北京五輪のフィギュアスケート・女子で、
ロシアのシェルバコワが優勝した。
ネットでは、その体型について、
「拒食症?」みたいな書き込みも見られたが、
彼女がもともと細かったことを理由に、反論する人もいる。
ちなみに、上が去年で、下が一昨年の写真。
4年前(2018年)は、こうだった。(写真左)
なお、子供時代はこんな感じだ。
もともと、痩せ気味の女の子がフィギュアと出会い、
厳しい節制をしていけば、かなり細身の少女ができあがる、
ということだろう。
そのうえ、技術と体力が身につけば、優秀な選手となる。
彼女を育てたコーチのやり方は、
まず、こういう素質のある子を見つけること。
そして、徹底的に鍛え上げ、
今のフィギュアで有効な体型と技術が絶妙に調和する、
15~17歳くらいに勝負させること。
その子が力を発揮できる五輪は一度あるかないか。
タイミングが合うかどうかは、運次第だったりする。
残酷だが、素質のある子が次々と現れてくれるなら、
勝ち続けるためにこれほど確実な方法はない。
シェルバコワは見事にチャンスを活かし、最高の姿で舞った。
ワリエワのドーピング問題については、他国も批判できるが、
それ以外はルールに反してるわけじゃないので、
どこ吹く風だろう。
なんだかんだいって、
ロシアは今回も最強の証しを示したといえる。
日本も同じことをやってほしいとは思わないけど、
ロシアの選手たちが他国とは違う世界観で勝負していて、
それが独特の美しさを醸し出していることには、
感嘆せずにいられない。
※ 写真はすべて本人のインスタより。