職場でも学校でもプライベートな部分においても「嫌われている人」「嫌がられている人」「絶対に友達になりたくない」と言う人っていませんか。「会社であれば大人だから」「学校であれば同級生だから」と言う理由でまあ少なからず我慢しているけど(人によって我慢できる程度はそれぞれですが)プライベートな部分にこういう人がいたら本当に迷惑だなあと思う人は少なからずいるのではないでしょうか。迷惑な人の特徴と対応の仕方について書いてみようと思います。

特徴1「不平不満や愚痴が多い」
職場や学校においても少なからず不満があることがあります。それはある意味やむを得ない部分があります(別に不満について我慢しろと言っているのではない)。ただ不平不満や愚痴をむやみやたらと周りの人に言いまくると言うことは常識としてよくないと思います。例えば職場に対して不満があるのであれば「改善のために何がしかの行動を起こしてみる(可能かどうかは別として)」「それでも無理なら転職をする」と言うことも選択肢としてあると思うのです(あくまでも選択肢として)。むやみやたらと不平不満や愚痴を言いまくるくせに何もしない人は本人自身に問題がある可能性が高い(不平不満や愚痴を言われる側にも問題がないとは言い切れませんが)ですよ。

特徴2「噂話・陰口・悪口が多い」
僕自身もたまに世間話をすることはあります。但し、他人の事をべらべらしゃべらないようにしているのですよ。例え悪口を言っているわけでなくても他人の事をしゃべりすぎると変に誤解されることがあるのですよ(自分にとって悪意が無くても他人から自分のプライベートなことをしゃべられたように誤解されることがある)。ましてや他人の事(家庭のことやプライベートなことや性格や考え方や価値観等)についてべらべらしゃべりすぎると常識を疑われかねない(こういう事をべらべらしゃべっている本人は自分が問題であることに気づかないことが多い)。もし自分が「自分の噂話・陰口・悪口を言われた時にどう思うのか」ということを考えておく必要がある(こういうことを考える能力があれば噂話・陰口・悪口はあまりしないと思うが)。

特徴3「自慢話が多い」
他人の自慢話を聞いていて面白いと思うだろうか。最初のうちは「この人はすごいのかな」と思うかもしれないが何度も聞いていると「なんやなあ」と思うようになってくることが多いのではないだろうか(その人の話に嘘があったり大した実力もないのに大げさに言っていることがばれたり、自慢話をしたがる分野については得意なのだがそれ以外の分野において大したことがないということがばれた場合など化けの皮がはずれるとあほと思われる)。自慢話をしている本人は「自分がすごく優秀なんだ」「自分は色々な知識や経験がある」と思っているのかもしれないが周りで聞いている人からすれば「だから何なの」と言うふうにしか感じていないことが多い(周りの人も大人なので適当に聞き流していることが多い)。たまにそんな自慢話を聞いてまに受けてしまう人もいるのかもしれないが、それは人生経験が浅くて世間知らずで純粋な人(ただ単に世間知らずであほで常識性や社会性がないだけ)だけですね。

特徴4「自己主張が異常に強すぎる」
この世の中では「自己主張をする(自分の意見を明確にする)」と言うことをしなければ損をすることが少なからずある。きちんと意見を表明していかなければどんどん嫌なことや責任を押し付けられるということがあることは事実だ。しかし、「何でもかんでも意見や文句を言いまくれ」「他人の批判をしまくれ」ということと「自己主張をする(自分の意見を明確にする)」とは話は別だ。自分の意見や自己主張をしたのなら「自分の意見や自己主張については最後まで責任を持つ(口で言ったことと行動に矛盾がないようにしておく)」「確認的な言い方をしておく(自己主張をする時の主張の仕方に気をつけておく)」「自己主張も大切だが人の話も最後まで聞く(自己主張はするけど人の話を聞かないのは非常識ですから)」ということは最低限度気をつけておかないと大変なことになる時がある。これを考えずに自己主張をしすぎると冗談ですまないことになる。

特徴5「調子に乗りやすい」「おだてられやすい」
例え周りの人から褒められたりいい評価を受けたりしたとしても調子に乗ってえらそうな態度を取らない方がいいというのは当たり前のことだ。「偏差値の高い学校に合格した」「他人よりもいい成績を取った」「難易度の高い資格試験に合格した」「スポーツでいい成績を取った(大会に出場したり試合で好成績をとった等)」と言う場合であっても自慢げな態度を取るのはやめたほうがいい(自慢話を聞かされるのが不愉快だというのもある)。「偏差値の高い学校に合格した」「他人よりもいい成績を取った」ということは確かに本人の努力ということもあるが「塾通い予備校通いをしたからよかっただけ(勉強しかできなかったと言う人もいる)」「塾や予備校に通うためのお金を出してくれた周りの人がいたから」「試験の時に隣の席の人の成績がよかったから」「自分より成績の良い人が運良く受験しなかったためにぎりぎりで合格した」という可能性もある。「難易度の高い資格試験に合格した」ということは確かに本人の努力ということもあるが「資格試験の学校の指導が上手かっただけ」「本人の周りで本人を支えてくれた人がいるから」「運良く自分の得意な部分が出題された(やまが当たった)」「隣の席の人の成績がよかったから」「自分より成績の良い人が運良く受験しなかったためにぎりぎりで合格した」等の要素もある(別にまぐれと言っているのではない)。「スポーツでいい成績を取った(大会に出場したり試合で好成績をとった等)」ということは確かに本人の努力ということもあるが「指導者の指導が上手かった」「自分より優秀な人があまり参加していなくて(又は自分より優秀な人が健康上の都合等で出場しなかった)たまたま好成績になった」と言う可能性もある。「偏差値の高い学校に合格した」「他人よりもいい成績を取った」「難易度の高い資格試験に合格した」「スポーツでいい成績を取った(大会に出場したり試合で好成績をとった等)」と言う場合であっても、それは確かに本人の努力ということもあるが本人の周りの人や周りの要素などが重なり合っていい結果になったと言う部分もある(別にまぐれだとか運がよかっただけといいたいのではない)。それを考えずに調子に乗ったりおだてられて自慢げな態度を取るのはやめた方がいい。

特徴6「自己中心的」「自分勝手」「自分の都合しか考えない」「相手の気持ちを考えられない」「自分の立場でしか物事を考えられない」「こういう言動をすると相手がどう感じるのかということを考えられない」「トラブルメーカー」
「職場において相手が忙しいのにどうでもいいことで声をかける(本人は重要なことと思っているのかもしれないが)」「相手の都合を考えずに大した用事もないのに電話をかけてくる(それもこういう電話をかけてくる人は大した友人でないケースが多い)」「その人の言動によって周りの人に迷惑をかけている(又は不愉快な思いをさせている)のにその本人は周りの人に迷惑をかけていることに気づいていない」「自分が困った時には周りの人に助けを求めるくせにあとは知らんふりをする(自分が困った時には周りの人が助けてくれて当たり前で、他人が困っていても助けようとはしない)」「トラブルばかり起こす(周りの人がフォローしてくれて当たり前と思っている)」「正当な理由もなく無断欠勤や無断遅刻をする」「自分が学校や職場の中で一番頑張っていると思っている(自分で自分のことを頑張っていると思うのはおかしいと思うが)」という人は身の回りにいないだろうか。はっきり言ってこういう人って迷惑なんですよ(それも自分が迷惑をかけていることに気づいていないケースが多いから厄介だ)。「自己中心的」「自分勝手」な言動によって「周りの人が迷惑(他人に仕事上の負担がかかっていたり自由な時間が奪われてしまっている等)していたり不愉快な思いをしていたりする」という事を理解できていない(「相手の気持ちを考えられない」「自分の立場でしか物事を考えられない」「こういう言動をすると相手がどう感じるのかを考えられない」)という人(自分は悪いことをして迷惑をかけているとは感じていないことが多い)は結構多いと思う。

