4年前の8月、ある痩せ姫がこんなことを言っていた。


「あたしは生きるために一生懸命痩せたんです。生きるために一生懸命食べるのをやめたんです。生きるために一生懸命下剤を飲んだんです。それを阻止しようとするんですか?それは生きるのをやめていいと言っているのと同じです」

 

その時点での体重は、33キロ。

身長についてはわからない。


「明日無理矢理お母さんに病院連れてかれるけど、ちゃんと話せるといいなぁ
今夜のうちに携帯のメモに色々書いて見せる準備しなきゃな」

とも言っていて、その結果、入院ということに。

ただ、8月のうちに退院することができた。

その経緯はこういうものだ。


「摂食障害の苦しみはその人にしか分からないから、ママは無理にこれ以上食べろとは言わないよ。目標体重まで短期間で達成させたからそりゃ不安だよね怖くなるよね。いいよ、食べなくて。維持して退院しよう。って言ってくれた」

「痩せ姫の本を渡してからお母さんは変わりました。食べないことに否定しなくなったし、たべれるものを食べればいいよって言ってくれるようになったし、入院するよりお家の方が良くなると思うよっていってくれるようになりました。下剤乱用も少しずつ辞めればいいって言ってくれるようになった」
「重りをつけて直前にがぶ飲みするという卑怯な達成の仕方しましたが許してください。
こんな病棟居れたもんじゃないのでこうするしかなかったんです。
もちろん、測定終わって達成してるの認めてもらって明日退院って言われた後にがぶ飲みしたカフェオレは全て吐きました」

 

彼女にとってはそのすべてが、

「生きるために一生懸命」やったことなのだろう。

儚いようで強く、強いようで儚いという、

痩せ姫らしさも伝わってくる。
 

保存した発言が他にもあるかもしれないので、

そのうち、探してみたい。