ある女の子の「痩せる」ための日々。

 

「体重計にのって数字が減っていることだけが楽しみで

朝ごはんはおにぎり1個

お昼はおにぎり1個にリンゴ1/2個、ヨーグルト

夕飯は焼きしいたけ3枚

の暮らしをしていました」

 

これにより、153センチ38キロだったのが、

数ヶ月後には、31キロになった。

両親には「食べなさい」と言われたが・・・

 

「頭の中は体重を減らすことが一番の使命!

みたいになっていて、

たくさん食べさせられるくらいなら家をでないといけないかも』

と真剣に考えたりしていました。

『お肉やお魚を食べると体が汚れる』

と思い受け付けませんでした。

どうしても食べられませんでした」

 

そのうち「固形物を食べない」と決めるほどになったが、

それでも「これ以上痩せない」ことがもどかしく、

焼き肉屋やコンビニのバイトを掛け持ちで始めたという。

 

「更に、夜は寝るまで公園を走り、縄跳びをし、筋トレをし…

友達とは全く遊ばず、

とりあえずカロリーを消費することに命を懸けて過ごしていました」

 

この子がその後、どうなったかはわからない。

なんにせよ「一番の使命」とか「命を懸けて」、

そして、

食べることによって「体が汚れる」という感覚に、

痩せ姫らしさが垣間見える。