特徴7「他人を利用しようとする」
「自分で言えばいい事(又は自分で確認すべき事)を他人に質問させる」「自分でやるべきことを他人に押し付けようとする」という人はよくいますね。「自分が意見を言って嫌がられたらまずいから」「自分の手を汚すのが嫌だから」という考えなのでしょうね。自分の利益のために他人を犠牲にしようとしたり嘘をつく人もいますね。こういう人もこの中に含まれます。

特徴8「他人の足を引っ張りたがる」
まあこれは言わなくても分かりますよね。

特徴9「やたらと正論(理想論)を言いたがる」
「やさしさは大切だ」「選挙に行くことは大切だ」「助け合うことは大切だ」「ボランティア精神は大切だ」等「やたらと正論(理想論)を言いたがる人」ていませんか。確かにやさしさやボランティア精神や助け合いの精神は大切だ。政治に不満があるのならば愚痴を言う前に選挙で投票を行うことが大切だ。しかし、こういうことをむやみやたらと人前で言いたがるのはやめた方がいい。正論(理想論)が全ての意味で正しいとは限らない。こういう人に限って自分の都合のいいように物事を解釈して(捻じ曲げて)話をしているだけのことが少なからずある。

特徴10「意味もなくぎゃーぎゃー大声を出す」
これは言わなくても分かりますね。日常生活においても仕事においても邪魔になります。

特徴11「八方美人的な行動や態度をとる」
誰にでも丁寧な態度や言葉遣いをすることは大切である(常識的に考えて)。こういう意味においてはある意味八方美人的態度は大切かもしれません。ただ人の見ているところでは丁寧で人の見ていないところで悪口を言いまくっている人もたまにいますので要注意です。

特徴12「人によって態度が変わる(裏表のある態度を取る)」
これは言わなくても分かりますね。「怖い人の目の前では丁寧な態度だが怖くない人に対してはやたら態度がでかい(学校であれば先生(会社であれば上司)の目の前ではおどおどするくせに他の生徒や部下の目の前ではやたらと偉そう)」「自分より強い奴には丁寧だが弱そうな奴のには偉そう」「自分1人では何もしない(出来ない)癖に仲間がいると調子に乗り出す」「親や上司の前ではおとなしそうな(真面目そうな)ふりをするが親や上司のいないところでは態度が豹変する」「男性にはぼろくそ言うくせに女性に甘い(又はその逆)」という人はよくいます(こういう人は余程あほでない限り見ていれば分かります)。

特徴13「店員などに対して横柄な態度を取る」
スーパーやコンビニやレストランなどで店員に横柄な態度を取る人って少なからずいるそうです(僕はしませんけど)。確かに店員の給料は客の財布から出ていることは事実ですけどこういう態度を取る人は常識性を疑われますよ。

特徴14「意味もなくなれなれしい態度を取る」「意味も無くべとべとしたがる」
こういう人はいます。現実の世界だけでなくインターネットの世界でもいます(ブログやSNS等に関係ないコメント等を書きまくる等)。多分こういう人は友達がいなくてかまってもらいたいだけの人なんでしょうね(当然それ以外の人もいるのでしょうけど)。

○こういう人に対する対応について
いくつか方法があるのですが、まずは「こういう特徴を備えた人を相手にしない(無視する又は近づかない)」ということが大切だと思う。見ただけではその人の性格などは分からないことが多いのですが、こういう特徴を備えた人だと分かったらすぐに距離を置くモ大切ですね。それと「噂話・陰口・悪口が多い」「不平不満や愚痴が多い」人についてはその話に参加しないことが大切ですね。

 

 

 

○昭和35年開場の老舗ゴルフ場、預託金償還問題を抱えていた
池田開発(株)(TDB企業コード:580688963、資本金1000万円、大阪府池田市畑3-11、代表荒木進氏、従業員41名)は、12月2日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日同地裁より弁済禁止の保全処分命令を受けた。申請代理人は浦田和栄弁護士(大阪府大阪市中央区北浜2-5-23、弁護士法人関西法律特許事務所、電話06-6231-3210)ほか6名。監督委員には森恵一弁護士(大阪府大阪市中央区北浜2-6-18、色川法律事務所、電話06-6203-7112)が選任されている。当社は、1957年(昭和32年)2月に設立したゴルフ場経営業者。60年11月に開場した「池田カンツリー倶楽部」は、五月平コース(9ホール・3523ヤード)、綾羽コース(9ホール・3331ヤード)、衣懸コース(9ホール・3210ヤード)といった趣の異なる3コースを備え、大阪市街地からのアクセスも良い利便性の高さを特徴として、2000名を超える正会員を確保。90年9月期には年収入高約27億円を計上し、アマチュア向けの大会のほか、2000年には日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメント「関西オープンゴルフ選手権競技」会場としても利用されていた。しかし、景気悪化の影響に加え、ゴルフ人口の減少から2008年9月期の年収入高は10億円を割り込み、収益も低調に推移。その間、2004年より始まった預託金返還をめぐっては15年間の償還期限延長を要請する一方、希望する会員に対しては一部を減額したうえで分割償還を進め、金融機関からも返済猶予を受けて立て直しを図っていた。さらに、2013年6月には関係会社でゴルフ場「ウエストワンズカンツリー倶楽部」を経営する(株)ウエストワンズ(兵庫県加東市)が200億円超の負債を抱えて民事再生法の適用を申請。同社に対する保証金や貸付金など約32億円の不良債権化に伴う損失を計上したことで大幅な債務超過に転落していた。近年はビジターの集客強化による収益改善、不動産売却による債務圧縮などにも取り組んでいたが、2018年9月期の年収入高は約5億9600万円にとどまるなど減収に歯止めが掛からないなか、期限を延長していた預託金償還の目途が立たなくなり、自主再建を断念し今回の措置となった。負債は債権者約3045名に対し約104億9600万円。なお、現在スポンサーへの売却を進めている。債権者説明会は12月11日午後3時よりエル・おおさか(大阪市中央区)で開催される予定。また、近畿地区における倒産では、負債額はマザウェイズ・ジャパン(株)(大阪府大阪市中央区、2019年6月破産、負債約59億6000万円)を上回って2019年度で最大。負債100億円を上回る倒産はMT映像ディスプレイ(株)(大阪府門真市、2019年2月特別清算、負債約1050億円)以来となった。


帝国データバンク 2019/12/3(火) 10:06配信

 

 

○サケの産卵を待ち構えている数多くの敵
鮭(サケ)は、川でふ化して海洋に向かい、数年間を経た後に母川へ戻って産卵活動を行います。川を遡上する時は、ヒグマや猛禽類(鷹やミサゴなど)など天敵の餌食となるサケも少なくありません。そして、険しい川を遡上し切り、産卵を終了した後で命が絶えます。しかし、その産卵を待ち構えている敵も多く、苦難の末に産み付けられた卵が、キツネなどの小動物、鳥、ヤマメなど他の魚によってあっという間に食べられてしまうケースが少なくありません。

○退職金は人生で最も大きい金額を手にする機会
さて、話は変わりますが、長い人生で、まとまったお金を一度に手にする機会が何度かあります。人によって異なると思いますが、多くの場合、最大の金額は退職金(正確には退職一時金、以下「退職金」)ではないでしょうか。2000年代以降、企業の退職給付制度の見直し・多様化により、必ずしも退職時にまとまった金額を手にするというわけではなくなりました(退職金の分割前払い制度など)。それでも、多くの人にとっては依然、退職金は重要な財産になっています。特に、定年まで長期間勤め上げた人は、その金額も多額になり、老後の生活を左右する重要な財源になることは間違いないでしょう。また、定年を待たずに早期退職を適用した人にとっても同じ状況と考えられます。退職金の額は、職種、勤務期間、勤務時の待遇面、勤務先の業績など様々な要因で異なりますが、支給される金額が数千万円になることも珍しくありません。もちろん、数百万円の人もいるでしょうが、その人その人にとって大きな金額であることは確かです。いずれにせよ、ほとんどの人にとって、退職金の受領は、人生で「最大」の金額を手にする「最後」の機会と思われます。

