時は待ってくれない | 感動のススメ
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感動のススメ

「感動をちからに 喜びをかたちに 感謝をこころに」という理念を元に日々の出来事を綴っていくブログ

私的な話で恐縮ですが・・

この3連休の初日

86歳の父親の見舞いのために

一人で岡山に戻ってきました。

 

 

意識はまだしっかりしていますが

固形の食事はほぼ無理で

高濃度の点滴で栄養を取っています。

 

点滴以外はプリンを食べたい

という程度。

 

父は典型的な昭和の頑固な苦労人。

 

迫力・威厳もあって、

子供の頃はかなり怖い存在で

煙たくも感じていました。

 

わがまま言いたい放題、

家族皆がテレビを見ていても

自分の気分で平気でチャンネルを変える、

子供の考えや生活に関心を示さない、

話も全部自分の話へと持っていく、

そんな父でした。

  

険悪な関係ではなかったものの

何を言っても受け取ってもらえない

と感じた時から

父親とは会話らしい会話

がありませんでした。

 

働きだしてからは父の気持ちも

わかるようになりましたし、

盆暮れ正月の帰省時は

子供の頃よりはるかに会話する

ようにもなりました。

 

しかし

長年自分の中にしみついた思いは

なかなか消えることもなく

育ててくれた感謝の思いが

ありながらも、

きちんと口にする勇気も機会も

ありませんでした。

 

 

そんな思いがくすぶる中

ある方にアドバイスをいただいた

ことから思い立ち

育ててくれた感謝をきちんと

伝えておこうと決めたのです。

 

テレもあり、長年しみついている

父への感覚もあって、

ワタシ的にはかなり勇気のいる

行動でした。

 

しかし、今後、何かあった時に

「あの時、思いを伝えておけばよかった・・」

「なぜ言わなかったのか・・」

という後悔をしたくなかったので

もう今しかない、と行動を起こしたのです。

 

初めて1人で病院へ行きました。

 

「盆・正月でもない時期にどうしたんだ?」

と言いたげな神妙な表情の父。

 

買ってきたプリンを1時間かかて

ゆっくり食べさせながら

いろんな話をしました。

 

疑問に思っていたこと

子供の頃こんな風に感じていた

ということ

もっといろんな話をしたかったし

聞いてほしかったということ。

 

喉の奥から絞り出すような声なので

聞き取れたのは半分位だったかも

しれません。

 

それでも

「ここまで育ててくれたことに

感謝しています。ありがとう」

と言った時の

父親のふわっと弾けた

屈託のない笑顔は

生涯忘れることのない思い出

となりました。

 

心の中で何かが確実に変わりました。

 

私の中にあったのは壁ではなく

扉であったようです。

 

ドアノブもそこにあるのに

気づかないふりをしていただけ

かもしれません。

 

「育ててくれてありがとう」

 

たったこれだけの言葉を伝えるのに

何十年もかかってしまいましたが

心からの言葉が伝えられたこと

がうれしいひと時でした。

 

時も命も待ってくれません。

すべき、したい、と思っていることに

躊躇している時間はないですね。

 

 

 

 

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