竺仙江戸小紋 極縞伊勢型紙 
まぼろしの糸入れ 実演再録
【前篇】


 二月一日 竺仙ゆかた新作展 京都会場 にて
 伊勢型紙 引き彫り糸入れの実演が一日だけ
行われることとなりました。先月の新作展
東京会場では行われず京都会場限定です。

人間国宝 城之口みゑ さんが死去して以来、
幻と云われ続けた糸入れの実演がこの眼で
見られるのです!糸入れを見るためだけに
京都へ来たと言っても過言ではないのです


伊勢型紙 引き彫り 縞型紙 非常に細かい極縞
は糸入れを施さないと江戸小紋の型紙として
使用することができません。


江戸小紋染め師 伊勢型紙引彫り職人 そして
糸入れ職人 三位一体 匠の技が揃わなくては
極縞江戸小紋は決して完成しないのです。


①引き彫り縞の型紙を薄く二枚に剥いだもの
(相剥ぎ)に柿渋を塗ります。



②糸入れの前に縞型紙が縒(よ)れないように
補強のため「すじ紙」を八本渡します。



③「げす台」と呼ばれる両端に釘を打った
木枠に糸を左右に掛け合いながら渡してゆ
きます。頭上からおろされる糸入れの糸は
春繭21中の細く無撚りの絹生糸です。



木枠に糸を渡した状態です。上型紙をこの上
から挟みます。糸入れの糸とすじ紙で不安定
な極縞型紙を安定させるのです。


まぼろしの糸入れ 実演再録
【後篇】へと続きます。