新型コロナウィルス感染者数が激減していますが、感染後の後遺症に
悩む方が増えているようです。
もしかしたら後遺症という自覚がなくても、咳や全身倦怠感や頭がぼーっとするなど不定愁訴のお悩みを感じていませんか?

それらの症状の原因は「上咽頭炎」かもしれません。

上咽頭とは鼻の奥で、口を「開けると見える喉の上の部分にあたります。


(画像:木戸みみ・はな・のどクリニック)

症状は、倦怠感、慢性的な咳、頭痛、気分の変動、集中力低下、うつ、不安、胸の痛み、呼吸困難、動悸、息切れ、味覚・嗅覚の消失、耳鳴り、めまい、しびれ、胃腸の不調、食欲不振、湿疹など多岐にわたります。

PCR検査が陰性でも症状が数ヶ月続く人が多いようです。

原因は、上咽頭部の慢性的な炎症やうっ血が自律神経障害をはじめとする脳機能に影響を与えていると考えられています。

耳鼻科では上咽頭炎と診断された際に、塩化亜鉛溶液に浸けた綿棒で上咽頭を擦過する上咽頭擦過療法(EAT)、またはBスポット療法と呼ばれる治療が施されます。


画像:こもれびの診療所

実際に受けられた方のお話だと、鼻の奥を綿棒でゴリゴリ擦られるのがとても痛かったとのことです。
(数回受けたが残念ながらあまり効果がなかったそうで、当院の鍼治療を受けられました。)

鍼治療でも、上咽頭炎へのアプローチが可能です。
中国では鼻の穴から上咽頭に向けて長い針をする治療法も行われているそうですが、当院では行いません^^;

先程もお伝えしましたが、上咽頭炎は上咽頭部に炎症やうっ血が起きているので、これらの症状を改善すべく施術を行います。
もちろん人それぞれ体調や体質が異なりますので、全員に同じ治療にはなりませんが目指すものは同じです。



もし長く続く倦怠感や咳が止まらない、頭が働かず集中力が続かない、首肩こりが強いなどいくつかの症状が当てはまる方は、一度ご相談ください。