○退職金を標的とする金融機関の商品サービスは多い
したがって、この退職金の使用は、慎重の上にも慎重を期すべきであることは言うまでもありません。ギャンブルや無計画の浪費は論外であり、リスクの高い投機的な投資も避けるべきです。確かに、65歳など一定年齢に達すると多くの人は(退職金とは別に)年金を受給できます。しかし、ある程度の余裕がある老後生活を過ごすためには、それだけでは十分でないことは、今年話題になった「老後の2,000万円不足問題」を持ち出すまでもなく明らかではないでしょうか。しかし、世の中には、そうした退職金を目当てにするビジネスが数多くあります。ビジネスということは、相手が利益獲得を目的にしていることであり、言い換えれば、重要な退職金が“標的”とされていることを意味します。そう、冒頭に記したサケの卵のように狙われているのです。その1つが、金融機関(主に信託銀行やメガバンク等)の“退職者向け特別プラン”という類の金融商品です。これは、支払調書などで退職金であることが証明された資金に対し、優遇金利や無料相談などを提供し、預入に結び付けるサービスを指します。

○3カ月定期預金が税引前7.05%! 大盤振る舞いの「退職金特別プラン」
それでは、その商品(サービス)を具体的に見てみましょう。実例として、M信託銀行が提供するその商品は「退職金特別プラン~退職者とそのご家族限定」というネット広告で、様々なところで見ることができます。そこからM信託銀行のHPにアクセスすると、「定期預金コース」と「投資運用コース」の2つが紹介されます。以下、見出しの抜粋です。
定期預金コース:スーパー定期3カ月 最大年1.05%、新型定期預金3年 最大年0.28%
投資運用コース:スーパー定期3カ月 <運用50タイプ>最大年7.05%、<運用20タイプ>最大年2.85%
この中で断トツに目を引くのが、何と言っても投資運用コースの「スーパー定期3カ月 <運用50タイプ>最大年7.05%」でしょう。3カ月限定とはいえ、7.05%(税引後5.617%)です!
現在、スーパー定期や大口定期の金利は預入期間・金額に関係なく年0.01%(税引後0.00796%)です。つまり、たとえば1,000万円預けても利息が年800円弱(税引後)しか付きません。それが、3カ月で約138,500円(税引後、注)も利息が付くなんて、にわかには信じられない商品です。
注:1,000万円×5.617%×(90日÷365日)=約138,500円

○大盤振る舞いの高金利は、投資信託の購入とセットでないと享受できない
“何て魅力的なプランなんだ!”と歓喜する人が大勢いるのではないでしょうか。しかし、冷静に考えて下さい。金融機関がそんなに親身で親切なはずがありません。実は、この商品の内容には続きがあります。実際の商品説明は細かくて長いので、筆者が大枠だけザックリ説明すると、この信じられない高金利(税引前7.05%)を享受するためには、スーパー定期に預入する金額と同額以上の金額で投資信託(含むファンドラップ、以下同)を購入しなければならないのです。しかも、総額(=定期預金+投資信託)は500万円以上でなければなりません。商品にあった「運用50タイプ」とは、50%以上を投資信託で運用するという意味だったのです。

○投資信託は元本保証のないリスク金融商品であること再認識するべき
言うまでもなく、投資信託は元本保証でないリスク金融商品です。一方で、販売手数料が高く、運用手数料も徴収できる投資信託は、金融機関の収益の柱の1つになっています。そのため、このM信託銀行だけでなく、どの金融機関も投資信託の販売を強化しています。M信託銀行の商品に戻ります。たとえば、支給された退職金が2,000万円とします。このうち半分の1,000万円を特別プランの高金利定期預金に預入するためには、残りの1,000万円で投資信託を購入しなければなりません。確かに、3カ月後には138,500円(税引後)の利息を得られます。しかし、購入した投資信託が値下がりすれば、その得た利息額は一気に吹き飛ぶどころか、その何倍もの評価損失(あるいは実現損失)を抱え込む可能性もあるのです。目先3カ月間の高金利に魅せられたため、結果的には大切な退職金を大幅に減らすリスクがあるというわけです。もちろん、購入した投資信託が値上がりすれば、定期預金の高額利息の何倍ものリターンを得る可能性もあります。こうしたリスクを承知の上で、老後の生活を見据えて退職金をさらに増加する方法を選択するのかは、まさしく“自己責任”となりましょう。

○金融機関へ相談するときには「カモネギ」になるな
そうは言っても、人生で最後に手にする多額のお金です。退職金の運用方法などで金融機関にアドバイスを求めたい人も少なくないと思われます。筆者も決して反対しません。ただ、何の予備知識も持たず、“もう、全てお任せします”というスタンスで相談しに行くのは絶対に止めるべきです。それは、金融機関から見れば典型的な「カモネギ」(鴨がネギを背負ってやって来る)になるからです。最後に一言だけ言わせて下さい。退職金は人生で最後にもらうまとまった金額です。次はありません。失敗は許されないのです。

LIMO / 2019年11月29日20時20分

 

社会人として働いていると、「もしかしてこの人、仕事できない…?」と思う瞬間ってありますよね。そういう人でも上手に活用して適所適材で仕事を回していくのがいい組織というものなのでしょうが、現場で一緒に働く身になってみると結構疲弊するものです。そこで今回は、働くアラサー4人に「仕事ができない」と思う人について聞いてみました。

○そもそもパソコンが使えない人
IT企業で働くAさんは、第2新卒採用で入社してきた新人に衝撃を受けたと言います。「うちは、ガッツリITで皆がコーディングできるという会社ではないけれど、一応IT企業。営業であっても商談にPCを使うし、PCが使えないと話にならないのに、その新人は本当にPCスキルが低すぎて衝撃だった」と話します。Aさん曰く、ほとんどの会社で利用されているマイクロソフトオフィス系のソフトがほとんど使えず、GoogleやYahoo!での検索がやっと。キーボードを打つ手も遅く、ブラインドタッチなんてもってのほか。「PCが苦手だと言っていたけど、ここまでとは。まさにイマドキの子で、スマホは当たり前のように使いこなしているけれど、PCは苦手らしい。Excelの関数が読めなくてすぐに人に聞いてくる。正直ググれと思う」と愚痴をこぼします。確かに最近の若者はスマホ世代で、PCに触れる経験がほとんどないケースがあるとも言われています。大学の授業でやったくらい、という人も少なくなく、アラサー世代からしたらPCスキルの低さに衝撃を受けるのも無理ありません。「PCスキルがないから、仕事が当たり前にこなせない。仕事の能力以前の問題だから、まず『Excel入門』みたいな本を読んで勉強してほしいレベル」だと頭を抱えていました。

○話を何も聞いていない人
金融機関で働くBさんも、困った新人に悩む一人でした。「転職で新しくうちの部署に配属された年上の新人。経験はそこそこあって、知識もその分あるはずなのに、人の話を全く聞かない。ウンウンって相槌打っているのに、『で、これってどうなってるの?』とすでに説明したことを聞いてくるから、どこの説明がわからなかったのかがこちらもわからない」と嘆きます。確かに、こういう人いますよね。「せっかく知識があっても、会社が違えばお作法は違う。金融機関として守るべき法令や規則は知識としてあっても、それをどう履行していくかは金融機関によるところもあるので、せめてそういう部分に関しては話を聞いてほしい」とのこと。確かに、話を聞かないことで新たなリスクが生まれかねません。「こちらが説明しても話を遮ってくることもあるし、もういい加減に黙って聞いててくださいってキレてしまったこともある」とBさんは言います。話を遮られてしまっては説明のしようがありません。これでは仕事がデキない人認定されてしまいますね。

