【自然素材の話~塗り壁の素材『漆喰』】 / 富士・富士宮・三島 フジモクの家 | フジモクの家 富士・三島・御殿場の工務店~新築・リフォーム~

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フジモクは、静岡県東部を拠点に富士ひのきを使用した木造注文住宅をつくっている工務店です。


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【自然素材の話~塗り壁の素材『漆喰』】

 

前回、仕上げ材としての自然素材の話第1回目~塗り壁の素材『珪藻土』のお話をしました。

前回はこちらから>>https://ameblo.jp/fujimokunoie/archive7-201803.html

今回は、日本で古くから使われてきた塗り壁の素材『漆喰』のお話です。

 

 

さて、みなさん!「漆喰」は当て字だったということをご存知ですか?

「漆喰(しっくい)」は、「石灰(せっかい)」の唐音(音読みの一種)の当て字が定着したと言われています。石灰岩から石灰ができ、塗り壁の漆喰になるまで。どうやら漢字の表記と同じように、主成分のカルシウムの名称も変化するようです。一つ一つ見ていきましょう!

 

【漆喰とは】

・石灰は、石灰岩から作られます。

・石灰岩は、海の底で積もった貝殻や珊瑚の死骸などが蓄積して石になったものです。

 

【漆喰になるまで。「主成分、カルシウム」の変化】

①  石灰岩から削り取った石灰石、主成分は炭酸カルシウム=CaCO3です。

  石灰石を高温(900~1500℃)で焼くと、二酸化炭素=CO2が放出されて酸化カルシウム=CaOになります。これを生石灰(せいせっかい)と呼びます。

  生石灰に水を加えて水和反応させると水酸化カルシウム=Ca(OH)2、消石灰(しょうせっかい)になります。これが一般的に石灰と呼ばれ、園芸肥料や運動会のライン引きなどに使われています。

  消石灰は水を加えて練っても粘りが出るものではありません。塗り壁の素材にするために、糊やひび割れを防ぐつなぎ材を混ぜて水で練り合わせて『漆喰』になります。

  塗られた後の漆喰は、主成分の水酸化カルシウム=Ca(OH)2が空気中の炭酸ガス=CO2を吸収し水分=H2Oを蒸発させながら徐々に硬化していきます。この作用がホルムアルデヒドなどの有害化学物質を吸着分解する機能として注目されている所以です。そして、最後にはもともとの原料である石灰石、炭酸カルシウム=CaCO3に戻るため塗り壁自体が石のように固くなるのです。

 

【住宅の内装下地材、石膏ボードについて】

ところで、石灰(漆喰)と同じイメージの「石膏(せっこう)」。住宅では内装下地の「石膏ボード」があります。

主成分は、石灰とは違う硫酸カルシウム=CaSO4です。一般的には、二水石膏=CaSO4・2H2Oという成分で、120~150℃に加熱すると焼石膏になり、これに水を加えると流動状になった後再び元の二水石膏に戻って固まり「石膏ボード」になっています。

 

【漆喰の歴史】

漆喰の歴史はとても古く、約5千年前のエジプトのピラミッドの壁に使われています。ヨーロッパでは古代ギリシャ神殿やローマ時代の遺跡で数多く見られ、中国では万里の長城のレンガのつなぎ材に使われているそうです。国内では、千3百年以上前の飛鳥時代の古墳に使われています。耐久性に加えて耐火性も高いことから城や土蔵、神社仏閣などの壁に塗られ、明治維新以降の洋風建築にも使われてきました。

しかし、戦後の高度経済成長期から石油化学製の建築材料が普及し始め、調合や水練りの手間と時間が掛かる漆喰は敬遠されるようになってしまいました。その後、石油化学製品に含まれる有害化学物質による健康被害が増えてきたことから、その対策として、また身体に優しい自然素材として漆喰は再び見直されはじめているのです。

 

【漆喰の塗り壁材としての効果】

それでは、フジモクが塗り壁の素材として珪藻土と共に漆喰もお勧めしている理由をお話しましょう。

耐久性と耐火性

漆喰は、壁に塗られた後、炭酸ガスを吸収しながら長い年月で徐々に硬化していきながら石灰石に戻っていくので耐久性が高いと言われています。また、その素材は1200℃の熱でも燃えず、ダイオキシンを発生することもありません。

●抗菌性と吸着性

漆喰の主成分である炭酸カルシウムは強アルカリ性です。長い年月を経て中和していきますが、それまでの間は、細菌やカビ、ダニなどを抑制する力が強いといえます。

また、漆喰が炭酸ガスを吸収しながら徐々に硬化していく作用は、同時にホルムアルデヒドなどの有害化学物質を吸着分解する機能を有していると言われています。

●防汚性

漆喰の主成である炭酸カルシウムは静電気を起こさない安定した物質といわれています。ビニールクロスなど石油化学製品は静電気が発生して空気中のほこりなどを吸い寄せてしまい表面が黒ずんで汚れてきますが、漆喰の表面にはほこりなどが付きにくいため汚れずに白さを保つことが出来ます。実は、自然素材の良さはここにあるのです。

●メンテナンス性

表面をこすったりしてちょっと付いてしまったような汚れは消しゴムで消すか、カッターナイフなどで削って取り除くことができます。広い範囲で汚れてしまった場合は、薄めた漆喰を刷毛やローラーで上塗りして補修することもできます。これらは、お住まいの皆さんご自身でも出来ますので、年数を経て味わい深い壁へと変わっていく楽しみを味わうことが出来ます。

 

前回お話した珪藻土と同じように、漆喰としての効果がちゃんと発揮されるよう、糊やつなぎ材の調合や施工品質、経年でのメンテナンスをしっかり対応していくことを前提に、フジモクは塗り壁の素材『漆喰』をご提案しています。

 

引用参考サイト:

ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/

常識ぽてち http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/

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