犬の前十字靱帯部分断裂は見逃している ことが多い | 人間より動物好きの獣医 シワ神シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

昨日、埼玉動物医療センターで整形外科のセミナーがありました。

前十字靱帯の部分断裂が、割と多く見逃していることがあるということでした。

前十字靱帯の部分断裂の症状は、症状がなかったり、時々跛行したり、寝ていて立ち上がる時に跛行したり、痛み止めで良くなるけど、治らない、症状が数日から数年続いている、触っても痛がらないという症状が多いです。

症状としては、ぱっとしない症状が続きます。

特に大型犬が多いですが、日本では、小型犬でも見られます。

診断としては、姿勢や歩き方が、時々負重がかかる跛行をしたり、歩いている時に部分断裂している足が外側に向いていたり、座っている時に膝が伸びたままで、足を前に投げ出していたりしますので、その症状が見られると部分断裂を疑います。

触ってみると膝の内側が晴れていたり、膝に関節液が溜まって腫れていてたり、膝を動かした時に痛みがあったり、曲げた状態で膝が前後にずれたりすることが見られると部分断裂を疑います。

レントゲンでは、関節液が溜まっていたり、骨が硬化していたり、関節炎が起こっていたりすると部分断裂を疑います。

治療は、外科的な治療になります。
関節外法、変形骨切り術が治療になります。

前十字靱帯の原因は、今だにわかっていません。
原因不明の跛行は、前十字靱帯の部分断裂を疑って検査をした方がいいです。
いろいろな手術方法がありますが、今のところ骨切り術が支持されています。
部分断裂は、早期に治療されることで、よりよい成果が得られる可能性があります。

原因不明の時々、跛行をする場合は、前十字靱帯の部分断裂の可能性がありますので、早期の検査をしましょう。