなことって。

 

警察・検察・政治家・被害者・被告の家族。

それぞれの思いを、弁護団が導いていく様。泣けたね。

 

最後の10ページほどまで結末が読めず、あっぱれでした。

途中幾度と「え、まじかい」と驚きも。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「引き返す覚悟が必要」

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。