「ちょっとスジを痛めただけなので、大丈夫ですよ。」
整形外科でよく聞くセリフかもしれません。
ですが、本当に“スジ”だけの問題でしょうか?
実は、それ、スジじゃなくて○○かもしれません。
そもそも「スジ」とは何を指しているのでしょうか?
筋肉?腱?靭帯?…実際にはどれも「スジ」と呼ばれることがあります。
でも、スジを痛めるような動きであれば、骨や関節、神経にも影響が出ている可能性があります。
単なる“スジ”の問題ではなく、腱鞘炎、関節炎、筋膜炎、神経障害など、
しっかり治療が必要なケースが多いんです。
「スジを痛めただけ」は、医師が使うべきではない言葉
私は「スジを痛めただけ」という説明を絶対にしません。
なぜなら、それは
原因がわからず診断できなかったという免罪符
になってしまうからです。
患者さんの痛みには必ず原因があります。
それを見つけて、正確に説明するのが医師の役割です。
スジを痛めただけなら「放っておけば治る」は間違いのもと
一時的に痛みが引いたとしても、原因が残っていると再発を繰り返します。
慢性化してしまうと、回復に時間もかかるし、運動パフォーマンスも落ちてしまいます。
本当に「スジだけ」かどうか、一度チェックしませんか?
当院では、エコーを使った精密な診察や、動きの評価を通して、
どこに問題があるのかを丁寧に見つけ出します。
「何もしてないのに痛くなった」
「湿布だけで良くならない」
そんな方こそ、ぜひご相談ください。