1月22日県立博物館に行き
“被災地文化財等救援活動”
を視察しました。
文化財とは、図書館や資料館にある
絵画・古文書、地域の貴重な民俗資料、
地元の昆虫や動物の標本・はく製、
かつての暮らしを表す道具…等々。
今震災によって被災した文化財等は
陸前高田市立博物館や
陸前高田海と貝のミュージアムなど
22施設50万点に及ぶと推定され、
県立博物館は震災後6週間で
31万点以上の資料を救出しました。
その後修復作業に入り現在9万点の
資料の修復に取り組んでいます。
紙資料は破れないように
丁寧に泥を洗い塩分を除去し
伸ばし乾燥する。
標本はバラバラになった手足を
1本1本みつけピンセットで
くっつけ元の形に戻す。
気の遠くなるような作業を
ボランティアの方々が黙々と
続けていました。
今後は資料のデータベース化、
再調査を実施し、
博物館機能の再生を目指すという事です。
震災前は各地に分散し埋没していた
文化財もあったと思います。
私はこれを機に資料の価値を体系づけ
より魅力的なものとし、
将来充実した資料館を作るべきと感じました。
いずれにしても地道な作業を続ける
博物館スタッフとボランティアの
皆様の姿に感激し感謝します。