映画「ラブリーボーン」を観ました。
カメラマンを目指す14歳の少女が
家の近所の中年男に殺されて、
魂となって家族を見守り、成長してゆく物語。
予告を観たときはさほどピンと来ず、
でも設定に興味があったので、
あまり期待しないで観に行ったのですが
とても良かったのです……
。ほんとうに愛に溢れた家族の元で育ったスージーは
とっても優しくて、かわいい女の子。
そんな少女が突然、家に帰ってこない……。
遺体もあがらない……。
親や家族の苦悩、悔しい少女の気持ち……。
それも描かれてはいますが、
夢物語とも、もしかしたらほんとうに、
この世とあの世の中間があるのかも……と
どちらにも取れる物語が
主演の少女の美しさとあいまって、
濁らない清潔感を保っているのです。
設定はとても不条理な話ですが
見終わってなにか爽やかというか……。
魂となって家族の元へ行って、
それに気付く家族とのやりとり、
そして気付いてもらえないやりとりなど……
そんなシーンはなぜか自然に涙が流れて、
ほとんど泣いていたのでした……。
日本人は死者に対して、
気持ちを残した人がさまよっているとか
成仏しているとか、
そんな感覚を持っているので
この物語にもすっと入りやすいかと思います。
昨年11月に須佐神社でひいたおみくじに
「ただ此世かぎりの生命ではない。
幾千万年の末までつづく、魂の世界がある」(原文のまま)
と書かれていたのですが、
こんなDNAが日本人の中にはあるのだろうと思います。
人は必ず、いつか誰かと死に別れますが
それが永遠の別れではないと思えることが
ものすごく救いになると
自分自身は感じています。
そして、たやすくはないですが
手放すことで
楽になれるということも……。
最後にスージーはそれによって、ものすごく成長します……。
「ラブリーボーン(The Lovely Bones)」というタイトルは
最後に骨が見つかるのか?
どんな意味だろうと思っていたのですが、
生活の骨格のような、深く素敵な意味があったのでした。
そして、おばあちゃん役の
スーザン・サランドンがすっごくかっこいい

スージーに「若さを楽しみなさい!」とか
ファーストキスの話をしたりなんて、
なかなかできません
。今日手放した物。
本 2冊
今までありがとう!
