うさぎの肥満 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

うさぎの肥満は、関節炎、骨粗鬆症、

陰部周囲の便や盲腸便の付着、尿やけ

ハエウジ症、代謝性疾患などの

深刻な問題が出ます。



肥満になる原因は、濃厚飼料を

与えすぎになっていることが多いです。



濃厚飼料は、著しく低繊維で高タンパク

高脂肪になっています。


ペレットフードは、手軽で与えやすい

ので、使っている方が多いですが、

ペレットフードは、肥満や毛球症の

原因になることがあります。



果物は、単糖の含有量が多い為、

胃腸障害の原因となりますので、

与える場合は、ごく少量にしておきます。



豆類、トウモロコシ、パン、シリアル

ナッツ、種類、チョコレートなどの高脂肪

高炭水化物のおやつは絶対に与えないように

してください。



うさぎの肥満は、食事に注意して肥満に

させないことが1番になります。



ただ、肥満になってしまったうさぎは

ダイエットをすることがいいと思うのですが

うさぎのダイエットはものすごく難しいです。



うさぎは絶食しては絶対だめです。


飢餓状態になると急速に肝リピドーシス

という病気になってしまいます。



肝リピドーシスは、肝臓が壊れてしまう

病気なのでなってしまうと大変です。



ダイエットは、食べる量と便の量を

注意深く観察する必要があります。



濃厚飼料を数週間かけて少しずつ

少しずつ減らしていきながら牧草や

青草の自由菜食に切り替えていきます。



切りかえられたら、牧草、青草、青菜

のみをあたえていきます。



おやつは全て止めて、野菜をおやつとして

与えるようにします。



遊んだり、散歩したりすることで

運動をする機会を増やしていきます。



うさぎを肥満にさせないようにするためにも

濃厚飼料は与えず、牧草や青草、野草

などの自由菜食で飼育するようにしましょう。


動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