少ないあまり布から名古屋帯を作りました | 藤工房(和裁士うりぼーと店長かめさん)の徒然日記

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お客様からオーダーいただいたのは、5尺(2m)ほどの紬の端切れ。

草木染の織物だそうです、とても上品な生地。

何とかなりそうな長さ・・・ですね。


これで名古屋帯を作りたい!とのことでしたので、やってみました。

まずはどうやっても足りない残り分の生地を手配する。


帯ですから、締め心地は重要ですよね。

紬の生地は摩擦力も大きく、帯にはいいですね。

足りない部分に足すのはやはり同じ素材にこだわりました。

無地の紬地を、同色に染める!

これで締めたときも違和感なし。

太鼓裏も足りないから別生地!

これも別染め、裏は濃い目のほうがしまります。


というわけで、完成。