わたしがナレーションをさせていただいた番組。
『ＮＢＳ月曜スペシャル「どうだい 元気にしとるかい 」～村民とともに、医師池田忠さん～』が、
日本民間放送連盟賞・優秀賞を受賞しました！
ＨＰ には、ナレーション・寺瀬今日子と、名前も掲載していただいています。
この番組は、人口1,800人の長野県泰阜村の診療所に、鹿児島から単身赴任してきた医師、池田忠さんの、「在宅医療」「地域医療」への情熱と、村民とのふれあいを、２年間に渡って追った、ドキュメンタリー作品です。
老いと死・・わたしの年齢になっても、リアルには考えたくないような気持ちがあります。
でも、誰にでも、それはめぐってくるもの。
その時に、どんな環境で、どんな人たちがそばにいてほしいか、はたしてそれが叶うのか、そして、どんな心で、その時を受け入れるのか・・・。
そんな数々の「問い」が頭の中に浮かびます。
医師、池田忠さんが、美しく紅葉するもみじを見て、こんな言葉をつぶやいていました。
「このもみじを、良くしようと思って、いくら肥料を入れたって、赤さが一年間続くことないよね。
どんなに立派な肥料をあげたって、これはこれで、赤くなって、そして葉を落とすんさね。
薬と同じ。どんなに薬あげたって、枯れるときは枯れる、葉は落ちるよね。
・・・でもきれいだね」
赤く色づいて、自分の人生を精一杯輝かせ、できるなら「きれいだね」と誰かに喜んでいただき、そして・・・
枯れるときは枯れる。
そんな心で、人生を送りたいものですね。
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