先週の木曜日に61回目の誕生日を迎えました。

 

「60歳を過ぎるとガクッと来るよ」という話も以前耳にしていたのですが…

お蔭様で還暦を迎えてから、更にまる1年がたった今、

まだ体力の衰えを、さほど感じることなく過ごしています。

 

むしろ 体調不良の時がなくなり(気付かないだけ?)、

ここ7年くらいは風邪一つひいていませんし、

疲労を感じることも少なくなりました。

 

クライミングに関しても、

選手現役時代に比べて、登れるグレードはそれほど大きく下がっていませんし、

動きや身体機能の面では

ランジの飛距離が出せなくなった…( ̄▽ ̄;)

腰回りが少し硬くなった…( ;∀;)

などはありますが、ガックリ来るほどの

著しい衰えは感じることなく 登れています。

 

ありがたいことです。

 

むしろ 40代~50代前半くらいの、今より若い時の方が駄目でした(笑)

すぐに疲れて休みたくなったり、楽をしたくなったりしていたし、

年に1、2回は体調を崩して寝込んでいたし、

クライミングに関しても、力に頼ったり恐怖心や雑念が勝っていて、

今より格段、集中力もなく下手くそでした(^▽^;)

 

誕生日を節目として自分を振り返ってみると、

以前の駄目な私から、少しは脱却できている。

駄目は駄目なりに努力をすれば、

意外と成長できていることに気付いて、ちょっと嬉しいです。

これでやっと人並みなのかも、、、とも思いますが(;・∀・)

 

でも、成長したいと足掻いて、努力することだけは継続出来ています。

その点は、自分で自分を褒めてあげたい!(#^.^#)

そして、その努力の糧は…多分、「気力」です。

 

自分の駄目さを何とかしたい!と、宇城先生の塾の門を叩いて7年。

日本の伝統の精神文化を教えて頂き、自分なりに実践して来ました。

 

「気の国、日本」。
 

「気」は日本の武術のお家芸ですが、

現在の日本で、「気」を遣える人はほとんど見なくなってしまいましたし、

それに伴い「気」の力を信じる人もいなくなってしまいましたが、

先生はその「気」をしっかりと継承し、実際に示せる稀有な人です。

先生に教えて頂いている貴重なことは、本当に多々あるのですが、

中でも私にとって大きいことの一つが「気力」です。

 

「気力」とは、実に奥が深いです。

 

目には見えないけれど、人の心のあり方と非常に密接に影響し合うものであり、

概念ではありますが、実態を伴うものであり…

 

そして、自分の中心から湧き出る力、心の自由闊達さ、ぶれない軸、調和の力…

これらは全て、自分の「気力」の大きさと相関関係にあります。

「気力」の大きさとは、人としての「器」の大きさでもあります。

 

近頃は、この「気力」が

ちょっぴり大きく育って来ているのかな?と感じています。

 

そこで、この春からはさらに深く学ぶために、

先生を師と仰ぎ、空手や居合の修行に通い始めました。

60の手習いです。

でもクライミング同様、真剣に取り組んで、

少しでも日本伝統の持つ深遠な力を身に付けて行きたいです。

 

それは私自身の成長につながると思いますから、

生涯に亙って修行し続けて行きたいと考えています。

死ぬ時が、自分の最高到達点となるように。

 

生涯修行。

成長への足掻きを止めた時、人は老いる。

 

老いへの不安は正直あります。

でも、そこにこだわっている場合ではない。

「気力」の成長と充実が、その不安を凌駕してくれる、と思うからです。

 

そう思うと、「老い」は上手く付き合って行けば大丈夫、と思えますが…

ただし老眼だけは、順調に進んでいます!

お誕生日のお祝いに、生徒さんのお母さまから眼鏡ホルダーを頂きました(*^-^*)

 

ありがとうございます!

眼鏡をかけたり外したり、本当に煩わしい!

なので大切に、重宝させていただきます<(_ _)>

 

お嬢ちゃんのお手紙も添えられた、嬉しいプレゼントでした♡