○ちゃんと確認せずにミスが多すぎる人
メーカー勤務のCさんは、思い込みが激しすぎる同僚に手を焼いていました。「とにかく思い込みが激しすぎて、ちゃんと確認をしない。発注書の型番が違うとか発注数が違うとか、そんなのはもうザラにある」と話します。「一度作った見積書を見直すとか、取引先からのメールを見返して見積もりの内容と要望があっているかとか、なぜチェックしないのかがわからない。見積りの内容も、取引先がちゃんと見てくれないと誤発注になるし、とにかくミスが多い」とのこと。さらに、その同僚は優先順位を立てるのがニガテなようで「毎日びっくりするぐらい残業している。それなのにミスが多いし、仕事も遅くて、まるで会社が彼のミスに対してお金を出してあげているような状態。フォローする同じ部署の先輩や部長も疲弊しきっている。それなのに、一向にそのことに気付かないから余計イライラする」とため息をつきます。何か一つの仕事を任せると遅くまで残って仕事をする人、いますよね。効率よく仕事を消化することができないのでいつまで経っても仕事が終わらないもの。そういう人ほど残業代を多くもらっているのでは、何だか理不尽だと感じるのも無理のない話です。

○嫌なことをトコトン後回しにする人
IT企業で働くDさんも、仕事がデキない後輩に頭を抱えていました。「指示された仕事の期日がどうしても守れない。なぜかわからないし、それほど難しい課題でないのにできない。わざと期日を過ぎてから出してきているのかと思ってしまうほど」だとDさんは言います。忙しいときに優先順位が低く急がなくていい仕事を後回しにするのは理解できますが、そうでもないのに後回しにされてしまうのだそう。さらにその後輩は、先輩や上司から叱られても知らんぷりをするらしく、「お叱りのメールはスルー。謝りもしないし、直接声を掛けられたときは言い訳ばかり。くだらない言い訳ばかりで上司や先輩もあきれ返ってしまっている」とのこと。言い訳が多い人とは話していて疲れてしまいますよね。誰にだって言い訳したいときもあるのでしょうが、成果が出ていない以上情けない理由ばかり並べても仕方ないものですね。

○まとめ
いかがでしたか。仕事がデキないといっても、いろんなパターンの人がいます。スキル不足であったり、そもそも人間としてどうなのかと思う人もいましたね。仕事に対する考え方やモチベーション、それまでの経験や知識など、さまざまな要素が絡み合って仕事がデキるようになっていくもの。現場で指導する人は大変ですが、自分はこうはならないように頑張りたいものです。

LIMO / 2019年11月23日 20時15分

 

 

「即金・高収入」-。こんなうたい文句に釣られ、バイト感覚で特殊詐欺の片棒をかつぐ若者が後を絶たない。だが、成功報酬はだまし取った金額の5%ほどに過ぎず、交通費や宿泊費などの経費は新幹線代を除き、もっぱら自腹。加えて逮捕されるリスクも極めて高い。詐欺グループの手先として使い捨てのような扱いを受ける若者たち。供述から明らかになった「ハイリスク・ノーリターン」の犯罪実態とは-。(前原彩希)
「成功しないと報酬はもらえないのに、待機ばかりで公園で1日過ごすこともあった。警察に捕まるかもしれないという恐怖心も常にあった」
奈良県桜井市に住む女性(80)からキャッシュカードを盗み、200万円をだまし取ったとして、8月に窃盗容疑で逮捕された佐賀市の男(27)は、奈良県警の調べにこう供述した。男は4月、ギャンブル代を捻出しようと、会員制交流サイト(SNS)のツイッターで見つけたアルバイトに応募。「月100万円以上も可能」「警察に捕まるリスクはありません」-。高額収入をうたう文言は魅力的だった。仕事の内容は、ターゲットとなる高齢者宅を訪問し、だましの電話をかける「かけ子」らと連携してキャッシュカードを盗んだ後、ATM(現金自動預払機)で現金を引き出すというもの。いわゆる「受け子」と「出し子」だ。かけ子は警察官などを名乗って「あなたの口座情報が流出し、現金が引き出されている」などと嘘の電話をかけ、その後に受け子が金融庁職員などを装って訪問。必要な作業だとして、高齢者からキャッシュカードと暗証番号のメモを受け取り、キャッシュカードを目の前で封筒に入れ、「印鑑を持ってきてください」といって気をそらした隙に別の封筒とすり替えるという手口だ。男は4月19日、北九州市内で60代女性のキャッシュカードをだまし取ることに成功し、ATMから350万円を引き出した。さらに5日後、桜井市の女性宅を訪問し、キャッシュカードを盗んで200万円を引き出した。犯行はその都度スマートフォンで指示され、盗んだ金は自分の報酬分を抜いた上で現金の運搬役に手渡していた。だが、過去に犯罪歴があった男は7~8月、福岡、奈良の両県警にそれぞれの事件で逮捕された。キャッシュカードとすり替える際に自身の名義で作ったポイントカードを使っていた上、封筒には指紋が残っており、あっけなく身元が判明したという。両県警の調べに対し、男はこんな話を打ち明けた。犯行の際には九州から関西まで移動させられ、指示された公園や駅前で待機。成功しなければ報酬はもらえないため、時には昼食を抜き、インターネットカフェやラブホテルに泊まるなどして宿泊費も切り詰めた。直前で計画が中止になることも珍しくなく、「そろそろ成功させなければ」と焦りは募るばかりだったという。SNSなどで高額報酬が得られる「闇バイト」を探し、特殊詐欺に加担する若者が増えていることが問題になっている。犯行場所は東京や大阪などの都市部だけでなく、地方にも広がっている。奈良県警が今年9月末までに、特殊詐欺関連の事件で逮捕したのは29人。うち19人が受け子や出し子で、大半が10~20代だった。実行役である受け子や出し子に支払われる成功報酬は5%ほど。逮捕されるリスクの大きさに比べ、見返りは少ない。県警が8月に逮捕した男が受け取ったのも、相場通りの10万円だった。県警生活安全企画課は県消費生活センターなどと協力し、「目先のたった数万円で、あなたの『人生』を売らないで」などと書かれたチラシを作成し、防犯教室などで配布している。県警捜査2課の担当者は「受け子や出し子は必ず捕まる。一時の金欲しさに犯罪に手を染めれば、人生を台無しにすることになる」と警鐘を鳴らしている。


産経ニュース / 2019年11月11日 10時1分

 

 

 

 

政府による5年に1度の「年金財政検証」の結果が8月末に公表されました。年金水準は約30年後に現在より約2割下がる見通しなども示されましたが、公的年金が老後の大きな支えであることに、変わりはありません。日本の年金制度は「2階建て」になっています。国民年金(老齢基礎年金)が土台の「1階部分」で、保険料は月1万6410円(2019年度)。40年間保険料を納めた人が65歳から受け取り始めると、年金額は月約6万5000円です。会社員や公務員の場合、これに上乗せする「2階部分」の厚生年金にも加入し、より多くの年金額が受け取れます。毎月の給料から、原則厚生年金に含む形で国民年金の保険料も天引きされています。会社員は、1階と2階部分の保険料をまとめて支払い続けているのです。ところが、現在48歳以上の会社員は、もしかすると、大学卒業後にずっと会社勤めを続けていても、1階部分の国民年金を満額受給することができないかもしれません。国民年金が「任意加入」だった頃に学生時代を過ごし、任意で(自分の責任で)年金に入っていなかった、という扱いになっている可能性があるからです。

