先日洛陽33ヵ所観音霊場巡礼を全て回り終えた。

最後に参拝したのは第7札所の長楽寺。ここは丸山公園の近くで、わりとこじんまりしたところだが、自然が残っていて、鳥がよく鳴いていた。ひととき、京の賑わいをはずれ、静けさの中に身を置くことができた。

 

英語クラスの後、運動がてら学校から歩いて行った。四条通りは観光客だらけで、さっさとは歩けない。それが祇園までずっと続く。八坂神社の中を通るとさらに人出があるので、長楽寺に続く脇の道をまっすぐ登っていった。

 

ここは建礼門院が出家された寺とのこと。

もともとは天台宗のお寺だったのが、室町時代に国阿上人に譲られて時宗に変更されている。

そして頼山陽や賴三樹三郎らの墓があったりもする。

もともとは丸山公園も寺の敷地だったらしい。この寺もさまざまな転変を経てきたのがうかがわれる。

 

木々が美しく、もう少ししたら紅葉が映えるところのようだ。

 

 

 

 

 

帰りがけに空を見上げたら飛行機雲がまっすぐ伸びていた。

いつの頃からか、まっすぐ下から上に伸びていく飛行機雲に出会うと、吉兆と捕らえるようになっている。

この日もまっすぐ上に上がる飛行機雲を見た時、満願成就の証しとして祝福されているような気がした。