洲際棒球場(台中インターコンチネンタル野球場) | ふじものブログ

ふじものブログ

ブログの説明を入力します。


台湾二日目。台中に移動して「ラミゴ×中信兄弟」を観に行くことに。
明日は帰るだけなので、実質今日が最終日。

試合はナイターなので、早起きして十分のランタン上げに行こうかと考えていたけど、相変わらず天気は不安定。なにより思ったほどクレジットカードが使えなくて(韓国と同じようにクレカの汎用性が高いと思っていた)、手持ちの現金がもう1000元ちょっとしかない。
とりあえず午前中はゆっくりして、両替してから台中に向かうことにした。

ホテルを10:30に出発。ネットで見た中山の「昇祥茶行」へ両替に行くことに。普通のお茶屋さんが両替をやってる店だが、レートがいいらしい。
蒸し暑い中、歩くこと15分で昇祥茶行。なんと店舗は一週間前に火事に遭ったらしく、店の前にカウンターを出して臨時営業をしていた。
レートは1万円→2,840元。
ちなみに昨日の空港でのレートは2,850元だが、30元の手数料が取られてしまう。
ちなみに泊まったホテルの両替レートが2,780元だった。
確かにここで両替するのはお得だけど、めちゃめちゃレートがいいってわけでもない。1万円両替して、得したのは日本円で200円程度ってとこ。歩いてくる労力を考えるとホテル両替でもよかったかな。

…………………………………………………

再び歩いてMRTの中山駅へ。
もう観光する時間もなさそうなので、このまま板橋に行き、ラミゴショップに寄ってから新幹線で台中に向かうことにした。

中山を11:08の松山新店線に乗り、西門11:12着。西門で板南線に乗り換え、板橋11:25着。
西門では階段を上がって乗り換えるものだと思っていたが、なんと同一ホームでの乗り換えだった。大国町みたい。もしくは赤坂見附。


…………………………………………

板橋駅は新幹線、在来線、MRTが集まる駅とあって大きい。
まずは、台北へ向かう列車のチケットを買うことに。

高鐵(新幹線)でもよかったけど、ちょうどいい時間に台鉄(在来線)の普悠瑪号もあるので、そのチケットを取ってみることに。時間はかかるが、普悠瑪号なら台中まで乗り換えなしで行ける。
たまたま隣に並んでいた青年に手ほどきされながら、自動券売機での購入にトライしてみたが、あいにく12:53発の普悠瑪号は売りきれ。無座(立席)で行くことも考えたが、妻を連れての二時間近くの立ち乗車はキツい。
結局普悠瑪号は諦め、高鐵のチケット売場に行き、12:55の新幹線で台中に向かうことにした。
今度は自動券売機の使い方が分からなかったので、窓口で紙に書いて見せた。どこ行ってもそうだったけど、これが相手に一番通じやすい。

…………………………・・・…・・…

発車までは小一時間あるので、お目当てのラミゴショップへ。店舗は駅の一階にあった。
規模はそう大きいわけではないけど、品揃えはまぁまぁ豊か。

日本人だと分かると、店員はやたらと王柏融Tシャツを薦めてきたが、私としてはラミゴモンキーズを全面に押し出したTシャツが欲しい。何より身売りの話が出てるから、愛らしいこのロゴがなくなってしまうかもしれないのだ。
店員の薦めを断り、ロゴ入りのTシャツを買った。
身長163センチ。肩幅ややガッチリ。私のサイズはこちらではSかMぐらい。


………………………………………………


板橋を12:55の新幹線に乗車。車中では駅で買った台鉄の便當(駅弁)を食べた。
私のは右。お肉が柔らかく、ご飯に味が染みていてうまかった。80元。
妻のは高鐵で売ってた菜食の便當。こちらは100元。
こちらではだいたいメシの値段は100元がキリがよくて良しとされてる雰囲気。

