《芸術の秋》です。

美術館もいいですが、日常の美に注目してみませんか?

鉄器、陶器、漆器、木工品、竹細工、家具、織物、ガラス細工・・・

日本の手仕事の丁寧さ、高度な技、デザインの秀逸さは、美術館にある芸術作品に決して引けを取りません。

庶民にも手の届く値段で、美しくて便利な工芸品を手に入れることができる日本はいいですね。

雑誌「nid」のバックナンバー  暮らしの道具いろいろ

 

見るだけ、使うだけじゃもの足りないひとは、民藝の精神を深く理解しましょう。

「民藝運動」の柳宗悦河井寛次郎 の文章は、格調高くて美しい!力強い!

民藝を理解するための王道です。

 

民藝運動の周辺にスポットを当てた『アウト・オブ・民藝』 軸原ヨウスケと中村裕太

現代の若者が独自の審美眼をもって民藝について語っているところに驚きます。

 

原田マハ『リーチ先生』では、イギリス人の陶芸家バーナード・リーチの助手となった日本人の目を通して民藝運動を体感できる小説です。

どこまでがフィクションかわからなくなる、リアリティある展開はさすがマハさん!

 

福ぶっく堂の玄関の芹沢銈介の暖簾

『福』の意匠がお客様を出迎えてくれています。

皆さんの周りにある民藝をお楽しみください。