教えている尚美学園大学の学生の、

私の授業の感想(現在はリモート授業)はいつもありがたいものが多く、中でも考察をしてくれている大学生の授業感想文を、本人と大学の許諾を得て紹介しますラブラブアップ

 

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「平気で間違えなさい」という言葉に強い衝撃を受けた。

「間違えるな」と言い、「正解の仕方」を教えて下さる先生は今まで沢山いらっしゃっても「平気で間違えなさい」と言い、「間違い方」を教えて下さる先生は、私にとって少なくともさっこ先生が初めてだった。

 

誰だって正解したいし、相手にだって正解して欲しいと求めてしまいがちだと思う。

しかしその意識が時に自分や相手を追い込み、苦しめてしまう。

正解の仕方しか分からないから不正解が怖くなるし、成功しかしたく無いから失敗すると辛くなる。

そして失敗をし、傷つくことを恐れて、挑戦や冒険をせず無難な道を選んでしまうことに繋がる。

そんな中失敗への耐性をつけるような授業は、やる気や興味はあっても、勇気を持ち切れず躊躇し足踏みをしてしまいがちな私にとってとても有意義な授業だった。


 あるテレビ番組で赤ちゃんはハイハイやよちよち歩きの時よく転ぶが、転ぶことで「痛かった」という感情や「次はこうしたら痛く無い」と試行錯誤することを覚えていくと聞いたことがある。

またイヤイヤ期には「やってみたい」という気持ちに満ち溢れている為、自分が出来る出来ないはお構いなく「自分でやる」と反抗するという。どうしても親は怪我をしたり、失敗してものを壊されたり汚されたりする前にやってあげたいと思うが、グッと堪えてやらせてあげるのも良い子育ての1つのやり方と聞いた。 今私はもちろん大体のことが一人で出来るが、逆にこの感覚は大人になればなるほどなくなっていってしまうのでは無いかと思った。今は滅多に転ぶこともなければ、「転ぶ」に値することに挑戦することさえも躊躇ってしまっている。


調べてみて分かったことだが、打たれ強さ、失敗した後の復活力、環境に左右されない気持ちの強さなど、ネガティブな環境下において発揮される柔軟な行動のことを「レジリエンス」という。

レジリエンスが高い人はミスを引きずらず、切り替えて前向きな思考が出来る。

それを鍛えるのに最も必要なのが「小さな失敗」を沢山すること、

そこから試行錯誤による「成功体験」、

そして自分の挑戦の過程を認めてあげる「自己肯定感」である。

 

まさにさっこ先生が授業でおっしゃっていることであった。

私もこの3つを大切に、もっと向上していきたい。

そしてそこから生まれたものをお芝居でも生活でも活かしていきたい。

 

参考文献

相原 里紗「はいはいで転んでもすぐ助けない!乳児期から学ぶレジリエンス」たまひよ ベネッセ 2019.4.28(2020,7,7  )

https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=38729

 

尚美学園大学舞台表現学科 荒木つばさ

 

 

 

※本人に許諾を得て原文のまま掲載