神奈川県から明野に移ってちょうど2年が経ちました。



2008年5月15日、神奈川県の湘南、藤沢市の藤が岡から明野に引っ越して2年が過ぎました。

引っ越した時は敷地の中に一件の家の他には何もない所でした。


この2年間でどんな風に変わってきたかをお見せします。



次の3枚は、5月16日、引っ越しの翌日の様子です。

  家の周りには神奈川から運んだ鉢植えの宿根草などの鉢がそのまま置かれた状態です。



           



家の周りには未だ何も無く、引っ越し荷物の整理で、庭はしばらくこんな状態が続きました。




次の2枚は、6月の中旬頃に撮影した家の周りです。

  このころから少しずつ庭造りが始まりました。


                玄関周りは未だ手が着かず一ヶ月前とあまり変化はありません。


               


引っ越し前に運び、工事の邪魔にならない場所に仮植えしてあったツツジ等の植木類が移植されている他は余り変化がありません。





次の7枚は、6月13日から18日にかけて撮影した家の西側の造園風景です。


玄関周りは、業者にアプローチ等外構工事を依頼する予定で、取りあえず、敷地の西側から造園を開始しました。


敷地は、南西方向に緩く傾斜した土地で、敷地の一番高い位置である北東寄りに家を配し、傾斜をうまく利用した庭造りを考えました。


宅地造成された際、敷地の南西すみに残された大きなナラの木、今も藤の木庵のシンボルツリーになっていますが、その辺りが敷地で最も低く、そのナラの木の下にベンチを配し、花壇の花々や家を見上げられるような庭にするよう造園を進めました。


ベンチまでのルートは、敷地の南側に造成する駐車場からのルートと、家の西側花壇の中に作る石畳の小径を辿るルートを計画しました。


   次の写真は、ウッドデッキから南西方向のベンチを見下ろしたところです。

     土の山は、芝庭や花壇の低い部分等に入れるため、業者さんに運んでもらった庭用の土です。


       



次の4枚は、敷地の北側の森の小径から花壇の中を抜け、ベンチまでの石畳を造っているところです。


使用した石は、全て敷地内から出てきた石で、運んだ植木を仮植する際、また移植する際に出たもので、小石大から一抱えする大きさの石まで、山積みするほどの量が出てきました。


         

   家の北側の林に面した窪地(森の小径)から石のステップを踏んで石畳の小径に・・・




           


 

  写真の中に見え隠れしているのは、矢沢園芸の庭師さんです !?


次の2枚は、敷地の南側に計画したお客様用駐車場用地から西側の造成中の庭を見たところです。



     石畳造成中で、購入した花壇用の枕木や土の山が手つかずに置かれています。



         



次の4枚の写真は、7月に入ってからの映像です。


森の小径から少し登って花壇の中の石畳に入る部分です。

手前の花壇はまだ縁取りが不完全です。

7月中に何とか知人友人を迎え入れる準備を完了させたいとしゃかりきになっていた頃です。


   

         これからどう進めるか?   思案に暮れる・・・???


右側の枕木で囲われた部分が駐車場スペースです。

デッキから庭におりる通路は土留めを兼ね、枕木でステップを作っています。

枕木による花壇や駐車場のしきりは殆ど完成しています。



          



駐車場スペースからベンチの方を見たところです。

庭土は殆ど手つかずです。




デッキで食事やお茶を楽しめるように自作したテーブルと椅子です。

これらは大工さんが残してくれた建築資材のあまりです。

引っ越した時は、デッキの前に山積みされていたものを使えるものと、薪にしかならないものに分け、その中から選び出したもので全て作成しました。購入したものは木工用ビスと白ペンキのみです。


          


カバードデッキに置かれたテーブルと椅子です。後方の山のシルエットは甲斐駒ヶ岳です。





次の3枚は、7月23日に撮影した藤の木庵の全景です。

5月に引っ越して2ヶ月、何とか植木や鉢植えの草花の移植、花壇や芝庭への土入れ、花壇や駐車場のしきりが完成した状態です。

芝は西洋芝の種を蒔いたばかりなのでまだ芽が出ていません。









次の4枚は、同じ年の8月から10月に撮影したものです。

移植した宿根草類も元気良く育ち、順番に花を咲かせてくれました。

   半年も経っていない庭とは思えないでしょう!?


       



            





そして昨年(2009年)の春、業者さんに玄関アプローチと、ガレージ前及び駐車場に白砂利を入れていただきました。


次の3枚は、昨年の6月に撮影したものです。

インターロックのアプローチは業者さんに依頼したもので、駐車場からの煉瓦のアプローチやポストなどは自作です。



                  





そして自作のハーミテージ・ウィステリアの看板、門柱・門扉、フェンス、バラ用のトレリス、パーゴラ、藤棚等、構築物が順次増えて、現在のハーミテージ・ウィステリア(藤の木庵)になりました。


2年! あっという間の2年でした。  昨年3月に正式にオープンが叶い、HPを公開し、ブログを公開し、今日に至りました。


次の4枚の写真は、今年の4月と、5月に撮影したものです。



ハーミテージ正面全景です。玄関脇のトレリスはツルバラ用です。

今年は中段くらいまで花が咲きそうです。



お客様用駐車場からガーデンへの入り口のパーゴラ。2、3年後にバラのアーチが出来ることを期待して根本にツルバラの苗木を植えています。

右脇のトレリスはモッコウバラ用、後方の緑のトレリスはラズベリー用。後方の白いパーゴラは、藤棚、白いアーチは、神奈川から運んだツルバラ用のアーチです。手前の緑のフェンスも、どれもすべて建設廃材等を再利用したリサイクル製品です。



一昨年11月に植え込んだ玄関前のハナミズキ。

昨年の開花はほんの少しでしたが、今年は白い花を沢山咲かせてくれました。

       



昨年は春から秋にかけて、造園のかたわら日本園芸協会 の通信講座、ガーデニング講座を受講し、ガーデンコーディネーターの認定を受けることが出来ました。

いままで続けてきた技術のおさらいのようで、特に難しいことは有りませんでしたが、とても有意義な期間でした。


現在も引き続き、同協会のローズガーデン講座と、庭園デザイナー養成講座を受けています。


先日同協会より、最優秀成績賞の賞状が送られてきました。  驚き!!


受賞結果は、次回の協会誌「プランツ&ガーデン 」に掲載されるとのことで、とても楽しみです。


   ガーデンコーディネーター認定証と最優秀成績賞のメダル


   最優秀成績賞賞状  


ローズガーデン講座も庭園デザイナー養成講座も前回同様に賞状がいただけるよう頑張っていきたいです。 


口コミでご来庵された方、HP、ブログ、雑誌の広告を見てご来庵された方、多くの方々が気に入ってくださり、この仕事を始めて本当に良かったと心から思う日々です。



これからもハーミテージ・ウィステリア(藤の木庵)を宜しくお願いいたします。