■「任意加入」時代に保険料を払わなかったツケ
国民年金は現在、20歳以上・60歳未満のすべての人に加入する義務がある「強制加入」の制度です。20歳以上の学生も、強制加入ですから保険料を払う義務がありますが、全体の65.3%が「学生納付特例制度」を利用しています。これは申請により在学中の保険料納付が猶予される制度です。この猶予期間については10年以内に国民年金保険料を追納すれば、将来もらえる年金額に影響はありません。でも、現在50歳前後の人が学生の頃、国民年金は強制ではなく、任意加入でした。20歳以上の学生でも国民年金が強制加入となったのは、1991年4月からです。それ以前の1961年4月?1991年3月に学生時代を過ごしたことのある人たちが老後の受給額で問題に見舞われるかもしれません。具体的には、1971年3月までに生まれた、現在48歳以上が当てはまりますが、その年代の人たちが20歳以上の学生だった頃に国民年金に入っていないと「任意未加入者」として扱われ、老齢基礎(あるいは65歳から受け取る)年金額で損することになるのです。具体的なケースで見ていきましょう。先日、ご相談に来られた会社員Aさんは1964年1月生まれの55歳、まさに「任意加入世代」でした。ねんきん定期便を拝見したところ、国民年金の加入期間は「0月」。大学を卒業してから会社員として働き続けてきたので厚生年金に加入してきたわけです。しかし学生時代に国民年金には加入していません。詳しい加入記録をねんきんネットで確認すると、1984年1月から1987年3月まで39カ月間が未加入でした。Aさんは1浪したので、20歳から23歳まで未加入の期間が3年余りと長引いていました。その結果、Aさんの老齢基礎年金の受給予定見込額は71万5092円と、19年度の満額受給額78万0100円に比べ6 万5008円少ないことがわかりました。仮にAさんが65歳から90歳まで年金受給すると、受け取り総額は満額に比べて162万5200円も少なくなります。Aさんはこの事実を知り、衝撃を受けたようでした。「学生時代の任意加入は親から耳にした記憶があります。就職したら厚生年金に加入するのだから国民年金も満額もらえるはずと、親も自分も軽く考えていました」と言います。

■60歳以降も保険料を納めると、年金額を増やせる
Aさんのように、国民年金が任意加入だった時代に加入しなかった場合には「任意未加入者」として扱われます。任意未加入期間については合算対象期間とされ、受給資格期間にカウントされるものの、年金額には反映されません。受給資格期間には含まれるのに年金額には反映されないので、「カラ期間」とも呼ばれます。Aさんはこのまま60歳まで厚生年金に加入すれば国民年金にも40年間加入したことになりますが、「カラ期間」があるせいで老齢基礎年金を満額もらえないのです。国民年金の保険料を納めることが可能な期間は、保険料の納期限から2年間です。特例措置として、納期限を延長する後納制度が設けられていましたが、2018年9月末で終了しました。「カラ期間」については保険料を追納することができないのです。Aさんは「万事休す……ですね」と落胆しました。しかし、満額の老齢基礎年金をもらえない人や、加入期間が受給に必要な10年に満たない人は、60歳以降に保険料を納めることができる「任意加入制度」があります。60歳以上65歳未満の5年間(納付月数480カ月まて゛)に国民年金保険料を納めることで、65歳から受け取る老齢基礎年金を増やすことができるのです。例えば、Aさんが60歳以降、任意加入制度を利用して国民年金の保険料を39カ月間納付した場合、納付総額は63万9990円で、年金増加額(年額)は6万3383円になります。これらの金額は令和元年度ベースでの試算ですが、Aさんが65歳から76歳まで約11年間年金受給すれば、年金増加額が保険料納付額を上回ることになります。
ただし、任意加入制度には4つの条件があり、すべてクリアする必要があります。①日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満であること、②老齢基礎年金の繰り上け゛支給を受けていないこと、③20歳以上60歳未満の保険料納付月数が480月(40年)未満であること、そして④厚生年金に加入していないこと――です。Aさんは3つ目までの条件をクリアしています。しかし4つ目については、60歳以降の働き方をどうするか、ということに関わってきます。現在、Aさんが勤務する会社の定年は60歳。それ以降は1年契約の嘱託社員になる再雇用制度があります。60歳以降も再雇用されて働く場合、厚生年金に加入し続けることになり、任意加入制度は利用できません。Aさんは60歳で退職し、個人事業主として起業することも考えていました。その場合は、厚生年金には加入しないことになりますから、国民年金の任意加入制度を利用できます。

■厚生年金も加入期間が長いほど、年金額は増える
ただ、Aさんにとって悩ましいのは、厚生年金に加入し続けると、任意加入制度が利用できないので老齢基礎年金(国民年金)を増やせない一方で、老齢厚生年金(厚生年金)の受給額は増やせるということです。しかも、60歳以降に厚生年金に加入すると、老齢厚生年金の経過的加算額が支給されるのです。厚生年金は加入年齢によって反映される年金が異なります。20歳から60歳までは老齢基礎年金+老齢厚生年金(報酬比例部分)、20歳以前と60歳以降は老齢厚生年金(報酬比例部分)+老齢厚生年金(経過的加算額)になります。つまり、60歳以降の厚生年金加入は、増えない老齢基礎年金を穴埋めする形にもなるのです(ただし、今の制度では70歳以降は厚生年金に原則として加入できません)。Aさんが60歳以降に39カ月厚生年金に加入すると、老齢厚生年金(経過的加算額)は6万3763円になります。納める厚生年金保険料は月2万7450円の39カ月分で107万550円です。国民年金の任意加入制度を利用する場合に比べ約43万560円多く保険料を納めることになりますが、Aさんが65歳から90歳まで年金受給する場合、受け取り総額は319万7275円と任意加入制度の場合より161万2700円多くなります。こうした制度について全然知らなかったAさん、60歳以降の働き方として「嘱託社員も悪くないですね」とのこと。60歳まであと5年、選択肢と対策がわかったことで不安が軽減したようでした。もう1つ、Aさんにお伝えしたのは、現在扶養内でパートをしているAさんの奥様について「扶養を外れて社会保険加入を考えたほうがいいかもしれない」ということです。というのも、年金財政検証の結果から、将来的に社会保険の扶養は縮小されることも予想されるからです。簡単にいうと、厚生年金加入者が増えれば年金財政はプラス効果が見込めるため、今後は扶養のバーが下がることも想定しておくべきです。

三原 由紀:プレ定年専門ファイナンシャルプランナー

東洋経済オンライン / 2019年11月2日 8時0分

 

 

