すごく久しぶりにブログを書きます。


今回は非行と違い、引きこもりについて書こうと思います。

【引きこもりに「働け」と言うのは逆効果】

引きこもりに対して「働け」「学校に行け」と毎日言ってたりしませんか?

ごもっともな正論なんですが、実は真面目に働いたり、学校行くどころか逆効果なんです。

引きこもりの人のほぼ全てに共通するのが、

働かない
家から出られない
学校に行けない

これら自分の行動に強い劣等感を抱いている。ということです



もし、これを読んでいるのがお母さんだとしたら、ダイエットに例えてみてください。

運動しないといけない、
間食をしてはいけない、

分かっていて、「痩せないと」とは思っているけど、
それに勝るめんどくい気持ち、美味しいもの食べたい気持ち、があるからダイエットが上手くいかないのです。

この状況で「痩せろよデブ」などと言われたらどうでしょう?

「そんなの分かってるよ」
「うるさいなぁ」

となるのではないでしょうか?

そしてあるところで開き直るでしょう。

太ってる人に、「痩せろ」と直接的にいっても意味がないように、引きこもりに「働け」と言っても意味がないのです。

それどころか、自分のコンプレックスを強く突かれ、腹をたて逆上したりします。

どうでしょう?

「働け」と言って「うるせえ」と怒声が飛んできたことはないでしょうか?

痩せなければと思ってるけど運動しない

働かなきゃと思ってるけど引きこもる

もしくは、「宿題やりなさい」と言って「分かってるようるさいなー」と返ってくることにも同じことが言えます。

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世の中で当たり前とされてる基準はいくつかあります。

「毎日学校に行く」
「宿題をやる」
「手に職を着ける」

世の中のほとんどの人が、それを普通にこなして生活しています。しかしながら、皆ができるその「当たり前の基準」に達してない人もいるのです。

だから、「働け」や「学校に行け」と単純に何回も言うのはやめた方がいいということをお伝えしておきます。



ちなみに、【引きこもりの約80%が昼夜逆転している】と言われています。

これは私の個人的な意見ですが、「交感神経」と、上でも書いた「劣等感」によるものだと思ってます。

上でも書いたように引きこもりの人たちは自分の置かれてる状況に強い劣等感を持っています。なので、普通の人が会社や学校に行ってる時間に、

ただ起きて、、、テレビを見て、、

というように無為に時間を過ごすのが苦痛で苦痛でたまらないのです。

なので、自分の劣等感や引け目を意識させられる時間には起きず、朝寝て夕方起きるような生活になりがちです。

また、通常起きているときは交感神経が、寝ているときは副交感神経が優勢になります。

普通に生活している人は日中仕事や学校に行って、適度な緊張状態にあるので交感神経が優勢になり、
帰ってきて交感神経の緊張が解かれ、副交感神経に切り替わる。

つまり、昼間と夜間でメリハリがある生活を送ってるわけです。

しかしながら、引きこもりの人は起きてもテレビやユーチューブ見たり、ゲームしたりとなりがちなので
交感神経がリラックスした状態でずっといて、メリハリが曖昧になります。

そうなると自律神経のバランスが崩れて色んな症状が現れるのですが、そのひとつとして昼夜逆転という症状があるのです。

さらに、昼起きてると日中学校や仕事に当たり前のように行ってる普通の人達と、無為に過ごしてる自分との間のギャップを気にせずにはいられません。

しかしながら夜は皆家にいてくつろいでる場合が多いので、今の自分を安心させることができます。

こういう劣等感を意識しない為という意味でもあるのです。本人たちは無意識にやってる場合が多いとおもいますが。