菅直人新首相(63)は8日、内閣の顔ぶれを正式発表。
目玉の1人が、行政刷新相に起用された蓮舫参院議員(42)だ。
事業仕分けで人気を得て入閣したが、
これに「待った」をかけたのが、
作家でコラムニストの亀和田武さん(61)。
かつて蓮舫氏とともにワイドショーの司会を務めたが、
蓮舫氏のキツ~イ一面を目撃。
菅内閣の人事に警鐘を鳴らした。
亀和田氏が蓮舫氏とTBSのワイドショーに出演していたのは
92~93年。
当時の蓮舫氏は
「このポジションを絶対手放さない!という感じ。
一言文句を言われると、百言言い返していた」
と言う。
プロデューサーから注意されても突っぱね続け
「泣きながら部屋を出て行くのを見た」。
周囲も手を焼き
「楽屋は大変だった。事業仕分けなんかかわいい方」
と振り返る。
衝撃は92年秋、亀和田氏がそれまでの週1回のゲスト出演から、
レギュラー司会陣に加わったときだ。
にこやかだった蓮舫氏が
「豹変(ひょうへん)した。激しく敵対意識を持って向かって
きた。自分が作ってきた番組だったので、おもしろくなかっ
たのでは」。
さらに
「(トークを)オレに振らないんだよ! しゃべりにくい事件
だけ振ってくる。オレは大人の対応をしたけどね」
という。
ギスギスしていたある日、蓮舫氏が急に愛想良くなった。
後に、亀和田氏と親交のあるジャーナリストが蓮舫氏に
「カメちゃんとうまくやってる?」と軽口を叩いたことが発覚。
社会派ジャーナリストを目指す蓮舫氏が
「オレもその仲間なので、仲良くしておこうと思ったのでは?」。
その後、蓮舫氏はテレビ朝日のニュース番組へ移った。
事業仕分けでもてはやされた蓮舫氏だが
「いやな女、悪相になったと思った人は潜在的に多いはず。
そもそも女優でもアイドルでもない、すきまタレント。
政治が今、本職で落ち目の人の敗者復活戦になっている。
その象徴で起用は浅はか」
亀和田氏はため息をついた。
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