国を越えた友情<海難1890 / 内野聖陽> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

<1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県

沖で座礁し、乗組員618人が荒れ狂う海へと投げ出された。500人以上もの犠牲者が出る中、

地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。この事件をきっかけに、日本とトルコの間に厚い友情が結ばれることとなった。そして1985年、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに日本人215人が取り残され、日本大使館はトルコに救出を依頼する>

(映画.com)

”本作は2005年に串本町長の田嶋勝正が、大学時代の同窓生だった田中光敏

映画化を提案したことがきっかけとなり企画された。田嶋が映画化を提案する

きっかけとなったのは、2001年に町長室の「開かずの金庫」からエルトゥールル号

遭難事件のトルコ人遭難者の診断書とオスマン帝国政府へ宛てた手紙を発見した

ことだと語っている”、とウイキペディアにありました。へーー。

 

さて本題。映画ファンサイトで評判がよかったので、題名だけで観ました。

まさか日本で起きた話で、かつトルコも関係しているとは!

 

外国船が日本の沿岸近くで座礁し、付近住民が助けるというストーリーは。

比嘉未来さんの「飛べ!ダコタ」(リンク貼)と似てたので、既視感ありました。

でも今作の方が、救助するシーンや治療に当たるところなどが熱かった。

また遭難までのトルコ人たちの必死な姿が、ストーリーを盛り上げてます。

なかでも村の医師役の内野聖陽さんが、迫力あってどっしり。英語も完璧。

痺れました。

この話が、全体の2/3。

 

残り1/3は、イラン・イラク戦争時の日本人救出劇。ここで、1890年の話にも出てくる

役者さん2人が、一人二役を演じてます。「あれ、さっき出てた人?」と思いながら

見てました。トルコ首相はじめ、関係者の日本への思いが伝わってきて、ちょっとだけ

ほろっと来ました。

 

あっという間の132分。2015年日本・トルコ合作(←これにもいろいろ逸話が)。

スケールの大きい作品でした。オススメですよ。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。