スロヴァキア首相の暗殺未遂。

イラン大統領の不審な墜死。

 

続く戦争、ジェノサイド…。

今、世界は異常なほどの争い、対立、憎しみに満ち、

不穏な空気感に満ちています。

 

連綿と続く、世界の対立と闘争の歴史に対し、

日本は稀有な歴史を持った国でした。

 

1540年台初めに、ヨーロッパから鉄砲が伝来するや、

日本人はあっという間に最高級の技術を以て質の良い鉄砲を製造するようになり、

一時期は輸出までしていたにもかかわらず、

いつの間にか利便性の良い飛び道具を自らの判断で放棄し、

刀剣の世界に戻って行ったのです。

 

その選択には、日本人の倫理観が不可分だったと

『鉄砲を捨てた日本人』の著者、ノエル・ペリン氏はおっしゃっています。

 

鉄砲は単なる人殺しの武器として倫理から解放されていたのに対して、

刀剣には倫理性が不可分に結びついていた。

人を殺すという行為に対して、

日本人は非常に厳しい倫理観を課していたと言えます。

 

そして、鉄砲を捨て、戦争をしない国となった日本は、

江戸期には世界最高水準の文化の華を咲かせました。

日本という国は技術発展において、

西洋のように闘争や搾取を必要としなかったのです。

 

 

考古学的な知見によると、

日本の石器時代の遺跡からは、殺傷用の武器が見つかっていない、

という話も聞きました。

 

聖徳太子の『十七条の憲法』にあるように、

「和を以て貴しとなす」を旨として来た日本人。

この遺伝子は、混迷の今の世界にこそ尊く、必要なのではないでしょうか?

 

そしてこの調和の遺伝子こそ、

私たち日本人が誇りに思うべきことだと思うのです。

 

 

 

アインシュタイン博士は、1922年に日本に訪れた時、

次のようなメッセージを残しているそうです。

 

 近代日本の発達ほど世界を驚かしたものはない。
 その驚異的発展には他の国と違ったなにものかがなくてはならない。

 果たせるかなこの国の歴史がそれである。

 この長い歴史を通じて一系の天皇を戴いて来たという国体を持っていることが、

 それこそ今日の日本をあらしめたのである。
 

 私はいつもこの広い世界のどこかに、

 一ヶ所ぐらいはこのように尊い国がなくてはならないと考えてきた。
 なぜならば、世界は進むだけ進んでその間幾度も戦争を繰り返してきたが、

 最後には闘争に疲れる時が来るだろう。
 

 このとき人類は必ず真の平和を求めて

 世界の盟主を挙げなければならない時が来るに違いない。
 

 その世界の盟主こそは武力や金の力ではなく、

 あらゆる国の歴史を超越した、世界で最も古くかつ尊い家柄でなくてはならない。
 

 世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。
 それはアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない。

 

 我々は神に感謝する。

 神が我々人類に日本という国を作って置いてくれたことである。

 

アインシュタインの言葉 - 日本を知る会 (xn--obkn365u1guzob621c.jp)

 

 

今私たちは、日本人としての血に、誇りを持てないでいます。

戦後の教育の影響は大きく、その罪は重いと思います。

 

私たちはもう一度、我々の先祖の実力の高さを知り、

日本人としての誇りを取り戻さなければなりません。

 

そしてもう一度立ち直って、この稀に見る「調和の力」で

明るく、愛のある方向へ、世界を牽引して行く。

このことこそが、世界における これからの日本の役割であると思います。