「 アバルト 595 

            アライメント調整 」です

 

この 「 3rd チンク 」は

 

デビューが 「 2007年 」ということで

 

もう 10年をはるかに超える年月で

 

造り続けられていましたねえ

 

このモデル ほんとに 

 

「 名車 」で

 

スタイルは 「 可愛く 」

 

また アバルトモデルになると

 

なかなかの凄みを 身に着けて

 

「 外観で 可愛くカッコ良く 」

 

標準モデルでは

 

「 必要にして十分 」な

 

「 トコトコ感 」で 愛らしく可愛く

 

アバルトモデルでは

 

「 ちょっと 驚くほどの

                      ヤンチャさ 」で

 

こんな仕事してますと

 

ほんとに いろんなモデル

 

試運転しますので

 

「 欲しいなあ 」と 思う車も

 

ちょくちょく在りますが

 

この 「 3rd チンク 」は

 

真剣に「 買おう 」と 考えました

 

( アバルトモデルでは 

               在りませんでしたが )

 

で 実は この 「 3rd チンク 」

 

「 3rd モデル 」なのかどうかも

 

ちょと 怪しい (爆笑)

 

実は 国内正規販売は 

 

無かったのですが

 

途中に 1991年デビューの

 

このような「 Cinquecento 」

 

というモデルが 在りまして ・・・

 

 

名前は 同じ 「 チンク 」なんですけど

 

違いは 良く知るモデルが

 

FIAT 「 500 」で

 

こちらのモデルが

 

FIAT「 Cinquecento 」と 数字では無く

 

英語表示なのが 異なります

 

一応 説明しますと

 

イタリア語では 「 5 」が 

 

「 チンクェ 」で 

 

後ろの「 チェント 」が

 

「 X 100 」となり 

 

「 チンクェチェント 」で 

 

「 500 」を 表します

 

「 600 」なら 「 セイチェント 」

 

「 200 」なら 「 デュエチェント 」と 

 

なりますね ~

 

なので この 英語表示の

 

「 Cinquecento 」を 含めると 

 

今回御入庫の この世代は

 

 

「 4thモデル 」と なりますね

 

難しい (笑)

 

ちなみに 有名な

 

「 ルパン(3世)モデル 」は

 

「 ヌォーバ 」(NEW) モデル

 

と言われ 「 2代目モデル 」となりますね

 

ちなみに 初代は これ

 

https://toyota-automobile-museum.jp/archives/car-database/detail.html?id=305

 

たぶん 知ってる人は 少ないと思います

 

けど やはり 今回入庫の このモデルは

 

「 100年語り継がれる 名車 」

 

だと思いますわ ・・・

 

ということで 御入庫のこの個体は

 

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左流れについて

・やや左に流れる傾向を感じる。

しかし、アライメント数値的に問題なく、

こんなもんですと言われれば、

そんなもんかと思える程度。

 

ハンドリング

・120kmぐらいだせば、

とてもリアの安定感を感じる。

欧州コンパクトカー

(しかもホイールベースが極めて短い)

なので、120km,巡行時に

リアが安定することを

優先したセッティングになっている?

(リアのトーイン強調?)

 

・峠道や阪神高速などの速度域では、

どうもハンドリングがしっくりこない。

・安全上、メーカー設計思想

(リアの安定)は

あまり崩したくはないのだが、

ハンドリングがよくなれば、、、。

 

コンパクトカーに幅広扁平タイヤ、

軽すぎる電動パワステ等、

ハンドリングが良くなる素性は

ほぼ無いと思うのですが、

キャラクターが

気に入っている車ですので、

一度アライメントのプロに

見て頂きたいと思った次第です。

これ以前に乗っていた

同じフィアットの

500S(ツインエアー)の

ハンドリングが、

まだ幾分マシだった記憶も

起因しています。

 

宜しくお願いします。

 

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ということで 御入庫です

 

そうですねえ ・・・

 

やっと 日本でも 「 120km/h 」が

 

合法となりましたもんねえ

 

長かった ・・・

 

国土交通省さん

 

安全が確保できるなら

 

順次もっと 120km/h区間を 

 

増やしてくださいね~

 

現在の自動車側は 十分 

 

その能力ができたと思いますよ

 

では 一応 いつものように

 

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左流れですが 様々な原因が在り

「必ず治る」とは 言えません
自分も一応「プロ」なので
御入庫となれば 全力を尽くしますが
100%治るとは言えません

定番のセリフとなりますが
御了承の上お越し下さいね

 

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ということで 御説明して

 

御入庫頂きました

 

では 受け入れでの試運転 ・・・

 

うん 直進性に関しては

 

自分が乗ったところ

 

まあ ほぼ問題ないかなあ ?

 

と思い オーナーさんに

 

御説明しました

 

ただ この 「 3rd(4th?)チンク系 」

 

新車時から リアにちょと 問題が有り

 

うちでは そこを

 

重点的にいじってゆきますね(笑)

 

下に台を置き

 

 

台の位置決めしたら ・・・

 

 

下準備して レベルをとりまして ~

 

 

測定!!

 

フロントはトーと キャンバーは

 

 

ほぼ完璧ですね

 

御聞きすると 

 

「 新車1オーナーで 

        アライメントはやったこと無い 」

 

そうですわ (喜)

 

良い個体ですねえ

 

ただ キャスターが ちょと 左右差が有り

 

オーナーさんのおっしゃる

 

「 左流れの違和感 」は これかな?

 

ということで

 

これを 出来るだけそろえて

 

チンク系のメインディシュ

 

「 リア 」へ ・・・・

 

 

数字は チンク系新車のいつもの様に

 

「 メタメタ 」ですね ~

 

「 右が 強烈なトーイン 」

 

「 左が 強めのトーイン 」です

 

 

いつもの様に これ 修正してゆきます

 

 

今回は オーナーさんの御希望もあり

 

いつもより 少しだけ 「 甘め 」の

 

修正で トーインを 残し気味に

 

セッティング致しました

 

仕上げたら 修正入れて

 

オーナーさんと 交代です

 

この上品な オーナーさんは

 

「 鉄道関係 」の お仕事をされていて

 

試運転中に 車内で「 貴重なお話 」

 

沢山して頂きました

 

有難う御座います

 

職種が違うので 興味深く

 

非常に 面白かったですわ

 

セッティングも気に入って頂き

 

自分のブログも

 

「 いつも読んでいて 面白いですよ 」

 

と褒めて頂き

 

書いてゆく 励みになります

 

有難う御座います

 

今後とも 宜しく御願い致します

 

イタリア育ちの「 綺麗なアバルト嬢 」

 

大事にしてあげて下さいね

 

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