このシリーズについての説明は、
(1)を参照されたし。
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方丈記冒頭「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」までは知っていたものの、それに続く「よどみに浮かぶうたかたは」のうたかた、泡沫と書くと知って驚愕した。ほうまつとしか読んでいなかった。
泡沫といえば人魚姫。 最初にこの話を知ったのは、いわさきちひろの絵だったためそのイメージもあってか、原色ばかりのディズニー版アリエルは苦手だったりする。私にとっていずれ消える儚いものは、水彩絵の具でやわらかに描くか、繊細なペンで丁寧に描くかのいずれかが好ましい。
できるなら、日文やれそうなとこに滑り込みたいと強く思った。変体仮名もさっくり読めるようになりたいし、そういう浪漫のあることをしたい。親は、儲からないからと猛反対するのが目に見えてるから、諦めてるけど。
親に育ててもらってきた恩は、いつまでどんな形で返せばいいのか、返さなければならないのか、考える。
いつまで自分の狭い価値観の中で自分だけの世界の中で生きていくんだと言われて、泣きそうになった。狭い価値観とは?狭い世界とは?はたして、本を通じてSNSを通じて見る世界はそんなにもちっぽけなものなのか。
私だって、人と関わらずに過ごしていけるならそうしたいし、それで生きていけないだろうと言われたらぜひその状態において殺してくださいっておもうし、でも一応社会の中で生きるつもりがあるからこそ、こうして今日も放課後の保健室呼び出しに応じて応じたんだけど。
そろそろ毎週のように呼び出されてうざったいところ。
強く強く強く、生きたい。守られる(守っているつもりの人間に囲まれる)子供って立場もしんどいところあるから。
どんなテレビ番組だろうと、大仰な効果音と見出しがあるだけで回れ右してしまう。見るだけで疲れる。
身体的疲労と精神的疲労の境目は見えず。言葉に負けて日課を止めることの方が私は腹が立つから今日も走ったけど、 無駄な声かけのせいで無駄に体まで重くなる。
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人魚姫のことを好きな痩せ姫も多い印象。
ハイリスクローリターンな生き方に、
共感するのだろうか。
もっとも、どちらの姫の生き方も、
それをハイリスクローリターンと見るかどうかは、
さまざまなはず。
あと、親との食い違いや保健室からの呼び出し、
というのもまた、痩せ姫あるあるだと思う。