西日本研修大会を終えて 男子選抜チームコーチ 野田先生(浮羽中)から | 福岡県ソフトテニス連盟 中学部会

西日本研修大会を終えて 男子選抜チームコーチ 野田先生(浮羽中)から

西日本選抜中学生ソフトテニス研修大会を終えて
                                  

福岡県選抜コーチ 野田


平成21年2月1日(日)に、福岡県選抜Aチーム(+Bチームから1名の合計9名)が山口県下関市庭球場で行われた平成20年度西日本中学生ソフトテニス研修大会に参加した。今年度は県の一貫指導体制整備促進事業第5回強化練習会(強化合宿)と日程が重なったため、例年2日間参加していたが1日のみの参加となった。しかし中国・四国・近畿各県の代表とレベルの高い試合を経験できたことは3月の都道府県対抗に向けて自分たちの現状を把握する上でも意義深い大会になったと思う。
1日を通して1対戦1時間10分まわしで計5対戦することができた。試合順は次の通り。1試合目、山口県選抜。2試合目、香川県選抜。3試合目、広島県選抜。4試合目、鳥取県選抜。5試合目、兵庫県選抜。1試合目は、いきなり昨年の代表を数多く残している山口県選抜との対戦で、全く歯がたたずにすべてのペアが惨敗という結果であった。相手後衛はボールのスピードがとても速く且つ安定しており、また前衛の効果的なポジショニングにも完全にはまってしまい、試合の流れにほとんどついていけないという感じだった。2~4試合目の香川県選抜・広島県選抜・鳥取県選抜は実力的にも五分といった感じで、自分たちのゲームを展開することが8割方は出来ていたようである。その結果、香川県選抜・広島県選抜には辛うじて勝ち、鳥取県選抜には五分五分という感じだった。そして迎えた最終戦。兵庫県選抜との対戦は相手が山口県選抜に負けず劣らずといった戦力で、実力は発揮したものの力が遠く及ばずという結果だった。本大会はU14ナショナルチームのメンバーも参加しており、そのような選手と対戦できたことは大きな収穫であったが、同時に福岡県選抜Aチームの課題も明らかになった。まず、全体的に元気がないということ。打ったら次という基本の待球姿勢がまだ遅れていること。大事な1ポイントをどうとっていくのかという瞬間的なプラン作りとその実行力に欠けること。基礎体力不足。(試合中に足がつった選手が出た。)チャンスボールを確実に決めることが出来る安定感の無さ。(イージーミスが多すぎる。)ポジショニングを早くとれていないこと…等々。逆に成果としてはカットサービスがとても有効であったことは実感として味わうことが出来たように思う。3月の都道府県対抗までに各選手がレベルアップを図り、本戦に臨んでもらいたい。(なお、大会後に福岡県選抜Aチームのキャプテンが江藤英司君(浮羽中)に決定した。みんなをリードしていってもらいたい。)


当日の参加選手

後  衛             前  衛

岡  慶 彦(元岡中)       江 藤 英 司(浮羽中)
山 口 倖 平(大牟田中)     平 川 大 揮(大牟田中)
諌 山 隆 則(浮羽中)       石 川 奨 真(多々良中)
椎 葉 侑 貴(篠栗北中)     貴 島 逸 斗(元岡中)
廣 瀬 達 也(多々良中)