竺仙 江戸小紋 極縞伊勢型紙
まぼろしの糸入れ 実演再録
【後篇】


④糸を渡したげす台を型紙に乗せ相剥ぎした
もう一枚の型紙を星(型紙を合わす錐穴)を合
わせてピタリと重ねます。



⑤糸を渡したげす台を相剥ぎした型紙同士で
挟み込み柿渋で入念に貼り合わせていきます



⑥糸と型紙の縞が交差する角に溜まった柿渋
を勢いよく迅速に吹き飛ばします。速くしな
いと柿渋が固まってしまうからです。



この後 げす台から糸を切り離して すじ紙を
型紙からズレないように慎重に抜きます。
引き彫り縞型紙の完成です。


柿渋飛ばしの作業は大変なエネルギーを使う
ので糸入れをする朝は生卵を二個食べる習慣
があったそうです。


【人間国宝 伊勢型紙糸入れ 城之口みゑ】

昭和何年頃だったか定かではありませんが
実は人間国宝城之口みゑさんが糸入れ実演
のために小倉ふくひろ呉服店へおいでくだ
ったことがあったのです。お祖母ちゃん
が城之口さんの糸入れを見たと楽しそうに
していたのを今も懐かしく思い出します…

云いしれぬご縁を感じ 今回の竺仙新作展
糸入れ実演にはどうしても駆けつけたい
想いで京都まで馳せ参じた次第です。
幻の伊勢型紙糸入れ 見せて頂き感激です
本当にありがとうございました。