(痩せ姫への憧れを詩的に表現した、ある女性のつぶやき)
胸って不恰好だと思うんですよね。
脂肪が二つも突き出てて。
痩せ姫さんたちの痩せ方は、どうしても死を連想してしまうけれど、
同時に空想上の妖精みたいな美しさも感じる。
拒食脳になったとたん、
食べ物が異物にしか思えなくなるから不思議です。
楳図かずおが言ってた、
「死ぬことより怖い話は、変身すること。
自分ではない自分が生き続けること。
それは目に見えないものに自分が支配される怖さ」
って
食欲に支配されて体が大きく変化してしまうことにも近い気がする。
自分とは全く異質な物(食べ物)を咀嚼して取り込む。
あげく太ったりして姿が醜く変化するって考えたら恐ろしい。
怪物みたい
能楽の先生で、飴が嫌いな先生がいました。
砂糖の塊にしか見えないそうです。
もっと食べて、太ってって、
なんか思想を押し付けられてるみたいで、宗教じみたものを感じます。
痩せ姫さんコミュニティは世間から隔離されている感じもするけど、
それにより秘密の花園感も増してる気がします