司法統計によると、遺産分割の調停は7年間で2割も増えています(平成20年は1万202件、平成27年は1万2615件)。これは当事者同士の話し合いで解決できず、家庭裁判所へ持ち込まれるケースのことを指します。これらは遺族同士がもめにもめた結果、収拾がつかなくなったことを意味しますが、筆者が懸念するのは「2回目の相続」です。子にとって、親は父と母の2人。そのため、父→母という順でも、母→父という順でも、親の遺産を相続するタイミングは2回あります。例えば、1回目の父の相続でもめた場合、2回目の母の相続でもめたくないと思うのは当然です。同じ轍(てつ)を踏まないためには、どうしたらよいのでしょうか。
<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は相談時)>
夫:福留浩二(70歳)  故人
妻:福留和歌子(66歳) 年金生活
長男:福留哲也(38歳) 会社員
長女:武田沙織(36歳) パートタイマー
■「どうせ俺が継ぐんだから」と言い出した長男
「長女には、また同じ思いをさせたくないんです!」
今回の相談者、福留和歌子さんはそんなふうに嘆きますが、和歌子さんが夫を亡くしたのは3年前。通夜から葬儀、そして四十九日の法要までの間、遺族は故人を失った悲しみに暮れていたので、ようやく遺産の話が出たのは逝去から半年後のことでした。遺品から夫の遺言書が見つからない中、遺産分割の協議が始まったのです。
・「どうせ俺が(福留家を)継ぐんだから、いいだろ? おふくろだって先は長くないんだから、いっそのこと、今!」
和歌子さんの長男、哲也さんはそう切り出したのですが、それは夫の遺産をすべて長男が相続することを意味していました。常識的に考えれば、次に亡くなるのは和歌子さん。そこで、和歌子さんの遺産に対して再度、相続が発生するのなら、最初から自分がすべて相続しておいた方が手間が省けるというのが長男の言い分です。長男は夫名義の土地に建物を建て、妻子と一緒に暮らしていました。長男の家は和歌子さんの家から目と鼻に先にあり、両親の老後の世話をするのは長男だというのが暗黙の了解でした。しかし、和歌子さんには長男だけでなく長女(沙織さん)もおり、母親としてはどちらもかわいい子です。長女は結婚して県外に住んでいるとはいえ、一方をひいきにするのは気が引けます。そのため、和歌子さんだけでなく長女にも相続を放棄してほしいと迫る長男のやり方は、少々乱暴でしょう。最終的に長男が相続するのなら遅かれ早かれ、結果は同じように思えますが、本当にそうなのでしょうか。今回の場合、法定相続分(法律で決められた相続分)は和歌子さんが2分の1、長男と長女が4分の1ずつなので、和歌子さんと長女には遺産を請求する権利があり、放棄するのが当然ではないのです。もし、長男の魂胆に生前に勘付いていれば、夫は遺言を残したでしょうが、残念ながら、長男は猫をかぶっていたので本性は分からずじまい。まさに相続が「争続」に変わった瞬間でした。
■夫の遺言がなかった反省を生かす
和歌子さんと長女が手をこまぬいていると、長男は次の一手を放ってきました。和歌子さんの家に弁護士事務所から手紙が届いたのです。「福留哲也氏から依頼を受けました。今後は私を通してください。哲也氏に直接連絡してはなりません」。和歌子さんと長男は親子なのに、「連絡するな!」とはあまりにも一方的です。和歌子さんは仕方なく弁護士と会ったのですが、「田舎ではそういう習わし(長男総取り)なんじゃないですか?」の一点張り。和歌子さんと長女が放棄する以外あり得ないという姿勢でした。和歌子さんは長女のため、やすやすと放棄するわけにいかず、弁護士との話し合いは平行線を辿ったのですが、それから1年後。今度は家庭裁判所から呼び出しの手紙が届いたのです。どうやら、長男が示談での解決を諦め、家庭裁判所へ遺産分割の調停を申し立てた模様。長男と和歌子さんの決裂は決定的なものとなりました。最終的には和歌子さんが譲歩し、長男の相続分を4分の1から2分の1へ引き上げ、和歌子さんは4分の1、長女も4分の1という形で調停が成立したのですが、逝去から解決まで3年もかかり、和歌子さんと長女は長い間、苦しい思いをし続けました。これほど長期化した理由の一つに、夫が遺言を残さなかったことが挙げられます。
・「私がいつまでも元気で健康ならいいのですが、私もいい年です。いつ何があるのか分かりません」
和歌子さんは弱音を吐きますが、やはり、夫が健在だった3年前と生活環境が変わったのは確かです。環境の変化は心身ともに負担が伴うので、以前に比べて病気やけがのリスクは高まっています。万が一の場合に備え、残された長女が困らないよう早め早めに遺言を作成しておくのが賢明でしょう。夫の遺産相続の反省を生かすという意味でも、遺言を残した方がよい理由は以下5つです。
(1)家庭裁判所の検認を経ずに遺産相続を進めることができる
・「(遺産分割の)調停は本当に嫌な感じでした」
和歌子さんはそう振り返りますが、検認とは遺言が有効かどうかを家庭裁判所がチェックする制度です。現在、高齢化の影響で亡くなる人が多く、検認を求める人が増えており、家庭裁判所は非常に混雑しています。検認の申し立てから完了まで半年以上待たされることが予想されます。検認の場合も家庭裁判所へ足を運ばなければなりません。しかも、裁判所内で見知らぬ調停委員や裁判官を相手に話すのは緊張しますし、遺言を巡って長女が長男と同じ部屋で待機するのは苦痛でしょう。そのため、和歌子さんは検認が不要な遺言を残すことを望んでいましたが、具体的にどうすればよいのでしょうか。
1つ目は「自筆証書遺言を法務局へ預ける」、2つ目は「公正証書遺言を作る」です。
1つ目の自筆証書遺言ですが、これは公証人役場を通さず自分で作った遺言のことです。自筆証書遺言でも法務局へ預ければ家庭裁判所の検認は不要ですが、この制度ができるのは2020年7月です。今回の場合、今すぐ遺言を作るのだから、新しい制度の開始に間に合いません。また、自筆証書遺言は(財産目録を除き)すべて和歌子さんが手書きをしなければなりません。「長女にすべて相続させる」という簡単な内容ならよいのですが、遺言執行人や報酬、葬儀の方法などを盛り込むと、もっと複雑で長文なので手書きは大変です。2つ目は公正証書遺言です。これは公証人の認証を得た公文書です。和歌子さんが公証人役場へ出向き、公証人の面前で署名をします。公証人が遺言の有効性を証明してくれるので家庭裁判所の検認は不要です。そのことを踏まえた上で、筆者は「遺言を公正証書にしましょう」と提案したのです。
■家族を亡くして、お金の心配をするのは大変
(2)口座を凍結されても必要なお金を引き出すことができる
「主人のときは、お金を引き出せなくて大変でした」
和歌子さんはそう回顧しますが、相続の場合、銀行に逝去の事実を伝えると本人の口座は凍結され、お金を引き出せなくなります。和歌子さんは夫が保険に入っておらず、一時金がなかったので、病院の医療費や施設の利用料、葬儀などの費用が発生して困ったそう。これらの費用を立て替えなければなりませんでしたが、大半の預金は夫名義で、和歌子さん名義の口座は限られていました。そのため、立て替え分を工面するのに苦労したようですが、故人を亡くして悲しみに暮れている中、お金の心配をしなければならないのは大変です。しかし、2018年7月に法律が改正され、口座が凍結されていても遺族が一定の金額まで引き出せるようになりました。具体的には「口座の残高×3分の1×法定相続人の人数(今回は2人)」ですが、残高が少なすぎて立て替え分に満たないようでは困ります。筆者は「残高が足りるように1つの口座にまとめましょう」とアドバイスしたのですが、残高を引き出すには、銀行名、支店名、口座番号が必要です。残された長女が、口座の在りかが分からないようでは元も子もありません。そのため、遺言には財産目録を添え、その中に和歌子さん名義の口座をすべて挙げておきました。

