岡谷駅
長野県岡谷市の代表駅です。
岡谷市は元々「平野村」という村でしたが、そのまま市制施行された全国でも珍しい自治体です。
明治・大正時代は製糸業で栄え、昭和時代は時計、カメラなどの精密機器の生産が経済の基盤となっていました。
また、伊那谷、名古屋方面へ向ける中央自動車道と松本、長野方面へ向かう長野自動車道が分岐する岡谷ジャンクションがあり交通の要衝となっています。
鉄道的にも岡谷は重要な場所であり、中央本線はここで二手に分かれます。
元々、中央本線は塩尻峠を迂回するため、辰野の経由して塩尻へ向かっていました。
その後、技術の発達により塩尻峠を貫く塩嶺トンネルが開業し、より直線的に塩尻へ向かえるようになりました。
現在全ての特急列車、貨物列車と大半の普通列車は塩嶺トンネルルートを経由して塩尻に向かっています。
一方、辰野経由のルートは辰野で運行系統が分断され、岡谷から辰野の間はほぼ飯田線の列車が使用しています。
飯田線は辰野から分岐していますが、ほとんどの列車が岡谷もしくは茅野まで乗り入れています。
乗り入れ路線
・中央本線
・中央本線(辰野支線)
平屋建てのコンクリート駅舎です。2016年に旧山一林組製糸事務所をモチーフにした赤レンガ風のデザインに改装されました。上諏訪同様自由通路は別に設置されています。
こちらはリニューアル前の駅舎の様子。
駅前。大きな商業ビルがありますが、2022年に閉鎖されたようで解体される見通しです。
駅舎内。待合室とキオスクがあります。
改札口。他の諏訪地方の駅同様自動改札機が設置されています。
ホームは2面4線。地下道で連絡しています。
1番線ホームの先端にある0番線ホーム。
当駅で発着する列車が使用します。
岡谷から塩尻までの路線状況。
辰野支線は岡谷から辰野までは主に飯田線の列車が乗り入れ、辰野と塩尻の間でピストン運用を行っています。
一部例外もあります。