…………………………………………………

高鐵台中13:48着。


14:00の在来線に乗り換え、台中14:14着。在来線では悠遊卡が使えた。



台中駅は巨大な屋根がかかっていて、大阪駅を彷彿とさせた。
2016年に完成したというから大阪駅と同じぐらいの時期か。



ちなみに旧駅舎も保存されている。東京駅のような辰野金吾風駅舎。


…………………………………………

今日は駅前のチャンスホテル(巧合大飯店)泊。

Booking.comで窓なしツイン972元。日本円で3,000円ぐらい。
チェックインの15時には少し早いが、部屋に入れてくれた。


日本のリッチモンドホテルのように自動精算機で決済して、部屋のキーカードが出てくる仕組み。日本語はちょっと変だったけど、意味は分かるので無問題。
旅装を解いたのち、球場に出掛けた。

…………………………………………

ホテルの隣がすぐバス案内所だったので、カウンターのおばさんに「洲際棒球場」と書いたメモを見せて訪ねてみた。


おばさんが渡してくれたメモ。
てっきり駅前からのバスを案内してくれるものだと思っていたけど、北東の方向に3ブロック歩いたところから「65,58,12,700」番のバスに乗れ、という。
少し歩いたそのバス停は「千城站」って名前のバス停だった。

洲際棒球場への行き方をネットで調べるとたいてい、駅前から12、58番のバスが出てくる。けどもこのバス停にくると65番や700番のバスもあった。
台中駅前を寄らないバスも集まってくるのだろう。カウンターのおばさんは少し無愛想だったけど、親切心でこの乗り場を案内してくれたのかもしれない。


バスに乗車アピールをする人たち。
日本みたいに人がいたら勝手に止まってくれるわけではないので、こうして乗るほうも必死。バスはバス停から離れたところで止まってしまうこともある。

なんとか「12番」バスを捕まえ、15:39に乗車、16:17に球場に着いた。
棒球専車ではないが、悠遊卡を使えば料金は引き去られなかった(モニターには0元と表示された)。

………………………………………………………

▽球場外観
中信兄弟のホーム球場。
ウインターリーグでも使われる球場で、赤いアーチはテレビ中継などでも見覚えがある。


▽グッズ販売店
昨日の天母はカウンターを並べただけの簡素なものだったが、こちらはしっかりとした店舗で、なんと阪神や巨人など日本のユニフォームも販売していた。
ラミゴなど中信兄弟以外の台湾チームのユニフォームも置いているが、種類は限られているので、やはりラミゴグッズは板橋のラミゴショップで買って正解だったかも。


チケット売場は混んでいた。
が、流れはスムーズ。あらかじめ紙に書いた希望席種を見せて購入したが、前に並んでいた現地の方が日本語も話せる方で、窓口氏に伝えるのに助太刀してくれた。桃園から車で一時間半かけて来たのだそうな。熱心なエレファンツファン。
なお、窓口ではクレジットカードは使えなかった。


今日は中信兄弟が阪神とコラボした「阪神甲子園デー」。入口には林威助二軍監督を中心とした大きなパネルがあった。


私も林威助監督パネルとパチリ。このためにTシャツも持ってきた(笑)



▽球場全景
両翼325中堅400


内野スタンドは二層式で今日の試合では上段は使用しない。


一塁側、三塁側ともに「中信兄弟」の応援席という位置付けで、ビジターであるラミゴの応援団は外野に追いやられていた。スピーカーを使用しての応援だった。


外野席全景はこんな感じ。
なお、内野と外野の通路は関係者しか行き来できない。



内野席は普通の座席の他、上段にはグループ向けのバルコニー席もあった。


球場内通路も凝っていて、まさにボールパークって感じ。日本のマツダスタジアムや、韓国の光州KIAチャンピオンズフィールドに近い印象。



食べ物は球場内に設けられた飲食店で買うのもいいが、ピザや寿司など定番のものになってしまうので、外の出店で買うのが楽しい。
私は葱餅を買った。

よく分からないで買ったが、パンの中に餃子の餡みたいなのが入っていてうまかった。50元。


このほか阪神甲子園デーからなのか、日本食の屋台が3つほど出ていて、お好み焼の屋台には長い行列が出来ていた。


阪神甲子園デーということで、キー太、ラッキーちゃん、タイガースガールズも来場。
アナウンスも甲子園でアナウンスされていた方が日本語での放送を務め、日本人には分かりやすい試合となった。ありがたい。