○亡くなった父親の遺産を巡って、長男側と、母親、長女側が「争続」状態に陥った一家のケースから、遺言を残すことのメリットを考えます。
亡くなった父親の遺産を巡って、長男側と、母親、長女側が「争続」状態に陥った一家のケース。後編の今回は引き続き、父親のときの反省を生かして、母親が遺言を残すことのメリットを見ていきます。
・遺言を残すことで長女が得られる安心
(3)遺言執行人を指定し、執行人の報酬を設定することができる
・「主人の名義変更はまだ終わっていないんですよ。いつになったら安心できるのでしょうか」
和歌子さんは、ため息交じりに言いますが、遺産分割の調停が終わってから3カ月が経過しようとしていました。しかし、預金や不動産の名義変更を誰が行うのか…調停調書(家庭裁判所が発行する書面)に書かれていないので、誰も動かずに時間ばかりが流れていきました。遺族を代表して遺産相続の手続きを行う人のことを遺言執行人といいます。遺言執行人は遺言の中で指定することが可能です。遺言執行人には遺産の名義変更だけでなく、遺品の整理を頼むこともできます。筆者は「一番大変なのは遺品をどうするかです。長女が困らないように、具体的に何を残し、何を残さないのかを一つ一つ挙げておきましょう」と助言しました。和歌子さんは長女に遺言執行人を頼みたいと口にしたのですが、大変な仕事を任せるのだから、報酬を設定することが可能です。和歌子さんの希望で報酬は100万円としました。長女は遺産の中から優先的に報酬を得ることが可能なので安心です。
(4)長女を安心させることができる
遺言によって誰かが有利になり、誰かが不利になるような内容を残すのなら、遺族に遺言の存在を知られた場合はトラブルになる可能性があります。誰にどのくらい相続させるのか…遺留分(どんな遺言を作っても残る相続分)を超えない範囲なら、自由に設定することができます。今回の場合、長女の上限は遺産の4分の3で、長男の下限は4分の1です。そのため、和歌子さんは遺言の中で長女に遺産の4分の3、長男に4分の1を相続させると書きました。さらに、将来的に和歌子さんの心身が衰え、人の助けが必要になった場合の話です。もし長女に一任する場合、身の回りの世話や介護、病院の入退院やデイケアなどの施設利用、買い物や掃除、食事の支度などを引き受けるのは大変です。長女の和歌子さんに対する貢献はお金のためではありませんが、とはいえ、和歌子さんがお金という形で報いたいと思うのは当然です。このように、法定相続分は長女、長男ともに2分の1ずつですが、遺言によって長女の取り分を増やせば、その分、長男の取り分は減ることを意味します。もし、遺言の存在が漏れたり、和歌子さんが「ちゃんと遺言を書いたから」と長女に伝えた結果、誤って口を滑らせたりして長男の耳に入ると困ります。なぜなら、長男は和歌子さんに対して「遺言を書き直してほしい」と迫ってくることが予想されるからです。筆者は「遺言のことを長女に伝えるかどうか悩ましいですね」と首をかしげたのですが、和歌子さんは長女を安心させるため、長男に隠しておくという前提ですが、長女に遺言の存在を知らせることにしたのです。
○遺言に財産目録を添えるメリット
(5)後から、別の遺産が出てくるのを防ぐことができる
「後から、私の知らない証券が出てきたので弱ってしまいました」
和歌子さんは当時、慌てふためいたようですが、調停調書には財産目録が添えられておらず、夫の「全財産」を把握していませんでした。調停調書には「ここで挙げた以外の財産は妻が相続する」という一文があったのですが、他の財産を見つけるたびに憎き長男に報告しなければならないのかと思うと、気がめいるのも無理はありません。筆者は「長女が振り回されないよう、遺言には財産目録をつけたらどうでしょうか」とアドバイスしたのですが、後から別の財産が出てくると、長女は長男と相続の話し合いをしなければなりません。残された長女が二転三転しないよう、遺言には財産目録を添付し、一つ残らず財産目録に盛り込みました。これで、長女は漏れなく財産を名義変更することができて安心です。

遺言公正証書

本職は遺言者・福留和歌子の嘱託により、証人*****、*****の立会の上、次の遺言の趣旨の口述を筆記しこの証書を作成する。

第1条 遺言者は財産のうち4分の3(豊橋市流山町4-19に所在する土地、建物を含む)を名古屋市中区下落合1-31-4 クレールマンション401 武田沙織に、4分の1を豊橋市流山町4-21 福留哲也に相続させる。

第2条 武田沙織が相続した豊橋市流山町4-19に所在する土地、建物は武田沙織の判断で処分して構わない。

第3条 武田沙織が相続した動産のうち、仏壇を除き、武田沙織の判断で処分して構わない。

第4条 本書遺言の執行者として以下の通り、指定する。
 住所 名古屋市中区下落合1-31-4 クレールマンション401
氏名 武田沙織

第5条 遺言の執行者の報酬を金100万円とする。

本旨外要件

会社員 遺言者 福留和歌子

上記遺言者は本職と面識がないので、法定の印鑑証明書をもって、人違いでないことを証明させた。

上記遺言者及び証人に読み聞かせたところ、各自筆記が正確なことを承諾し、以下にそれぞれ署名捺印する。

遺言者 福留和歌子
 証人 *****
 証人 *****

この証書は民法969条第1号乃至(ないし)第4号の方式により作成し、同条5条に基き本職が次の署名する。

*********************
 **地方法務局 公証人****

財産目録
1.不動産
 <土地>
 所在 豊橋市流山町 地番 4番19 地目 宅地 地積 197.00平方メートル

<建物>
 所在 豊橋市流山町 4番地19 家屋番号 4番19 種類 居宅
 構造 木造スレートぶき2階建 床面積 1階 64.00m2 2階 54.18平方メートル

2.預貯金
 豊橋銀行 流山支店 普通預金 355755 本証書作成時点で3085万1698円
ゆうちょ銀行 記号280 番号784521 本証書作成時点で50万1581円
 豊橋信用金庫 流山支店 普通預金 002587 本証書作成時点で3万445円

3.保険
かんぽ生命保険株式会社 証券番号 第785145号 受取人 武田沙織
 毎日生命保険相互会社 証券番号 ACE-89684 受取人 武田沙織

4.負債
なし

○長男は事実と向き合えるのか
このように、長男の暴挙のせいで、和歌子さんは「長女有利」の遺言をしたためるしかなかったのです。そのことは法律的に問題ないのですが、気持ち的には問題があります。長男が「母に疎まれていた」という事実を受け入れるには時間がかかるでしょうし、長男がいつまでも現実逃避を続ければ、また、夫のときのように遺産協議が長期化することになりかねません。何より、長男の行き過ぎた行動によって長男と長女の間に埋めがたい溝が生じたのは、残念でなりません。和歌子さんが天に召された後も、長男と長女が家族らしい付き合いをすることは難しそうです。

露木行政書士事務所代表 露木幸彦

オトナンサー / 2019年10月13日 9時10分(上)2019.10.14(下)

 

 

 

人手不足倒産の増加や高水準が続く有効求人倍率などを背景に、労働者派遣業に対する需要が高まっている。景気動向指数を見ても、近年は労働者派遣業が全体を上回っている状況だ。一方で、中小・零細企業を中心に派遣業者の倒産が増加している。帝国データバンクは、2008年以降の労働者派遣事業者の倒産動向について集計・分析した。それによると、18年の「労働者派遣業」の倒産件数は前年比2.7%増の76件で、3年ぶりに増加に転じた17年を上回った。負債規模別に見ると、18年は「5000万円未満」の倒産が68.4%(52件)を占めており、過去最多タイ。小規模倒産は15年以降に増加傾向で、17年に初めて構成比が70%を超えており、高止まりしている状態だ。帝国データバンク情報部の箕輪陽介氏は、「人手不足により売り手市場が加速するなかで、派遣スタッフの確保などで大手と中小・零細との格差拡大が進行していると見られる」と語る。空前の売り手市場といわれる今、派遣業界に何が起きているのか。箕輪氏に話を聞いた。

