小説:青い孤島/森沢明夫 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

今日の一冊は、“島流し“になった主人公のミッションなるか?な、お話。

あらすじ等はこちら👇

 

 

一言「家でちょっと、旅気分味わえた♪」

 

「どうせ大した仕事じゃないし、バカンス気分になっちゃえ」と投げやりな主人公。

でもその孤島は東西に分断された「仲悪い」島。

田舎あるあるだねえ。噂はすぐ広まる始末。

その喧嘩に巻き込まれる形の主人公。さあどうする?。

 

東と西に住む恋人の話から。

「じゃあ、みんな仲良くなっちゃえ」と、主人公と島の若者たちが。

プレイングゲームさながらに、一芝居を打つっていう後半の展開。

最初のモヤ〜っとした俯き加減な様子から、一気に「やったるで」モード。

ちょっとワクワクしちゃった。

 

「星空はこんなに広いのに、島は小さい」。

随所に孤島の自然の描写もあり。

読みながら自分も島のどこかにいるような。

この辺、森沢さんらしい「自然を味方につけた」色合いが楽しい。

行間から、海の青・空の青が伝わってきました。

 

読んだのは7月の終わり。まだ外出も控え気味な日々に。

背伸びをしたくなるお話でした。

最初はちょっとボリュームあるかな、と思ったけど大丈夫でした。さっくり。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「感動って『心の食べ物』なんですよね。

だから常に与え続けないと、心がやせ細ってしまう」

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。