………………………………………

∇今日のスタメン
【ラミゴ】【中信兄弟】
(中)陳晨威    (二)吳東融
(指)林立        (三)王威晨
(左)藍寅倫    (右)詹子賢
(捕)林弘育    (指)林智勝
(一)朱育賢    (中)張志豪
(二)郭嚴文    (一)蘇緯達
(遊)林承飛    (右)岳東華
(右)陽耀勳    (捕)高宇杰
(三)梁家榮    (遊)王勝偉
(投)リズ        (投)ビヤヌエバ

PL 紀華文 1B 邱景彥 2B吳家維 3B王俊宏


▽試合
ラミゴ2ー1中信兄弟
(洲際17:04~21:02 観衆7038)

ラミ 001 000 100=2
中信 000 000 100=1


ラミゴ)○リズ5.2-葉家淇1-黃子鵬0.2-S陳禹勳1.2

中信)●ビヤヌエバ6.2-鄭佳彥0.1-陳柏豪0.1-鄭凱文0.2-李振昌1


本塁打)

中信)王勝偉 10号ソロ(7裏 葉家淇)


ラミゴがリズ(元楽天)、中信がビヤヌエバの外国人投手対決。
ラミゴは3表、陽耀勳の二塁打をきっかけに一死3塁のチャンスを掴むと、1番の陳晨威がレフト前に落ちるタイムリーを放ち、ラミゴが先制。ラミゴ1-0中信。

その後、両投手の踏ん張りもあって試合は膠着状態が続いたが、
7表、ラミゴは陳晨威の今日2本目のタイムリーで1点を追加。ラミゴ2-0中信。

その裏、中信は王勝偉のソロで1点差に迫ったが、ラミゴの巧みな継投の前に最後まで追い付くことができなかった。

……………………………………………………


阪神甲子園デーということで、7回には風船上げ(おなじみのマーチ付)があったりしてNPBムードが高まった。


試合でも陽耀勳(元ソフトバンク)や、鄭凱文(元阪神、DeNA)ら、元NPB勢の活躍する姿が見られ大満足の試合だった。


終盤には応援リーダーの掛け声のもと、バックネット裏の客まで総立ちになる状態となり、球場は興奮のるつぼと化した。
よう分からんけど、周りの人たちと踊ったりして、ただただ楽しかった。



…………………………………………………

試合終了21:02。
中信が負けたにも関わらず六甲おろしが3番まで流れたw

帰る頃には外のグッズコーナーはすでに閉店してしまっていた。なんと合理的な。

帰りも行きと同じ12番バスに乗り、台中駅へ帰った。バスはそれほど待たされなかったし、並ぶことなく1台目のバスに乗れた。


台中駅前21:48着。
ホテルに戻ったらシャワー浴びて泥のように眠った。

………………………………………………

翌8/26(月)は前述のように帰るだけの一日。

台中から在来線で高鐵台中に出て、8:32の新幹線に乗車。
高鐵桃園で降り、MRTで桃園空港第1ターミナルへ。
台北桃園空港11:30発のエアアジアDJ804便で帰名の途に就いた。

2試合だけでは物足りない。
もっとたくさんの球場に行ってみたいし、応援の風景も見てみたいし、鉄道の旅も楽しみたい。
お金や休みの都合で、そうそう来れるわけじゃないけど、またきっと来ることを心に誓った。再見!