辛い闘病中でも透き通ったような深い精神性を感じさせるブログがあります。自然の写真も本当に綺麗で、同じものを見るにしても、私とは全然違うものを見ているような。

大学の同級生から癌が見つかってもう手術も出来ないので、ジャズライブ(そういえば彼はジャズ研で、学生時代一度彼が企画した冨樫雅彦のライブに行ったっけ。故冨樫氏当時から身体不自由でしたが、今回wiki見て、浮気で妻に刺されて脊髄損傷の結果と知りました)を生前葬代わりに企画するという葉書が来ました。
それぞれ、その爽やかな文章の裏には、厳しい状況があるだろうに。

私は中々そういう心境にはなれなくて、ジタバタと暮らしています。先日隣の市に越してきた従兄弟が遊びに来ました。妻を去年癌で亡くし、母親(私の伯母)は100歳で施設、本人急に老け込んでむさ苦しく、鬱っぽく、安定剤と睡眠薬は手放せないと。どうも私の母方の家系は私も含めて精神的に弱い人が多いです。

で、凡人の私は最近何年ぶりかで市の婦人科検診を受けに行きました。優しそうな年配Dr.は問診票に書いた1型糖尿病を見て(ポンプしてるので、書かない訳にいかない)、「大変でしたね〜1型なのに二人も子供生んで!」(婦人科検診では子供の数とかも書かされる)って。一瞬どゆ意味⁇  次の瞬間あっ、と気づき「大人もなるんですっ!80代でなる人もいるんですっ!」(ちっ、50うん歳で発症ってわざわざ書いてあるだろ!と心の中で毒づきながら)「へぇ若い人だけと思ってました」こういうDr.、もう何人目だろう?Dr.がこうだから、一般の人はなおさら理解出来るわけない。

発症当時は藁にもすがりたくって、友達にも言いまくってたけど、結局誰も助けてくれる訳ではない、安っぽい同情や涙はいらない。なので、最近は必要ない限り、人には病気のことは言わなくなりました。「ところで薬が効いて病気治った?」とか「あなたはこれ、食べちゃダメ!」とか言われストレス抱えるよりマシ。時にすごい孤独感に陥ることはありますが、どっちにしろ誰も代わりに引き受けてくれる訳でなし…。
元々清くないけど、1型になってさらに根性悪くなった気がします。

そういう私を無条件に慰めてくれるのは、やっぱり自然だったり動物だったりです。
北海道のひまわり🌻だそうです。