「食の起源5」(2月23日放送)
テーマは美食で、
人間にとってのおいしさの謎を探る内容だった。
他の生き物が食べられない苦味を克服できた理由について、
脳の仕組みが関係しているとのこと。
「食べ続けていくうちにこれは安全だ
っていうふうなことを記憶していくと、
食べる価値がある、と判断するものに対して、
おいしいと感じるようになる、っていうことなんです」
という専門家の解説を聞いて、
「苦いけれどもおいしい、
っていうところがついてくるんですね」(長瀬)
「食べる価値があり、が、おいしい、なんですか」(国分)
といった反応が示されていた。
これはおそらく、
痩せ姫が太りにくい食べ物をおいしく感じるようになる、
ということにも通じる話だ。
また、こんなナレーションも。
「人類は栄養や健康よりもすっかり
おいしさを追求する生き物になってしまいました
でもこれで終わりじゃないのが人類のすごいところ
味覚や嗅覚も上回る三つ目の特殊能力が存在するんです」
何かといえば、それは目や耳に飛び込んでくる情報。
たしかに人類は、料理の名前や口コミなどの評判からも、
おいしさを割り増しできたりする。
専門家からも、こんな言葉が。
「おいしさを共有する、あるいはそういったものを拡散していく、
非常に重要な人類の特徴であるかなと思ってます」
これもまた、痩せ姫にちょっと違う意味で当てはまる、
こちらは一般的なおいしさとはまた別の、
「おいしさ」の情報を共有・拡散しているといえるから。
その究極というか、象徴的発言が、
かつて、ケイト・モスが言った
「空腹にまさる美味はない」(意訳)だろう。