こんにちは、ふじたけです。
それでは、本日は私の新兵器、
Askar FRA400のファーストライトのお話です。
もともと、惑星観測と撮影をメインに考えていた私の装備は、星雲撮影に向いたものではありませんでした。
でもやっぱり、冬の賑やかな星雲たちに惹かれ、そして、薔薇星雲やアンドロメダ銀河の大きさに打ちひしがれ、もっと画角が確保できる、焦点距離が短めの望遠鏡がどうしても欲しくなりました。
そうして選んだのが、焦点距離400、F値5.6のAskar FRA400でした。
まずは簡単に。と、面倒なことが嫌いな私は、ダーク補正もフラット補正も無しで、電子観望をしながら、ライブスタックで気楽に撮影することにしました。
(電子観望やライブスタックのことは、また別の機会にお話ししたいと思います)
それでも、それなりには撮れるだろうとタカをくくっていた部分はありました。
すいません、星雲なめてました!
架台はAZ-Mount proという自動導入経緯台です。
星の追尾はしっかりしてくれますが、経緯台ですので連続露光時間は30秒間程度が限界です。
ということで、まずは25秒でワンショット。
あれ?なにも写りませんね。いや、僅かに星が見えてます
(今見るとgain50でした。そりゃ写りませんね)
仕方ないので、gainを上げます。えい。
なぜ、緑に?!
まだまだキャプチャーソフト(SharpCap)の挙動がよく掴めません。
でも、微かに薔薇っぽい姿が写っていそうです。このままスタックを進めてしまいましょう。
そして、約30分ほどスタックした画像がこちら
く、淡い。
なんとか淡い部分を強調していきます。
そしてこうなりました。
少しかぶってますが、見た目は明らかに薔薇星雲です。
中々頑張ったじゃないかと思っていましたが、、
んん?
こ、これは…!
拡大するとノイズだらけなのですが、特にひどいのがこの緑と赤のミミズ。
これこそが世に聞くホットピクセルというやつですね。CMOSカメラによる天体撮影においては、スライムのように頻繁に現れる敵です。
勇者ふじたけとしては、撮影レベルが1レベルだとしても、あっさりと倒さなければなりません。
しかし、ハタと気づきます。
これはライブスタックでの撮影でした。そもそも、スタックしているから、点ではなくミミズ状にうにゅうにゅしているのです。
もう、こいつを倒すすべは私にはありませんでした。スライムに完全敗北です。
この画像は今後の戒めとして残しておきましょう。簡単撮影でも、ノイズの処理については考えておかなければなりませんね。
きっとこれから天体と付き合っていくなら、ダークノイズとの戦いも延々と続くのでしょうから…。
と、言うわけでAskarのレビューができるほどの写真はまだありません(笑)
一歩一歩レベルを上げていくしかありませんね