観察が答えを導く<クジャクを愛した容疑者~警視庁いきもの係/ 大倉崇裕> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

<学同院大学で起きた殺人事件の容疑者は、クジャク愛好会の奇人大学生! だが無実を信じる警視庁いきもの係の名(迷)コンビ、窓際警部補・須藤友三と動物オタクの女性巡査・薄圭子はアニマル推理を繰り広げ、事件の裏側に潜むもうひとつの犯罪を探り当てる!? 犯人確定のカギはクジャクの「アレ」!?>(amazon)

フジ系日曜9時ドラマ「警視庁いきもの係」の原作、シリーズ(渡部篤郎さん&橋本環奈さん)

第4弾。ドラマは見てないのですが、大好きなシリーズ。これは読むっきゃないでしょ。

 

☆良かった点☆

・久しぶり感を全く感じさせない、抱腹絶倒な動物警察物語。今回も薄さん絶好調っていうか磨きがかかった、トーク絶好調。須藤さんも大変なはずなのに、何やかんやのってるし。

上司に「あんたは無期限の停職処分だ」と言われた須藤さんを慰めるかのように、「すごい、無期限で定食 食べ放題ですよ」「もう20年若かったらな、定食屋を破産させてやるところだった」とかね。こんなやり取りがあちらこちらに。一瞬警察小説だことを忘れるという~。

 

・そんなコメディタッチの中にも、薄さんが犯罪に巻き込まれた動物たちを、よく観察し鋭い

視線から須藤さんに助言していくのは、さすが「いきもの係」。その情報量すごい。

今回はピラニア、クジャク、ハリネズミが登場。

 

・事件の後遺症で捜査の第一線から引っ込んだ須藤さんだけど、やるときにはやる!そんな警察物要素もあるのが、この作品も魅力。新たな係員の登場も、今後につながるのかなあ。

 

★いまいちな点★

・なーし! 今までのシリーズの中で一番面白かったかも。サクッと半日で読了。

 

文末に参考物件が記載されてます。「ピラニア援助交遊」「YAHOO! JAPANキッズ図鑑」

とかいろいろあって、そっちも見たくなったりしました。どんなんだろ?!

久しぶりに本を読みながら大笑いでした。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。