息を凝らしてスクリーンに注視していて感じるのは、
映像そのもの、映画館自身が、サイレントでいないこと。

クワイエットとは、現状の中で物音を立てることなんだろう。

イントロ部分で人形劇が始まり人形が膨らましたゴム風船に釣り人形が空中を舞い出す静寂なファンタジーな場面で、突然ゴム風船が破裂するショックな場面から、
ニューヨークの騒音、劇場のサイレント、ゴム風船の破裂音、劇場外の騒音…

そんな喧騒の中にクワイエット人が襲来する展開…

その後は、屋外では噴水ぐらいの音しか聞こえない静まり帰った街で犯してはいけないのは、物音?話し声?

この緊張感は、生死を伴う物音がキーワードとなる…

騙されて人形劇を見に来たサミラは、
余命少ない詩人らしく、死を恐れずあと数日数時間を物音を立てることなく、懐かしの店のピザ食べに行く…

クワイエット人とは共生出来ないだろう…
人間は彼からの餌になるのだろうか?

魚か人魚になるしかないか?


コロナ終焉以降、
鉄道車内や街やレストランなどの騒音が大きなったように感じるは僕だけか?

ふと、クワイエット人がいないか探してしまう。




(^_^*)





クワイエット・プレイス DAY 1
劇場公開日:2024年6月28日 100分


音に反応して人間を襲う“何か”によって人類滅亡の危機に瀕した世界で、沈黙を守って生き延びる一家の姿を描いた人気サバイバルホラー「クワイエット・プレイス」のシリーズ第3作。

田舎の町を舞台にした前2作と変わり、今作では大都会のニューヨークが舞台となり、これまで語られてこなかった“何か”が地球に襲来した最初の日を描く。

飼い猫のフロドとともにニューヨークに暮らすサミラ。大都会ゆえに不寛容な人もいるが、そんな街での日々も、愛する猫がいれば乗り切ることができる。
そんなある日、突如として空から多数の隕石が降り注ぎ、周囲は一瞬にして阿鼻叫喚に包まれる。

そして隕石とともに襲来した凶暴な“何か”が人々を無差別に襲い始める。
何の前触れもなく日常は破壊され、瓦礫の山となった街の中を逃げ惑うサミラは、路地裏に身を隠して息をひそめ、同じように逃げてきたエリックという男性とともにニューヨークからの脱出を計画するが……。

前2作で監督や脚本を務めたジョン・クラシンスキーは、今作では製作や脚本を担当。
ニコラス・ケイジ主演のリベンジスリラー「PIG ピッグ」で注目された新鋭監督マイケル・サルノスキがメガホンをとった。
主人公のサミラ役に「ブラックパンサー」「それでも夜は明ける」のルピタ・ニョンゴ、サミラと行動をともにするエリック役に「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジョセフ・クイン。
また、シリーズ第2作「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」でジャイモン・フンスーが演じた謎の生存者も登場する。


クワイエット・プレイス DAY 1
劇場公開日:2024年6月28日 100分