●大手への人材流出に苦しむ中小の派遣会社
――大手と中小で明暗が分かれている理由はなんでしょうか。
箕輪陽介氏(以下、箕輪)小規模事業者には2つの問題点があります。ひとつ目は、派遣スタッフが足りないこと。いい人材は大手が獲得してしまうため、スタッフ不足でビジネスが成立しなくなっています。2つ目は社員自体が不足していること。企業への営業活動や派遣スタッフの管理を行うためには一定の人材が必要ですが、その人材を確保できていないことが小規模事業者の大きな課題となっています。
――近年の派遣会社の倒産にはどのような特徴がありますか。
箕輪 石川県のプレミア・ジャパンは地元を中心に中堅規模に成長しましたが、リーマン・ショック後に経営が悪化し、中核社員の転職などもあって営業力が低下、17年いっぱいで事業停止となりました。静岡県の齊藤商事は主に工事現場への人材派遣を行っていましたが、同様に業績悪化で18年5月31日までに事業停止しています。大分県の日本ソフト工業はピーク時に約1000名の派遣社員を抱え、売上高は35億円を計上していました。しかし、東日本大震災で東北地方の工場が打撃を受けたことで受注が激減。13年には得意先が事業を縮小したため資金繰りが悪化し、17年3月に大分地裁に破産申請を行いました。派遣会社は人材がすべてなので、派遣スタッフや社員などの人材が流出してしまうと事業継続は難しくなります。この構図は物流業界も同じです。トラックなどのドライバーは条件のいいところに移っていき、人手不足に苦しむ運送会社が増えています。大手の派遣会社は福利厚生が手厚く、スキル向上などのサポート体制もしっかりしています。一方で、小規模事業者は派遣スタッフの囲い込みにコストをかけられません。人材の流動性が高まっていることで、必然的に小規模事業者には苦しい状況となっています。派遣業界に限らず、「攻勢に出る大手、消耗戦を強いられる中小」という構図は共通しています。
――人手不足の一方で、メガバンクなどの金融機関はリストラを続けていますね。
箕輪メガバンクではAI(人工知能)などを利用して人材の3割程度をカットし、省力化していくのがトレンドになっています。その3割の人材がどこに流れていくのかが問題ですね。今は、AIなどの技術革新によって少ない人材でビジネスを回す時代への過渡期といえます。
●改正派遣法で「派遣切り」「雇い止め」の危惧も
――特に地方の人手不足が深刻化していますが、地方の派遣会社の動向はどうですか。
箕輪 地方の場合、派遣先がほぼ固定されているケースが多いのですが、その派遣先が業績悪化したり事業所を閉鎖したりすると、派遣会社のほうも行き詰まってしまいます。そのため、地方の派遣会社の倒産も多いです。たとえば、前述した日本ソフト工業は精密機械メーカーのカメラファインダーの組立・加工などの業務に人材を派遣していましたが、派遣先業種の不況の影響を受けてしまいました。生産ラインを機械化するメーカーも多いため、今後も同様のケースは起きるかもしれません。
――15年9月に施行された改正労働者派遣法では、派遣社員の無期雇用への転換などの措置が設けられていますが、影響は出ていますか。
箕輪効果や弊害が顕在化するのは、これからでしょう。派遣社員が正規雇用になりやすくなることで、派遣会社とすれば新たな派遣スタッフを確保しなければならないため、困惑していることは確かです。また、本来は改正派遣法は派遣社員の処遇向上を推進するためのものですが、派遣先の「派遣切り」や「雇い止め」なども危惧されています。これらについても、引き続き注視していく必要があるでしょう。
(構成=長井雄一朗/ライター)

2019年4月9日 07:00 0

 

低金利が続いています。というより、金利は実質的にマイナス金利が続いています。マイナス金利とは預金者が利息をもらう代わりに、利息を払うことをいうのですが、すでに一部の法人預金では導入済みです。

○日本国債を持ち続けると元本割れする!?
市場関係者以外はほとんど見ていませんが、日本の金利はとても“ひどい”状態になっています。たとえば、日本国債の利回りは各年限でこのような水準です(各データベースより筆者作成、2019年9月27日時点)。
日本国債 2年:マイナス 0.33%
日本国債 5年:マイナス 0.37%
日本国債 10年:マイナス 0.25%
日本国債 30年:プラス 0.31%

これが意味するところは、読者が2年国債を今購入して満期まで持ち続けたとしても、利回りはマイナスなので元本割れするということです。単純計算では、1万円で2年債を買ったとすると、満期に帰ってくるのは9,934円にしかなりません(10,000 -(10,000×0.33%×2)= 9,934円)。日本で最も信用力が高い国債を買っても、持ち続けると必ず元本割れするわけですから、何のために国債を買うのかワケがわかりません。日本の国債ですから、まず信用リスクには問題ありません。格付けもA+(シングルAプラス:スタンダード&プアーズ)なのですが、マイナス金利で元本割れしますから、この格付けに意味があるかどうかも、ワケがわからなくなってきています。信用力では元本割れする可能性の低い日本国債が、持ち続けるとかならず元本割れするというパラドックスです。

○口座維持手数料が導入されたら?
既述の通り、機関投資家(銀行・証券・運用会社・事業法人といった大口投資家)の預金は実質的にマイナスになっています。つまり、普通預金や当座預金(小切手や手形を発行できる預金)にいくら何千億円預けていても、実質的な運用手数料が引かれます。嫌なら他の銀行に行ってね、です(他に行ってもマイナス金利ですが…)。なぜなら、銀行がその預金を日銀に預けて運用してもマイナス金利でしか運用できないからです。ということは、今後状況によっては個人預金にもマイナス金利が導入されるか、もしくは口座維持手数料が導入されるかもしれません。日本の銀行が口座維持手数料を過去に導入したのは聞いたことがありませんが、かつて米銀のシティバンク(リテール部門)が口座維持手数料を導入していました。コストをカバーするためには必要な措置ではあったのでしょう。実際、そのシティバンクを引き継いだSMBC信託銀行プレスティアでは口座維持手数料を導入しており、前月の月間平均総取引残高が20万円相当額(外貨)、または50万円(円預金)以下の場合は手数料が課されます※。ですので、日本の銀行が口座維持手数料を導入していないわけではありません。では、こうした手数料の支払いを避けるために預金者はどのように対応すればいいのでしょう。筆者が考える方法は以下の通りです。
(1)口座維持手数料のない銀行に移管する
(2)取引銀行をまとめ、口座維持手数料を課されない残高を保つ(一定額の定期預金を維持する)
もっとも、日本の全銀行が口座維持手数料を導入してしまうと防御策はないわけですが、その際は残高を常にゼロにしつつ当座貸越も設定せず、手数料を引き落とせないようにする等の過激な方法も”あり”でしょう。ある意味で、預金者が賢くなるチャンスではあります。

LIMO / 2019年10月3日 20時20分

 

 

クライドワークス(クラウドソーシングの業者)の副業のメリットデメリットを書きたいと思います。

○メリット
・自宅やネットカフェ等職場以外の場所にいながらにして小遣い稼ぎが出来る(ネット環境が整っていれば)
・仕事を選ぶことが出来る(自分に好きな仕事を受注してこなすことが出来る)
・自分の特技を仕事に生かせる可能性がある(あくまでも可能性)
・好きな時間に好きな仕事をすることが出来る


○デメリット
・単価の安い仕事が多い(単価の高い仕事もあるがある程度のスキルが必要なことが多い)
・単価の安い仕事であれば仕事を大量にこなさないと換金できない
大量に仕事をこなすと言うことはそれだけ労力や時間がかかると言うことです。
・20%の手数料が取られる(これが高いか安いかは不明であるが)
・仕事を終えて納品できても承認されるかどうかは不明である(承認されなければその労力や時間が無駄になる)
発注者がどういう基準で承認非承認にしているのか明確でないケースもある。
・承認非承認の判断結果が出るまでに時間がかかることがある(すぐに承認非承認の結果を出す人もいるがなかなか出さない人もいる)
この件については仕事の応募期限終了日から2週間以内に発注者が承認非承認の結果を出さない場合は全て承認になると言う仕組みになっている。しかし、仕事を受注して納品が終わってから承認非承認の結果が出るまでに時間がかかりすぎると言うこと思うのは僕だけだろうか(結構そう思っている人は多いようです)。発注者に直接催促(督促)をする(ポイントの有効期限の都合があるのでと催促(督促)すると)とある程度の人(発注者)が承認非承認の結果を出してくれますが、それでも承認非承認の結果を出さない人はいますね(「ひどい人(発注者)になると散々待たせて非承認にする」「大量に仕事を発注しまくる(それも単価が安い案件を発注しまくる)くせになかなか承認しない(忙しくて承認非承認の結果を出す暇がないのなら大量に仕事を発注するなよ)」など)。結局発注者側が「仕事を発注したいがお金を払いたくない(又は支払いを遅らせたい)」と言う理由で意図的に承認非承認を遅らせるということをしている人もいるようです。
・仕事を発注する「供給者」と仕事をこなす「需要者」のバランスにおいて問題がある(あくまでもこれは主観的意見です)
「単価が安くてもいいからお金が欲しい」と言う「需要者」が結構大量に登録しているのではなかろうか。


○結論
クラウドワークスでお金を稼いだ人もいるようですが稼げない人の方が多いように感じます。